平凡な父のHitori言

平凡なサラリーマンのありふれた道程の記録

ボビーマジックの総括

2005年10月31日 22時11分20秒 | 野球
 これまでのボビーマジックのデータに基づく解析結果をまとめてみよう。
・個々のメンバーの能力の最大化ではなく、チーム全体の能力最大化を目指した方法で、言い換えると部分最適ではなく全体最適を狙っているものである。
・バレンタイン監督を中心とした平らな組織運営で、いわゆる文鎮型組織運営と言える。この組織運営は柔軟性、即応性などに優れている。ただし、ともすると、リーダーの独裁に陥ることがあるものだ。したがって、機能するためには、個々の選手の高い理解力と責任感が不可欠である。
・すべての選手に対して機会均等で、実力主義の選手起用である。ただし、個々の選手の特徴を考慮に入れ、多様性を尊重している。
・実際のデータに基づく競争相手の解析と、その結果に基づく最適な戦術を取っていると推測される。
・実戦による若手の育成とベテランの技能、経験の活用をうまくミックスしている。
・盗塁、三塁打の数に代表されるようにスピードを重視した野球をやっている。

 これらの手法を支えるものとして、スコアラーのデータ解析とバレンタイン監督を後押しする背番号26番のファンの応援があると思っている。オーダーを固定せず、柔軟に対応するためには、選手の理解、ファンの応援がなければ、なかなか機能するものではない。これまでの常識では、いかにオーダーを固め、戦力を安定させるかが大事とされていたはずだからだ。
 実は、この手法は、ビジネスの世界では、伸び盛りの企業などでスピード感を持った経営を行う手法として既にあった。ただし、大企業にあてはめるといくつかの課題が出てくることもある。実績主義による無意味な競争や失敗を恐れるあまりリスクをとらなくなること、チームワークをいかに維持するか、全員の意識統一のむずかしさなどだ。とにもかくにも、バレンタイン監督のボビーマジックとはこれらの経営手法を野球界にも取り入れているということであり、恐るべしボビーマジックと思っている。
 しかし、日本一とはいえ、リーグ戦で二位からの勝ち上がりであり、来年、追われる立場で、リーグでも一位となって真のチャンピオンとなれるだろうか。選手も来年には、今年と心境が違ってくるはず。連覇することで、ボビーマジックの最終完成形をぜひ見せて欲しい。王道野球の王ダイエーか、ボビーマジックのロッテか、来年のパリーグは面白い。
 ロッテは、来年だけでなく、3連覇、4連覇のできるチームになっていくのか見守りたいが、気がかりなことがひとつ。それはドジャースほかのメジャー球団がバレンタイン監督を狙っているという噂だ。


ロッテの強さの秘密Ⅱ

2005年10月30日 18時03分10秒 | 野球
 昨日に続き、ロッテの強さを攻撃面からさらにくわしく調べて見た。
まず、打者の成績から、90打点以上、120安打以上、450打席以上の選手数をロッテとソフトバンクで比較した。結果は次のとおりである。

      90打点以上の選手数  120安打以上の選手数  450打席以上の選手数
ロッテ     0人(最高82打点)  4人(最高143安打)  5人(520)
ソフトバンク  3人(最高121)    7人(最高152安打)  8人(591)

 この結果から、ソフトバンクはメンバーが固定され、クリーンナップを中心とした攻撃パターンであることがわかる。一方、ロッテは、メンバーをあまり固定せず、ベンチの中のメンバー全員で攻撃するパターンを取っていることがうかがい知れる。
 次に、本塁打、二塁打、三塁打の数、盗塁の数を比べてみた。その結果は、以下の通りだった。

        本塁打数    二塁打数   三塁打数   盗塁数
ロッテ      143      273      34     101
ソフトバンク   172      224      23     72

 ロッテは本塁打の数では劣るものの、それを補って余りある二塁打、三塁打、盗塁数をあげている。これから、ロッテはスピードを重視した野球をしていることがわかる。個々の選手の成績からみて、バレンタイン監督は次のことを重視していると推察される。

