経済産業省が社会人基礎力に関する緊急調査なるものを公開している。企業が職場で求める能力について調査を行ったもので、これから就職を目指す方達には参考になる内容だ。これから就職を目指す人たちにはおすすめだ。アンケート結果についてはかなりの企業が実名を出している。社会人基礎力として、前に踏み出す力(アクション)、考え抜く力(シンキング)、チームで働く力(チーム力)の三つの力をあげている。それぞれの力をさらに分解し12の能力要素について、各企業が社会人に対しどのような能力を重視しているかを調査している。業種ごとの重視している能力をまとめたり、若者の能力の強み弱みに整理したりとなかなか興味深い結果が載っている。例えば、建設業界ではチームで働く力が顕著に求められているとしているし、サービス業では前に踏み出す力が求められている結果となっている。実に業界の特徴が出ているではないか。建設業界はチームで仕事をすることが大切だし、サービス業界では前に踏み出す力として実行力や相手に働きかける力が必要だ。しかし、この結果は各業界の問題にも結びついている。建設業界のチーム力が行き過ぎた結果が業界ぐるみの談合であるし、サービス業界の前に踏み出す力の行き過ぎが強引な売り込みや誇大広告に結びつく。それぞれの業界で必要な力は、使い方を間違うと大きな過ちにもつながるということだ。
若者の皆さん、社会人として求められている基礎力を身につけるとともに、間違った使い方をしないようにくれぐれもご注意くださいね。
アドレスは以下の通りです。http://www.meti.go.jp/press/20060418005/20060418005.html
若者の皆さん、社会人として求められている基礎力を身につけるとともに、間違った使い方をしないようにくれぐれもご注意くださいね。

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