白黒一家

ネコ暮らし

ぜんざい

2007-01-27 22:07:59 | クックドゥドゥドゥ
1月もそろそろ終わりに差し掛かり、季節感を味わうためにぜんざいを作ってみた。
ちなみに、私が作ったのはぜんざいで在り、汁粉ではない。
この違いがよくわからなかった私は調べてみた。
地方によって、呼び名が違う事は簡単に想像がつくのだけど、
私の生まれ育った場所での見解は、
「あずきの粒がないものをお汁粉」
「あずきの粒があるものをぜんざい」と呼ぶらしい。
そして、ぜんざいって言うのは(善哉)と書くのだそうだ。
そういえば、小さい頃から食べてきたものはぜんざいが多く
お汁粉の類を食べた事はほとんどなかったなぁー。
東京の方では、汁粉が一般的で他の田舎になるほどぜんざいが多いらしい。
(本当か?)と思うのだけどね。

さて、今回せっかくなので1月中にぜんざいを食べようと
季節感を味わおうと思ったのだが中々、小豆というのは奥が深い。
小豆の灰汁は相当強いらしく、手間隙がかかるのだ。
私の場合は、

1、小豆を水で丸一日浸しておく。
  すると、水が赤っぽい色になるのです。

2、大きな鍋に水をたっぷり入れ、小豆を入れて煮る。

3、沸騰したら湯でこぼす。
  この湯でこぼすというのは、一度水を切るという意味なのだ。
  沸騰した水を捨てる。そしてコレを2回繰り返す。
  この時点でかなり面倒だ。

4、きれいな水に変えて、今度こそ豆を煮出す。
  小豆は相当量の水を吸い込むために小豆が柔らかくなるのを
  確認しながら、何度も水を足していった。
  小豆が柔らかくなる程度は、好みの問題だか私の場合手で触って、
  簡単に小豆の皮がめくれてしまう位。チカラ要らずな感じ。

5、小豆が柔らかくなったら、今度は小豆と水分がひたひたになる位に
  お鍋の汁を調整。ココで余った汁は捨てないで後で足す事になる。
  そこに砂糖を投入。しかしココで問題だ。
  なぜなら私は、持病の歯痛があるので余り甘くしたくないのだ。
  普通の一般的な量なら200グラムの豆なら150グラムの砂糖を入れる。
  しかし、歯痛の私としてみればその150グラムというのは相当量に
  達するので300グラムの豆に対し、本来250グラム入れるところを
  150グラムにした。そして少量の塩を居れ甘さを引き立たせる。

6、ここまで弱火での作業のため軽く3時間位かかっている。
  小豆は証拠にもなくまだ水分を吸っていくので先ほど取っておいた
  汁を投入する。

7、私の場合、お汁だけには足らずに大量の水も入れた。
  少しでも甘さを弱らせるためだ。

8、丁度よくなれば、焼いたもちを入れて完成!!!

案外手間隙がかかります。
そして、ぜんざいは1日置くとまた美味しくなります。
そしてまた水分を吸ってくれるのでまた水分を追加して私は沸騰させる。
それで少しずつ水分を補充していくのです。
コレで十分美味しいわけです。

こんなに面倒なぜんざい、誰か作りますかぁ?



BGM THE CLASH 「FROM HERE TO ETEMITY」よりShould I stay Or Should I go