・メンバー全員の最大限の活用
・数人の優秀な打者だけに頼らない攻撃、選手の健康管理,危機管理の徹底
・百通り以上の打順に象徴される対戦相手に合わせた選手の多様な起用
・二塁打、三塁打、盗塁の数からわかるスピード野球

 この他に、ベテラン選手と若手の選手をうまく組み合わせ、若手の勢い、ベテランの経験を見事に引き出している。
 守備面に関しては、特に細かなデータは出さないが、要点をまとめると、次のことが言える。

・投手間の競争を促すすべての投手への機会均等性(10勝以上の投手6人)
・二人のキャッチャーの使い分けによる投手リードの多様性
・手堅い、エラーの少ない守備

 簡単にまとめると、チーム力重視、スピード野球、選手の多様な起用と危機管理であり、チームメンバー全員の力を結集し、チームとして最大の力を発揮させることを目指した野球だ。その結果が、去年の成績と今年の成績を比較してみると、個々のメンバーの能力アップにもつながっていると推測される。また、データからはわからないこととして、アナリストであるポール・プポ氏の相手チームの分析の活用があると想像している。実は、このポール氏の相手の弱点分析が大きくモノをいっているじゃないかと思っている。多様な選手起用や百通りもの打順が機能するためには、このデータ解析は不可欠だ。これだけは、その中身を知る由もないが、きっと綿密な解析をしているのだろう。
 結論としては、ボビーマジックは、綿密なデータに基づいた弱小球団だからこそできるスモールベースといえるだろう。有能な優れた実績を残した選手を何人も抱えていては、きっと、選手からの不満が噴出して、なかなかすぐにはうまくいかないだろうと思われるからだ。また、このボビーマジックには、ビジネスや人生にも活かせることがいくつもあると思っている。明日はその総まとめをしよう。


ロッテの強さの秘密

2005年10月29日 18時23分28秒 | 野球
 ロッテの強さの秘密を、まずは、勝敗の成績から探って見よう。
 下に得点差による勝敗を示した。調べたゲームは2005年のゲームが対象でプレーオフの成績を含めている。ソフトバンクとの対戦成績を一緒に示すことで、ソフトバンクとの違いがよくわかる。

●一点差以内のゲームの勝敗
全対戦の成績     : 22勝14敗
対ソフトバンクの勝敗 : 4勝6敗
●三点差以内のゲームの勝敗
全対戦の成績     : 39勝34敗
対ソフトバンクの勝敗 : 8勝9敗
●四点差以上のゲームの勝敗
全対戦の成績     : 50勝17敗
対ソフトバンクの勝敗 : 5勝3敗

 この結果をみて、ロッテは守りのチームで僅差に強いと思っていたのだが、以外にも安全圏の4点差以上のゲームに強いことがわかる。一点差にはそれなりに強いが、ソフトバンクとの対戦成績からもわかるように、実は守り以上に攻撃力に特徴があるといえる。
それはチーム打率と得点数からもわかる。今年の成績をソフトバンクと並べて示す。

ロッテ    チーム打率 : 0.282 チーム得点数 : 740 チーム本塁打 : 143
ソフトバンク チーム打率 : 0.281 チーム得点数 : 658 チーム本塁打 : 172

 ロッテとソフトバンクを比較すると、ロッテは、打率はほぼ同じで、本塁打の数が少ないにもかかわらず、得点数は大きく上回っている。いかに効率的な攻撃をしているかがよくわかる。これをさらに詳しく調べるため、ロッテとソフトバンクの打順別の出塁率を調べた結果を示す。

       1番  2番  3番  4番  5番  6番  7番  8番  9番
ロッテ     0.347 0.368 0.372 0.349 0.341 0.352 0.338 0.361 0.297
ソフトバンク  0.305 0.309 0.303 0.401 0.374 0.384 0.364 0.332 0.282

 二つのチームの違いが実によくわかる結果だ。ロッテは1番から9番まで平均的に出塁している。それに対し、ソフトバンクは4番から7番までの出塁率が高い。ロッテはどの打順からも得点できるが、ソフトバンクはクリーンナップを主体とした攻撃で得点を取っている。それは冒頭のグラフを見てもよくわかる。ロッテは1回から8回まで満遍なく得点しているが、ソフトバンクは6回の得点が多い。それは6回近辺にクリーンナップの攻撃が回ってくるからだろう。9回はどちらのチームも得点が最も少ないが、クローザーに試合を託し、守りに専念するからだろう。
 まだまだ秘密があると思われるが、長くなるので、今日はこれくらいにしておこう。



