戦国歴史オタクを続けている私は調べていくうち、
様々な心の変化をたどっている。
日本人は、下克上が好きだ。
農民から武士になり天下を取った秀吉を明治から昭和の戦前にかけては、
民衆の手本にしようという試みもあり、好意的に捉えられることが多かった。
秀吉で観る夢をみんな追いかけていた。
私はそんな秀吉が余り好きではなかった。
それは、結局は何もしていないんじゃないかと思っていたからだ。
ツワモノのいた時代に天下を取ったわけじゃない
気がつけばそこに天下があった
そんな間抜けなところがどうしても好きになれなかった。
しかし、このところの歴史おたくぶりでわかった事がいくつもあった。
私が気に入る武将は事如く、関が原で西軍についている。
そう・・・石田治部少輔三成(いしだじぶしょうゆうみつなり)を筆頭に
直江も真田幸村も。
つまり、男はみんな西軍にいたのだ。
そんな男達に愛された秀吉は、
そんな男達が放っておけなかった秀吉とは
やはりとても魅力ある人物だったに違いないと思い始めた。
自分が今、どんな人間になりたいかと問われたら、
言わずと知れたこの名文句が全てを語る
「泣かぬなら 泣かせてみせよう ほととぎす」
大将とはすぐには倒れてはいけないものだ。
自分の為に死んでいった者を思えば
また自分が死ねば、殺されるであろう者を思えば
そういう面で、彼は一番長く天下の頂点にいた。
謙信も、信玄も、天下は取れなかった。だけど殺されはしなかった。
病死だ。
家康は、関が原で本当は死んでいた説があるが
生きていても天下を取って数年で倒れている。
信長は、知っての通りだ。
この中で、秀吉が一番長く天下をみていた。
多くの人物に慕われ、そして強かった。
そんな事を知った最近は秀吉が少しずつ好きになっている。
「露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢」
辞世の句は夢のようだったと記した。
私が死ぬ時、この人生が夢のように儚く散ったといえるだろうか。
むなしい。悲しいと嘆いたこの唄のように
懐かしむような人生を送れるだろうか。
それより夢のまた夢はどれだけ続ければいいものになるのだろう。
泣かないなら、泣かせて見せる位の強さが欲しい。
BGM the police「Every Breath take you 」
様々な心の変化をたどっている。
日本人は、下克上が好きだ。
農民から武士になり天下を取った秀吉を明治から昭和の戦前にかけては、
民衆の手本にしようという試みもあり、好意的に捉えられることが多かった。
秀吉で観る夢をみんな追いかけていた。
私はそんな秀吉が余り好きではなかった。
それは、結局は何もしていないんじゃないかと思っていたからだ。
ツワモノのいた時代に天下を取ったわけじゃない
気がつけばそこに天下があった
そんな間抜けなところがどうしても好きになれなかった。
しかし、このところの歴史おたくぶりでわかった事がいくつもあった。
私が気に入る武将は事如く、関が原で西軍についている。
そう・・・石田治部少輔三成(いしだじぶしょうゆうみつなり)を筆頭に
直江も真田幸村も。
つまり、男はみんな西軍にいたのだ。
そんな男達に愛された秀吉は、
そんな男達が放っておけなかった秀吉とは
やはりとても魅力ある人物だったに違いないと思い始めた。
自分が今、どんな人間になりたいかと問われたら、
言わずと知れたこの名文句が全てを語る
「泣かぬなら 泣かせてみせよう ほととぎす」
大将とはすぐには倒れてはいけないものだ。
自分の為に死んでいった者を思えば
また自分が死ねば、殺されるであろう者を思えば
そういう面で、彼は一番長く天下の頂点にいた。
謙信も、信玄も、天下は取れなかった。だけど殺されはしなかった。
病死だ。
家康は、関が原で本当は死んでいた説があるが
生きていても天下を取って数年で倒れている。
信長は、知っての通りだ。
この中で、秀吉が一番長く天下をみていた。
多くの人物に慕われ、そして強かった。
そんな事を知った最近は秀吉が少しずつ好きになっている。
「露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢」
辞世の句は夢のようだったと記した。
私が死ぬ時、この人生が夢のように儚く散ったといえるだろうか。
むなしい。悲しいと嘆いたこの唄のように
懐かしむような人生を送れるだろうか。
それより夢のまた夢はどれだけ続ければいいものになるのだろう。
泣かないなら、泣かせて見せる位の強さが欲しい。
BGM the police「Every Breath take you 」