野球について久々にうれしい話題を見た。野茂英雄投手が、05年度朝日スポーツ賞を受賞した。しかも、その席で、賞を与える側も、与えたものに対してフォローしてほしいと、野球界への応援をお願いしたとのことだ。確かに、まったくその通りだ。賞を与えて終わりじゃなく、賞を与えるからには与える側にもそれなりの責任がある。野茂英雄の生き方や野球に対しての取り組みを見据え、場合によっては、その活動を応援することは素晴らしいことだ。ましてや、叙勲のように長年の功労に対して勲章を授ける場合と違って、野茂選手はまだ若い。プロ野球選手としてはベテランの域に達しているが、長い人生ではまだまだ中堅だ。これからの野球への熱い思いをできる限り応援してあげられるならば、これほど賞の価値が高まることはない。これからも野球界の発展を目指してがんばってほしいものだ。自分の記録や金銭的収入だけにこだわることなく、プロの野球界で現役として力を出し切り、野球を目指すものを応援することに価値を感じる姿に、大いに感動した。日本にも、よい意味でのサムライ魂を持った者がいた。おっとりとしたその物腰とは対照的に、芯は本当に強いんだね。これからも応援するぞー野茂英雄投手。
『無事、これ名馬』という言葉があるが、優秀なスポーツ選手は、みな、からだが丈夫なものだ。体と心はつながっているものだが、どちらが優先するかというと、やはり肉体であり、健康であることがもっとも大事だ。心の宿っている体の調子が悪いと、気持ちも乱れ、すべての調子が崩れるものだ。プロ野球選手でも、怪我に弱い選手は大成しない。イチロー、松井選手をはじめ、大リーグで活躍している選手も、みな、からだが強いし、怪我に対するリスク管理もできている。怪我をすることは不運なのではない。すべては自己管理の問題だ。誰でも不慮の怪我をすることはあるが、優秀なスポーツ選手は、大きな怪我をしないし、スポーツを続ける中で回復する術を知っている。プロ野球でも故障している選手が出てきているが、とにかく怪我の治療に専念し、健康な体を取り戻すことが先決だ。
気持ちが落ちこんでいる人は、先ず、健康になることに専念することだ。平凡な父も、五十肩、関節痛が治らず、気が重いが、暖かい春の日差しを待ち、体の回復を心がけようと思っている。心の強い人間が怪我や病気にも強いのではない。怪我や病気に強い人間が心も強いものなのだ。長嶋さんも、もうすぐ、きっと元気な笑顔で完全復帰すると信じている。
気持ちが落ちこんでいる人は、先ず、健康になることに専念することだ。平凡な父も、五十肩、関節痛が治らず、気が重いが、暖かい春の日差しを待ち、体の回復を心がけようと思っている。心の強い人間が怪我や病気にも強いのではない。怪我や病気に強い人間が心も強いものなのだ。長嶋さんも、もうすぐ、きっと元気な笑顔で完全復帰すると信じている。
清原選手がオリックスの選手としていよいよ始動。28日に、多くのファンに、はじめてのオリックスのユニフォーム姿をお披露目した。すっかり、体重も落とし、表情からも迷いや雑念が消えている。なんだか今年は活躍しそうな予感がする。ピアスでジュエリーベストドレッサー賞をとっても本当の野球ファンは喜ばない。野球以外でいらぬ話題をさらうことのないことを願っている。
自分の好きな野球を一生懸命やっている姿を子供達に見せることが、一番だ。多くのファンの期待に答え、パリーグを盛り上げ、日本の野球界を魅力あるものにすること。それが、ないよりも大事なことだ。世の中には、成功を収め、青少年があこがれる人たちがたくさんいるが、成功でつかんだものが大金だけでは、誰もが本当にあこがれる存在にはなりえない。何か心を打つものがあるからこそ、大きな目標となるのだ。長嶋監督が、野球界で、燦燦と輝き続けるのも、野球界、そしてスポーツ界へのひたむきさがあるからだ。
今の若い企業家も、自分の目標がお金以外に何があるのか、よく、考えないとビジネスの価値もなくなってしまう。ハゲタカファンドは非難されるばかりで、必要悪ともいえない存在になりつつあるのだから。
自分の好きな野球を一生懸命やっている姿を子供達に見せることが、一番だ。多くのファンの期待に答え、パリーグを盛り上げ、日本の野球界を魅力あるものにすること。それが、ないよりも大事なことだ。世の中には、成功を収め、青少年があこがれる人たちがたくさんいるが、成功でつかんだものが大金だけでは、誰もが本当にあこがれる存在にはなりえない。何か心を打つものがあるからこそ、大きな目標となるのだ。長嶋監督が、野球界で、燦燦と輝き続けるのも、野球界、そしてスポーツ界へのひたむきさがあるからだ。
今の若い企業家も、自分の目標がお金以外に何があるのか、よく、考えないとビジネスの価値もなくなってしまう。ハゲタカファンドは非難されるばかりで、必要悪ともいえない存在になりつつあるのだから。