ボビーマジックの秘密

2005年10月27日 22時58分59秒 | 人生のノウハウ
 今年のロッテの強さは、世の中ではボビーマジックと呼ばれている。実績のある有力選手が多くいるわけでもないが、マリンガン打線と呼ばれ、繋がりのいい攻撃をした。選手一人一人の実績、能力を考えると、ダイエーには到底及ばないし、西武、日本ハムと同じくらいだろう。実際、去年の成績は65勝65敗3分の四位だった。それが今年は、ペナントレースで二位の成績ながら、プレーオフを勝ち抜くと一挙に日本一となった。ビジネスの世界に例えてみると、中小企業が大企業に立ち向かって好業績を残したようなものだ。単に勢いがあっただけではなく、去年と比べると大きく成長している。ボビーマジックの秘密と一体なんだろう。世の中では、全員野球だ、投手力がつよい、選手の調子、体調管理がよく選手起用がうまいとか、いろいろ評価されているが、じっくり今年のデータを分析して調べてみようと思っている。ロッテの強さをデータから解析することで、ビジネスの成功法としても使えるじゃないかと思う。これから時間をかけじっくり強さの秘密を探り出そう。
 とりあえず、今年の対戦成績から、ロッテが負け越しているチームがどこかでなにかわかるかと思い調べて見たら、唯一ヤクルトに2勝4敗で負け越している。しかし、試合内容を見てみると一点差負けが二試合で、いい試合をしている。逆にロッテの4勝2敗でもおかしくない内容だ。これから暇をみて、強さの秘密をじっくり調べよう。楽しみにしておいてくれ。


何事も勢いは大切

2005年10月26日 22時19分41秒 | 人生のノウハウ
 日本シリーズがロッテの4連勝であっという間に終わった。ロッテのプレーオフからの勢いからすると、ひょっとしたら、ロッテの圧倒的勝利に終わるかもと思ったが、それが現実となった。やっぱり、阪神の二週間のブランクは大きかった。ロッテは第一戦で圧勝したことで、さらにその勢いが増した感じのシリーズだった。パリーグのプレーオフ制は、日本シリーズにまで影響を及ぼしている。このままの形では、日本シリーズの面白さが失われることが心配だ。来シーズンはなんとしても今の方式の見直しが必要だろう。
 確かにロッテは強かったが、4連勝で終わるほどの力の差はない。短期のシリーズでは流れというものが大事だということがよくわかる。何事も、流れをつくったら、一挙にそれに乗ることが大切なことは同じだね。自分で勢いをつけ、そのまま一挙に突き進むこと、それが人生の成功のためのひとつのコツでもある。
 今年の日本シリーズは、素直に、ロッテの勝利に拍手喝さいを送りたい。また、ロッテの選手とともに、バレンタイン監督の手腕に大きな賛辞を送ろう。試合後の挨拶で、たどたどしい日本語で話そうという姿勢、圧倒的勝利にもおごらないその謙虚さ、礼儀正しさに、日本人以上に麗しき日本人の心を見る思いがする。この監督の率いるチームにだったら負けても仕方ないかなと、ふと清々しささえ感じる。


シジミのつぶやき夢物語 「プロ野球界への提言」

2005年10月25日 21時16分24秒 | シジミの夢物語
 水底でなにかをつぶやくシジミ貝の小さな声が聞こえる。
プク、プク、プクプクッ、なんだか今年の秋も騒々しいな。世の中一体どうなってんだ。
久しぶりの、シジミのつぶやき物語の登場だ。

