平凡な父のHitori言

平凡なサラリーマンのありふれた道程の記録

王監督、復帰おめでとう

2006年08月02日 22時29分10秒 | 野球
 今日は王監督の笑顔を見られてうれしかった。癌の手術が成功し、早くも、退院。さすがに現役、監督業と、長い間プロ野球界で体力を鍛えてきただけあって、たいしたものだ。まさに立派な大人の鑑だ。WBC、ペナントレースとほとんど休みなくやってきて、あっという間に癌手術を無事終え、九月には監督として復帰する予定だという。今の巨人の選手に古い言葉だがこの気概があったら、もう少しいい成績を残しているだろうにね。もともと才能に恵まれた選手達なのだから、精神的に強ければと思ってしまう。
 いくらハイテクの時代でも、人間がやるスポーツは精神的な強さが占める部分は大きい。その強さは、生まれついての才能や身体能力とは関係なしに、誰でも自らの努力で鍛えることができるものだし、例え年老いても保つことができるものだ。王監督の元気な姿を見られて、そんなことをつくづく思い起こされた。

松井選手の復活が待ち遠しい

2006年07月26日 21時34分37秒 | 野球
 松井選手の復活の日が近い。新聞で松井選手が守備練習を開始したとの記事を見た。レフトでノックの練習を受け、地面すれすれの打球も問題ないという。怪我のときのトラウマが残っていそうなものだが、さすがゴジラ松井はすごい。思いもよらぬ怪我から三ヶ月近くが経とうとしているが、八月の中ごろには球場に戻ってくるに違いない。野球人生の中で、シーズン中、これだけ長い期間野球ができなかったことはない。きっと今は、野球がやりたくてやりたくてたまらないんじゃないだろうか。この野球への渇望感がいい結果になってほしい。外からヤンキース、野球を見たことできっと何かつかんだものがあるはず。怪我から成績は落ちていく選手と、カムバックしてさらに成績が上がる選手がいるが、松井選手はきっとファンの期待に応えてくれるだろう。
 復活の日が待ちどうしい。今日は久しぶりに大きな太陽を見たが、松井選手のいないメジャーリーグは長い梅雨と同じだったよ。

目標、自信、誇り

2006年07月18日 21時53分44秒 | 野球
 プロ野球で長いペナントレースを戦い抜くために必要なものが三つある。三つとも持っていればこれほど心強いものはないが、一つも持っていないとただゲームをこなすだけになってしまう。今の巨人はその三つを失っている。ただし、あきらめず、一つずつ取り戻すなら、きっとこれからのチーム力アップにつながるだろう。その三つのものとは、目標、自信、誇りだ。しかし、一歩間違うと、目標は夢想、妄想になり、自信は過信、油断となり、誇りは驕り、傲慢につながってしまうものだ。そして、もう一つ、団体スポーツに必要不可欠なものがある。それは全員がこれらを共有することだ。同じものを持ち、同じ目標に向かったときにこそ、大きな目標が達成されるのだ。目標が見えなくなり、自信を喪失し、誇りを持てなくなったとき、人は絶望の淵に立たされる。今の巨人はまさにその状態だ。巨人の大先輩である王監督、長嶋名誉監督を見よ。大病にかかろうがそれを克服し、立ち上がろうとしている。高齢と呼ばれる年齢になってもいまだ毅然と立っている。
 さあ、巨人軍よ、もう一度立ち上がり、一つずつ失ったものを取り戻せ。誇り、自信、目標を順番に取り戻し、チャンピオンフラッグを掴むことができなくても、最後まで誇りを持って戦い貫け。平凡なファンの届かぬ声だが、日本プロ野球を盛り上げるためにも頑張ってほしいものだね。

巨人よ、納得して負けろ

2006年06月27日 21時38分10秒 | 野球
 五月までの好調さがウソのように巨人が弱い。あんなに強かったのに、今は12球団一弱いのではないかと思ってしまう。セパ交流戦に入ってから怪我人が続出し、凡ミスがぽろぽろ出る。メンバーを入れ替えてみたり、いろいろやっているが一向に好転しない。こうした苦しいときにこそ、必要なことはチームワークだ。一人ひとりのミスをお互いにカバーしあい、負けるにしても納得のいく負け方をすることだ。納得して負けること、これが実はこうしたときのよい薬になる。自分達が強いときのイメージのまま納得できずに負けているから、次のゲームに負けが活かされないのだ。何がまずかったか、どこでいらぬミスをしたかをよく考えない限り、今の不調は続くし、怪我人が戻ってきてまた勝ちだしても同じことが起こるだろう。
 巨人よ、同じことを繰り返すな。弱いからと言って外部から戦力補強し、なんとかきりぬけ、自前で若手選手を育てないと本当の強さは戻ってこないよ。自分達が未熟なせいで負けてもかまわない、今こそ誇りを持って負けよ。その負けを明日への強い力に結びつけろ。苦しいときにこそ胸を張れ。      
 全国の巨人ファンが泣いている。

野球選手にファッションセンスが必要か?

