平凡な父のHitori言

平凡なサラリーマンのありふれた道程の記録

労働生産性の価値は低い

2005年12月07日 21時43分50秒 | 価値比べ
 新聞によると、日本の労働生産性がOECD加盟30国の中で19位だそうだ。1位ルクセンブルク、2位アメリカ、三位ベルギー...とのことだが、もう労働生産性なんか追い求める必要などない。労働生産性よりも求めるべきものがあるはずだ。これ以上の便利さ、快適さを求めるよりも精神的、文化的進歩性を追い求めるべきなのだ。金融で稼いでいるルクセンブルク、自由で経済的に豊かだが、いまだに戦争をしているアメリカなどをみると、労働生産性と精神的、文化的な成熟度は無関係であり、成長の限界が近づいている21世紀では、経済的成長以上に求めるべきものがあるとつくづく感じる。何事も契約が必要であり、訴訟で解決する社会よりも、約束、信頼関係で成り立つ社会のほうがはるかに住みよいに決まっている。異常な事件が増えている今の日本を見ると、労働生産性よりも、まず正さなければならないことがたくさんある。人間関係が薄れている状況を見ると、どうしたらよいのかわからないが、人と人同士がもっと関心を持つことから始めるしかないのだろう。多くの人たちが、本当は人とつながりを持ちたいし、一緒に楽しみたいのだが、みんな迷っている。明るい道が見えるなら、誰もがそれに向かって歩いていきたいのだ。

価値比べ(その二)

2005年12月06日 21時04分25秒 | 価値比べ
 傘の自動販売機が水道橋駅に設置されているという話題をみた。雨の日には大いに売れるが、当然、晴れの日は売れず、売り上げに日々のばらつきが多いという。そもそも、コンビニや駅の売店で売っているのに、敢えて自動販売機を設置するなんて、愚の骨頂としか思えない。売れればいい、少しでも便利であればいいという判断基準の下でこんなばかげたことをやって、エネルギー、資源の無駄遣いを続ける限り、持続可能な社会なんて望めないだろうに。こんなものの価値はマイナスの意味しかないといいたい。それに比べたら、子供のころ、雨の日に家族が持ってきてくれた傘とその気遣いは、遥かに価値が高かった。本当に何が大切か必要かよく考えて欲しいものだね。

価値比べ(その一)

2005年12月02日 23時11分43秒 | 価値比べ
 イチロー選手が王監督の要請を受け、WBC出場を快諾したとのこと。正式な要請はこれまでなかったようだが、これで、WBCにも明るい兆しが見えてきた。松井選手も正式な要請がまだ行っていないのだろうか。もし、正式な要請が行ったら、とにかく出場の方向で検討してもらいたいものだ。野球が、世界的なスポーツとなるきっかけの意味でも大事なイベントだ。メジャーリーグも自分たちのことだけを考えるのではなく、長期的、かつ広い視野で対応してもらいたい。WBCの日本チームが、松井選手、イチロー選手をはじめとしたベストメンバーで望むならば、日本の野球を目指す青少年にも、多くの日本のファンにも大きな夢を与えてくれるだろう。単に、一チーム、個人の利益だけでなく、もっと大きな大事なものがそこにはあるはず。目先の利益よりも眼に見えない価値を大事にしてほしい。セレブと称する金持ちが持っている宝石や貴金属、高級マンションよりも、一人当たり10円の夢でも、一千万人の人たちが喜びを得られるならば、それは一億円の価値があるというものだ。どう考えても、自分へのご褒美と称して心を紛らわすセレブのどんな高級品よりも、一千万人のファンの応援や歓喜のほうが、価値が高いに決まっている。
 金銭的な価値以上に、眼に見えない価値の高いものを探し、その価値の復活を目指そうと思っている。今日の価値比べは、セレブの一億円の高級品とイチロー選手のWBC出場決定で、圧倒的な差でイチロー選手の勝ちとしよう。よい思い出は、大勢の人と共通の財産であり、邪魔にならないし、その中心にいるということは素晴らしいことだよね。