 今年もまた、日本プロ野球界がガタガタ揺れ動いている。いくつかの球団の合併、阪神の株式上場、10球団1リーグ制の噂、有力選手の大リーグ移籍、横浜ベイスターズの買収などさまざまな話題が噴出している。また、パリーグのプレーオフ制度にも異論を唱える人が多い。これもすべては、日本のプロ野球界がもう古くなって、時代にそぐわなくなってきたせいだ。去年1リーグ制にファン,選手たちが猛反対し、何とか2リーグ制を保つことができたけど、またまた、いろいろ噂が飛び交っているな。球団の経営者たちも、どうしてもっと球界全体のことを考えて議論し、検討しないのだろう。セパ両リーグの枠を超えて、プロ野球界全体のことを考え、ファンの期待、要望に応えるべきだろう。

 たとえば、パリーグのプレーオフだって、セパあわせて考えれば、セリーグの一位、二位とパリーグの一、二位が、タスキがけで日本シリーズ決定進出のプレーオフをやる案だってあるんじゃないかと思う。そうすればいくつかの問題は解決するはずだ。この案が最善とは思わないが、こうした全体的な構想が必要な時期に来ている。プロ野球選手達だって、個人の利益を追いかけるだけでなく、球界全体の利益を考えて行動すべきだ。長期的展望ってやつに立てば、結局、球界の利益は、いずれ自分たちに戻ってくるのだ。大リーグへ移籍するのもいいが、その目的をはっきりファンに表明していくべきだ。日本とアメリカの差がなくなってきた今、確かに質や量的大きさに違いはあるけれど、レベルは変わらなくなってきた。いまや、日本の球界で生涯活躍することが、視野の狭いこととも思えない。

 このシジミの味噌汁のような平凡なおじさんも巨人の大ファンの一人だったが、巨人頼りの球界のあり方には大いに疑問を感じている。経営者たちも、自分たちの利害を中心に考えるのではなく、一人ひとりが球界全体の経営者の立場で考えるべきだ。一ファンとしては今でも巨人に優勝してほしいが、正々堂々と戦い、フェアでビューティフルなプレーで勝ち抜いていってほしいよ。また、球界も、ファンの声や意見、アイデアをどんどん取り入れるべき時だ。ファンもみんなでアイデアや意見を出せる場を待っていることだろう。

 個人的には、野球界を面白くする一つの案として、野球の新ルール導入も考えてもいいと思っているよ。たとえば、敬遠の拒否権の導入だ。せっかく期待のバッターにチャンスが回ってきたのに敬遠ではつまらない。一試合に一度だけ、敬遠拒否権を発動できるようにし、その場合は、フォアボールを与えたとき、そのバッターは次の打席も一回だけ次のバッターと入れ替えて打てることにするというルールだ。実際のケースとして、ツーアウトランナー二,三塁の時を考えてみよう。普通は、強打者は敬遠され、次のバッターと勝負することになるだろう。しかし、この権利を発動すると、もし、フォアボールを出した場合は、次のバッターがランナーとして出て、フォアボールとなったバッターが打席に立つことになるわけだ。ただし、作戦に幅を待たせるため、この権利は一試合一度だけの利用とする。そのほかにも、ルール変更の案があるがまたの機会としよう。

 最近の世の中、経営者の論理と欲望だけで、企業の買収やらリストラが行われ、長期的展望や眼には見えない価値を大切にしない風潮が強い。平凡なおじさんには、当たり前のことしか見えないが、もっと眼を凝らして、自分たちの短期的な利益だけじゃなく、顧客やファンの眼でビジネスを長期的に見ないと、きっと後で後悔することになると思っている。今の世の中、地球環境の大きさ(環境容量という)も限界に来ている。そんな中、スポーツ産業は将来的にも大いに有望な産業だ。スポーツを見て、楽しんで、語り合うことは環境に与える負荷も少ないし、スポーツのできる豊かな自然環境や社会そのものが決して失ってはならないものなのだ。賢き経営者たちよ、大きな心と長い眼で、多くのファンや顧客、未来の子供たちのこと、地球環境、社会のことを考えてくれ~~~~。当たり前のことを願う切なる思いが届くことを祈るばかりだよ。
プクプクッ。


阪神の反撃ポイント

2005年10月24日 21時24分46秒 | 野球
 予想したとおり、一、二戦は阪神が大敗を喫した。プレーオフの勢いそのままに、一挙に日本一を獲得する勢いだ。阪神は優勝が決まってから約二週間あいたことが大きなハンディキャップとなっている。このまま目覚めないままに、日本シリーズが終わってしまうのか。
そこで、日本シリーズを制するための阪神の反撃のポイントをあげてみよう。