2006年05月09日 21時58分20秒 | 野球
 新庄選手がまたまたお騒がせしているようだ。「オシャレで見た目も良くて、カッコ良くて。そうじゃないと若い子は見に来ない」、「もう野球だけじゃ、これからはダメです」とテレビで発言したと言う。そんな行動に、野球界の経営者、一部の選手も賛同しているらしい。もう野球というスポーツはショーになってしまうのか。これからプロ野球を目指す選手には野球センスと同時にファッションセンスを求めるというのだろうか。プロの選手は球場入りするときにスタイリスト、ヘアデザイナーなどを連れて入れと言うのだろうか。芸能人化するスポーツ選手が多いことは確かだが、それは現役を引退してからのことであり、ファッションセンスを発揮するのは普段着のときでいいんじゃないの。客が呼べればいいだけの一部の経営者たちが新庄選手のファンサービスに賛同しているらしいが、プロ野球選手を目指す子供達のことを考えてみるといい。有名高校、有名大学、プロチームのユニフォームを夢見て、練習に明け暮れ、能力、技を磨いているというのに、見た目が大事だ、ファッションセンスがいるだというんじゃ、やってられないよね。ファンのためにやっていると言うが、野球ファンのためでなく、新庄選手の行動を面白がっているファンのためだけのような気がするが、野球を愛するファンはどんな気持ちだろう。
 グランド上のプレーでファンを魅了できないとしたら、日本のプロ野球は終わりかもしれない。また、貴重な日本文化の一つが絶滅の危機に瀕している。ファッションセンスを持ったプロ野球選手はいてもいいが、プロ野球選手にファションセンスを求めることは理解できないね。

新庄選手、個性を発揮する場をまちがえてない?

2006年05月08日 21時35分02秒 | 野球
 新庄選手がマナー違反のユニフォーム着用で物議をかもしている。本人のコメントでは「ファンのために選手個々がいろいろなことを最初にやる勇気を持ってほしい」とのことだ。しかし、ファンが求めているのはユニフォームの個性ではないだろう。これまでも一本足打法、こんにゃく打法、振り子打法、ガニマタ打法や古くは天秤打法なんていう個性豊かな打法があったが、すべては野球のプレー上のものだった。また、マサカリ投法、ザトペック投法などもファンを魅了したものだ。ファンが期待しているのはプレー上のパフォーマンスや個性で、眼を見張るファインプレー、スリリングなゲーム展開、緊迫したクロスプレーに違いない。ファッションに凝ることもいいが、グランドでやる必要性がどこまであるのか大いに疑問を感じる。新庄選手にファンが期待しているのもその人並み外れた身体能力による華麗なプレーのはずだ。プレーに集中する上で妨げになるようなことはどれだけの意味があるのだろう。新庄選手よ、親からもらった優れた身体能力を発揮しないとモッタイナイよ。あえて言わせてもらうと、本人はファッションもファンの楽しみの一つと思っているかもしれないが、ファッション業界から見たらお遊びとしか見えないと思う。ピーコさんにファッションチェックをしてもらったらどんな評価をされるだろう。
 新庄選手、あなたは個性豊かなアスリートのひとりのはず、個性を発揮するTPOをまちがってはなんにもならないですよ。平凡な野球ファンの素直な声は届かないのかな~。
???