世の若者達よ、働くことに躊躇することなかれ。あなた達は可能性という無限の能力を持っている。その能力を活かすことを恐れることなかれ。可能性という原石も磨かなければただの石ころ、磨けばダイアモンドにも変わるのだ。傷つくことを恐れるな。人は傷ついただけ強くなれるものだ。
あなた達の親は自分達を乗り越えていくことをじっと待っている。
あなた達の親は自分達を乗り越えていくことをじっと待っている。
国際労働機関(ILO)の調べで、世界の失業者の半分は15~24歳の若年層だという。労働力の流動化のため、日本でも経験豊かで熟練度の高い年齢層が好まれ、教育の必要な若年層を企業は取らない傾向にある。企業の生き残りのため、人件費を少しでも下げるためとはいえ、若年層を雇わないのは、将来、大きな問題になるだろう。産業界のトップも企業の短期的利益だけでなく、国全体のことを考えてほしいものだ。将来のある若者をじっくり教育し、訓練をつませ育て上げ、その結果、たとえ、他の企業に移ったとしても、国全体では大きな価値があることだ。
日本野球界でも補強と称して、新人から育てることなく、アメリカや他球団の有力選手を大金で獲得し、優勝できたとしても、長期的な目で見れば、日本球界の弱体につながるだけだ。資金力のある一球団のみが強いだけでは健全なスポーツ界とはいえない。産業界もコスト削減のためとはいえ、若者の教育のコストを惜しみ、経験者を優先していては、日本全体では技術的な競争力が落ちていくばかりだ。若者も、生きていくための必要条件である働くことから逃げていては、何事も始まらない。働くことは苦しいことだが、人の役に立つことは喜びでもある。人は、自分のためだけではがんばりきれないが、喜んでくれる人がいればがんばれるものなのだ。
日本野球界でも補強と称して、新人から育てることなく、アメリカや他球団の有力選手を大金で獲得し、優勝できたとしても、長期的な目で見れば、日本球界の弱体につながるだけだ。資金力のある一球団のみが強いだけでは健全なスポーツ界とはいえない。産業界もコスト削減のためとはいえ、若者の教育のコストを惜しみ、経験者を優先していては、日本全体では技術的な競争力が落ちていくばかりだ。若者も、生きていくための必要条件である働くことから逃げていては、何事も始まらない。働くことは苦しいことだが、人の役に立つことは喜びでもある。人は、自分のためだけではがんばりきれないが、喜んでくれる人がいればがんばれるものなのだ。
日本の南極観測隊が百万年前の氷の採取に成功した。遠い過去からの気候変動を探る意味で貴重なサンプルとなる。未知の微生物の発見につながる可能性もあるという。百万年前の氷に閉じ込められた地球の歴史を解き明かし、地球温暖化防止の研究にも大いに役立てて欲しいものだ。古代のロマンと人類の未来を秘めた氷、その氷は解けるときには高圧下で閉じ込められた百万年前の空気がぱちぱちと音を立てるという。この氷を入れたウイスキーを飲めたらどんな気分がするだろう。貴重なサンプルを使ったオンザロックなんて許されないことだが、そんな夢のほうが六本木ヒルズに住むことよりも、はるかにロマンに溢れていると感じるが、お金よりも豊かな自然に囲まれた人類の未来が優先することがなぜ理解できないのだろう。
人類は、この地球上でもっとも知能が発達し、未来を予測する力を持っているのだから、あるべき未来の理想像を描き、それに向かって進まないと、少しの方向のずれが、百年後には大きな間違いとなる。
人類は、この地球上でもっとも知能が発達し、未来を予測する力を持っているのだから、あるべき未来の理想像を描き、それに向かって進まないと、少しの方向のずれが、百年後には大きな間違いとなる。
最近の偽装、捏造、粉飾事件を見ると、ほとんど忘れ去られている正直という言葉の大切さが脳裏に浮かんでくる。誰でも子供のときは正直に生きていたはずだ。しかし、いつしか成人になるにつれ、虚栄心や自尊心からウソをつくことがある。小さなウソですめばよいが、偉くなるほどついついウソを重ねる。それがやがて大きな偽装、捏造、粉飾を招くのだ。政治家も駆け出しのときは日本の将来を憂い、よい国づくりを目指し情熱に燃えているものだが、経験を重ね、周囲から一目置かれるようになると、平気で大嘘をつくようになる。大嘘は、それがすぐウソであることがわかるうちはかわいいものだが、人をだますことになるウソは卑劣な行為だ。ウソは小さいうちに誰かに叱ったり、いさめてもらったりしないと、とんでもないことになるものだ。
もう一度、正直に生きることの大切さを思い起こせという意味で、最近の一連の事件は、日本人に対しての神仏の戒めの声なのかもしれない。正直であることは、これほど楽な生き方はないと思うのだが、大人になるほど難しいことでもある。