条件1 : 
 甲子園で三連勝すること。
条件2 : 
 スモールベースボールに徹すること。
条件3 : 
 先取点を取り、中盤まで一、二点差で良いからリードすること。
条件4 : 
 赤星の第一、二打席での出塁が鍵、もし、駄目な場合は、クリーンナップでチャンスを作って、確実に得点圏にランナーを進め、6,7番に期待すること。
意外と6,7番が鍵になるかもしれない。

 甲子園の雰囲気の中で、ロッテが力を発揮できないことはなさそうだから、第三戦では、最小失点で抑え、しかも僅少差で良いからリードし、中盤からJ,F,Kに繋ぐことが鍵だろう。シーズン中の勝ちパターンで勝つことが肝要。そのまま三連勝すれば活路が少し開けるだろう。三連勝しても、その後は千葉マリーンスタジアムだから、それでもやっとこさ、五分五分というところだが、終盤までもつれ込めば経験の差で阪神が勝つと見る。


誰のために頑張るか

2005年10月23日 17時01分28秒 | 人生のノウハウ
 何のため、誰のために頑張るか。それは人それぞれだが、若いときは自分のために頑張ることが何よりも優先されると思っていた。人のために頑張る、尽くすなんてことは偽善だと思っていたが、年齢を重ねた今は、人は自分のために頑張るなんてことは限界があると感じている。所詮、自分のために頑張ることは自分にしかわからないし、いつでも止めようと思えば止められる。友人、知人、家族、恋人など、自分以外の人間のためと思うからこそ人は頑張れる。頑張った結果、大切な人に喜ばれ、感謝されるからこそ、苦しいときに思いもしない力が発揮できるんだ。頑張らなきゃならないのは自分でも、結局、人は皆、誰かに喜んでもらい、誉めてもらいたいものなんだ。いくつになっても誉めてもらうことは人生の大きな目的のひとつだ。
 決してあきらめないと思うとき、心の中に浮かぶ顔が、そのときに一番大切な人だ。これからの人生、そんなに長くはないが、喜んだもらいたい人たちがいる。少しでいいから、その人たちと一緒に喜びを分かち合えるように頑張ろうと思う。


新たな一歩

2005年10月22日 23時43分24秒 | 人生のノウハウ
 このブログももう止めようかと思った。始めたときの意味がなくなってきたからだが、止めるのは簡単。やっぱり人生を少しだけ長く生きてきた者として、ここで止めるわけにはいかない。続けることそのものが、きっとなにかの意味を持つだろうということを信じて、明日から、また、新たなスタートをきろう。

企業買収なんて金持ちの醜い争いか

2005年10月20日 22時57分29秒 | 人生のノウハウ
 TBSの敵対的買収、横浜ベイスターズ球団の買収、阪神の株式上場など、またもや投資家やIT企業の金儲けの話題で、世の中が沸きあがっている。すべては企業の生存競争であり、一般大衆は単なる傍観者にすぎない。経済界の大物が意見を述べたり、評論家がいろいろ批評したり騒々しい限りだけれど、結局は、消費者である大衆にいかによいサービスを提供できるかだ。楽天とTBSが経営統合しようがしまいが、その結果が単なる誰かの金儲けに終わるだけの事だったら、マスコミが騒ぎ立てることだろうか。世の中にどのようなよい影響、悪い影響があるのかを調べ、報道するのなら良いが、単なる金持ちの争いを面白おかしく騒ぎ立てるだけなら、どんな意味があるのだろう。もっと地球の環境問題とか、日本の高齢化、少子化問題とか、もっとまじめに考えなければならないことはたくさんある。金持ちの争いを報じるくらいなら、日本シリーズの話題のほうが楽しいよ。いい加減に、報道番組も視点を変えてこれらの問題を見るべきじゃないのかな。一般大衆や世の中とどんな関係があるのか、どんな影響があるのかが大事だと思う。今日はほとほと嫌な気分。