1gの勇気

奥手な人の思考と試行

ブルーレイ勝利への道ちゃくちゃくと

2007-12-09 22:14:34 | 1gの観方
米でブルーレイ優勢判明 by 日経産業新聞 2007.12.7

この記事によると、米国でのブルーレイディスク規格の優勢が鮮明となってきた。
ソフト市場でシェアが七割を超えた。
東芝出している再生専用機。これはソフトがなければただの箱だ。

録画機能があれば、ハイビジョン番組の録画もできようが。
HD-DVD陣営はおそらくは赤字覚悟で、100ドルを切る再生機を出したそうだ。
100ドルを切る価格は、DVD再生機より安い。

ので、買った人の多くはDVDを見るために買ったと見られるそうだ。
売れば売るほど赤字の機械を当初の目的のHD-DVDソフトの販売拡大に結びつけられなかった。
その上、PS3が二割値下げ(日本では4万円)して、BDソフトの売り上げ増に貢献したそうだ。

HD-DVD陣営とは言うが、所詮は東芝一社。
ソニー・松下・フィリップス陣営に政治力でかなうわけもなく。
現在の米国での再生機の出荷量は、PS3も含めて、BDが270万台、HD-DVDが75万台。

ほぼソフトの販売数の比率と一緒。
日本でもソニー・松下の有利は動かず。
東芝にはマイクロソフトがついたが...XBOX360へのHD-DVDの搭載はない。(外付けは2万円。)

一回流れが決まると、もうこれは動かず。
HD-DVDは消えるでしょうな。
東芝一社ではなんともならん。

ビデオテープのソニー(ベータ規格)と同じ道をたどる。
PS3は売れてないとはいえ、販売台数の規模が違うゲーム機に搭載されるというのは、
やはり、影響は大きい。

思えば水神のうちに始めてきたDVD再生機もPS2だった。
しばらくして、HDD録画機がまともな商品になった頃にようやくちゃんとしたDVD再生機を
買ったのですな。DVD再生機としてではなく、HDD録画機として。

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追記:
よく考えたら、東芝ってIBMとともに、PS3のセル(CPU)の開発に取り組んでた会社だ。
しかも、今はセルの製造も請け負ってる。
PS3が売れれば売れるほど儲かるが、HD-DVD規格は落ちていく。...これぞジレンマ。


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