もう一度、正直に生きることの大切さを思い起こせという意味で、最近の一連の事件は、日本人に対しての神仏の戒めの声なのかもしれない。正直であることは、これほど楽な生き方はないと思うのだが、大人になるほど難しいことでもある。
いいことも悪いことも、すべては小さなことの積み重ねだ。突然大罪を犯し罪人になることもなければ、逆に功をなし偉人になるなんてこともない。日々、小さいことやあたりまえのことを積み重ねていくことが肝要だ。普段の態度、姿勢、行動が正しければ、一度や二度のミスは許される。最近、企業にもCSR(Corporate social responsibility)と略される社会的責任が求められている。今や企業にもひとりの人間以上に様々な社会的責任が求められている。これまでも数々の企業の不祥事があったが、このような社会的な責任を認識している企業は、自らのミスや不正にもすばやく対応してきた。ライブドアも、自らの不正をどのように隠すか考えるよりも、これまでの小さな不正の積み重ねが今の事態を招いたことを自覚し、いかに不正をただし、世の中から必要とされるかを考えないと、社会から必要とされない会社は、いずれ消え行く運命にある。
自らの事業が社会にとってどのような価値があり、いかなる貢献をしているのか、もう一度基本から見直し、コンプライアンス、コーポレートガバナンスなどの体制を作り上げないと、これからの企業はその存在価値を失ってしまう。若い企業にこそ、そうしたことを周囲の年長者が指導すべきだし、世のマスコミも叩くだけでなく、立ち直るように提案することも大事と思うのだが、ライブドアを見ると、度が過ぎたいじめっ子が、このときとばかり、いじめられているように見えてしまう。
自らの事業が社会にとってどのような価値があり、いかなる貢献をしているのか、もう一度基本から見直し、コンプライアンス、コーポレートガバナンスなどの体制を作り上げないと、これからの企業はその存在価値を失ってしまう。若い企業にこそ、そうしたことを周囲の年長者が指導すべきだし、世のマスコミも叩くだけでなく、立ち直るように提案することも大事と思うのだが、ライブドアを見ると、度が過ぎたいじめっ子が、このときとばかり、いじめられているように見えてしまう。
ライブドアが証券取引法違反などのいくつかの問題で、株式市場に大きな影響を与え、世の中を騒がせている。ホリエモンは、もともと、単刀直入で、周囲に心遣いのない物言いで世間から注目もされているが、嫌われてもいる。フジテレビの敵対的買収をはじめ、強引なM&Aで伸びてきた企業だけに、敵も多いことだろう。法律的にグレーなゾーンをねらってやってきただけにこのようなこともありうることだろうが、個人的には、根は正直で裏のない人間であるように感じていた。本人もグレーゾーンを歩いていることを自覚しているだけに、大きな違法行為もしていないと思っていたが、実態はどうなのだろう。急速に伸びた若い企業であるだけに、法律的なこともよくわかっていなかったのではないだろうか。グレーゾーンを歩くことは、何か隙があると、簡単にブラックゾーンに落としこまれるものだし、今回の事件の裏には、今のIT産業の強引なやり方に対しての警鐘的な意味も感じる。あまり無茶なことをやると捕まえますよという司法からの警告の意味も含まれているのでないだろうか。
とにかく、ホリエモンは窮地にたった。これを薬として世間から信用される会社に変われるか、はたまた、葬り去られてしまうのか、ホリエモン以上に、社員の方は気をもんでいるだろう。経営者の不祥事の被害をこうむるのは、いつも普通に一生懸命働いてきた社員だからだ。株主への責任も大事だが、それ以上に、社員の生活に対して責任があるということを自覚して欲しいものだ。
とにかく、ホリエモンは窮地にたった。これを薬として世間から信用される会社に変われるか、はたまた、葬り去られてしまうのか、ホリエモン以上に、社員の方は気をもんでいるだろう。経営者の不祥事の被害をこうむるのは、いつも普通に一生懸命働いてきた社員だからだ。株主への責任も大事だが、それ以上に、社員の生活に対して責任があるということを自覚して欲しいものだ。
今日は阪神大震災があってから11年目の震災の日だ。これまでの人生で2度大きな地震にでくわしたことから、今でも地震があるとドキリとする。こんな経験だけはもうしたくない。しかし、次は、東海地方や関東地区での大地震が予測されている。最近、関東で地震防災マップが大売れしたが、防災の気持ちが強くなっている表れでもある。ひょっとしたら人生三度目の大地震に遭遇するのではないかと思って心配になる。二度あることは三度あることのないことを祈りたい。何年たっても阪神大震災のことは忘れてはならない。こころから、亡くなった方たちのご冥福を祈ろう。そしてこれからは二度と耐震強度偽装のないことも願う。