応援してるぞ日本人大リーガー

2006年04月20日 21時57分42秒 | 野球
 井口選手が超ファインプレーを連発している。よくいわれることだが、打撃で貢献することも大切なことだが、流れを変えるファインプレーは一本のホームランよりも貴重だ。守備には好不調もないし、守備、走塁のうまい選手は監督にとっては起用しやすいものだ。イチロー選手の打撃がなかなか本来の調子まで戻ってこないが、その分、盗塁や守備で貢献している。今日は今シーズン初の4安打を記録したが、このまま復調してほしいものだ。松井選手も足の具合が悪いらしく、打棒は冴えないが、きめ細かいチームプレーで貢献している。日本の選手達は体力的には大リーグの中では目立たないが、プレーのしなやかさ、キメの細かさ、我慢強さでは群を抜いている。まだまだ、期待通りの成績には至っていないが、これからの活躍を熱望している。世界に、日本のプロスポーツ選手の優れた能力を見せつけてほしいものだ。
 スポーツにはお金だけでは示すことのできない魅力、価値がある。それは皆に勇気を与え、誇りや自信をもたらすものでもある。がんばれー日本人大リーガー達よ。どんな時も応援してるぞー。


日本プロ野球開幕

2006年03月25日 22時55分31秒 | 野球
 WBCという大きな祭典が終わり、日本でもパリーグからペナントレースがスタートした。いつでも一つのゴールが次への新たなスタートである。大仕事を達成したあとは燃え尽き症候群に陥りがちだが、そんなことを考える間もなく次の目標に向かうこと、それが何よりの妙薬だ。王監督も二年連続で日本シリーズ進出を逃している以上、今年はぜひとも日本一を達成したいと願っていることだろう。イチロー選手も大リーグでチャンピオンリングをつかんでいないし、今年は強い気持ちで臨んでいることだろう。松井選手もWBCを辞退してシーズンに備えたからには、なんとしてもチャンピオンリングをつかみたいと熱望していることだろう。マスコミはなんやかんやと報じているが、イチロー選手、松井選手、王監督を始めWBCに出場した選手達は、次の目標に向かって突き進む気持ちが出来上がっていると思う。一つの夢や目標を達成したとき、常に次のものに向かうことが出来ること、それが一流選手の証拠である。
 スポーツを応援する一ファンとして、今年は日本プロ野球も応援する気になれそうだ。松井選手、イチロー選手の活躍も期待しているが、日本のプロ野球もセリーグだけでなく、パリーグもおおいに盛り上がることを期待している。日本のテレビ業界も、もっとパリーグの試合を中継して欲しいと思っている。一般大衆の大きな楽しみであるスポーツは、あらゆる人間にとって平等であり、みんなで喜びを分かち合うことが出来るものだ。
 なんだか最近は野球の話ばっかり書いている。

最高の結果と最大の感動に終わったWBC

2006年03月21日 19時57分18秒 | 野球
 スポーツは筋書きのないドラマというが、今回のWBCほど話題にとんだ国際大会はなかった。どん底から這い上がり、一挙に世界最高の座に着いたが、予期せぬ悪役の登場あり、屈辱的な敗北あり、まさに山あり谷ありだった。そして野球の神様は決してあきらめないものに最後の栄冠を与えた。下手な小説よりも面白いどころか、最上の傑作小説以上の面白さであった。
 イチロー選手は最大の屈辱と最高の瞬間を味わうことが出来たといっていたがまさにその通りだ。参加した選手みんながしくじりもし、大活躍もした。栄冠と屈辱はいつも背中合わせ、ちょっとしたことで結果は大きく変わる。一人一人の能力が高くてもチームとしての強さには直接結びつかないものだし、強いチームとはお互いの欠点や失敗をリカバーしあい、ひとつひとつの堅実なプレーを積み上げ、作り上げていくものだと痛感した。いろいろ書いておきたいことがあるが、次回のWBCのために、いくつか整理しておこうと思う。

1. 誰が一番のヒーローか?
試合毎に新しいヒーローが現れ、特に活躍が目立った選手がいない大会だった。一番のヒーローは強固なチームワークであった。それから、それに陰で手助けすることになった某審判?
2. 誰が一番盛り上げたか?
一番の盛り上げ役はやはり世界中の野球ファンであり日本のファンであった。マスコミは、始めの頃は否定的論調が多かったが、ファンの盛り上がりとともに取りあつかいが変わった。結局、一番の盛り上げ役はファンであり、それは選手達の真剣なプレー次第ということだ。これも、奇しくもあの審判が陰で盛り上げ役になってしまった。
3. みんなが得たものは
スポーツは皆に平等であり、決してあきらめないことの大切さを知った。そして、個人よりもチームワークが何よりも大事であり、ひとりよりもチームで達成したことのほうが、はるかに感動が大きいことを感じることが出来た。またも、某審判によって、不正な行いは最後には正義により打ち砕かれるということを知る結果となった。

 最後に、次回の大会はもっともっとよりよいものになりますように野球の神様にお願いしておこう。