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~すてっぷ ばい すてっぷ~

川の流れに、雲のながれに身を任せるように

騙し絵の牙

2021年03月26日 20時53分54秒 | 映画

見てきました。

 

※ネタバレ注意

※ネタバレ注意

※ネタバレ注意

 

 

「振り向くな」って感じ。

あまりにも切れ味が鋭すぎて、後から指摘されないと何もされてないのと変わらない、というかね。

 

 

いや、何がいいたいかっていうと「騙しの部分が『うわっ騙された!』ってならずに、ただの物語の『転』でしかなかった」っていう印象でした。

タイトルやあらすじの時点で「騙しあい」が繰り広げられるんだろうって思ってたけど、「騙し」のフックになる部分の描写が薄い気がして、結果、何か意外な展開が起きたときに「実はだましてましたー!」って後出しされてるだけな感じがしちゃいました。

 

「騙し」ってことは、「Aと見せておきながら実はBである」っていうことですよね?

で、この「騙し」を題材にするなら「A」を見せつつ「B」も見せて(もしくは匂わせて)話を進めていかないと、見ている側としては「A」に対しての可能性を想像する余地、つまり「A」が「Aではない何か」ではないかという疑いを持つことが難しいのではないかと思ったんです。

なので、さっきの「騙し」のフックとかいう勝手に作った言葉ですが、ここでいう「実はBである」っていう描写が今作では薄かったような印象があったんですね。

まあ自分が気にしてなさすぎか、見落としている可能性は十二分にあり得ますが、よくある「衝撃のラスト」とか「大どんでん返し」みたいなものと同類になってる気がしました。

 

ただ、その「騙し」っていう部分を気にしなければ、出版エンタメ作品としては普通に楽しめました。

「廃刊の危機を救うために奇想天外な一撃をしかける!」的な?

何をされても飄々としてのらりくらりと難局を乗り越えてきた速水が、高野の一手に悔恨の思いを露にするあのワンシーン好きです。

 

あと、薫風社をガラリと変えようとしていた東松の構想していた「KIBA」が、「もともとここから始まった」と言わんばかりに社長の座に刻まれていたのが一番鳥肌でした。そしてそれは継承されていく、というところも。

 

なんだかハードルを高めにしてしまった結果、そうでもなかったな、っていう印象になってしまったけど、面白かったしキャスト的にも見応えのある作品でした。

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仮面ライダー滅亡迅雷

2021年03月26日 20時52分38秒 | 映画

見てきました。

 

※ネタバレ注意

※ネタバレ注意

※ネタバレ注意

 

 

なんということだ…。

 

 

エンドロール開けて劇場が明るくなった瞬間の、会場全体からのため息や困惑の声が印象的でした。

自分もまさか、そんな結末が待っているとは正直考えていませんでした。

 

 

ゼロワン本編を経て、劇場版を経て、ついにやってきた滅亡迅雷主演作品。

観る前は「或人がタイミング的にいない状況で悪者が登場、滅亡迅雷が手を取り、人類・ヒューマギアのために共に変身し戦う」っていう、悪役だった彼らがついにヒーローとして活躍できるんだ!って思ってました。

 

キャラクターの描き方も、ちゃんと時間が経っている感じがよかったですね。

迅の感情の豊かさだったり、滅の親っぽい目線や「悪」に対する考え方だったり、亡や雷の人類とのかかわりだったり。

本編終盤でもちらっとあったけど、やっぱりこの4人は変身前も変身後も、並びの画力が半端じゃないわ。

しかも今回は晴れて仮面ライダー滅・亡・迅・雷がそろい踏み。やっぱ同時変身のかっこよさよね。

個人的には迅のバーニングファルコンか亡のジャパニーズウルフが好きです。スピードタイプとか翼とか爪とか好きです。めっちゃ。

 

そしてそんな彼らの集合体としての新ライダー「仮面ライダー滅亡迅雷」。

まさかのバーサーカーライダー…。

4人の結集なら、それぞれのライダーの意匠が施されてもよかったんじゃ、って思ったけど、今作のキーとなる「マスブレイン」の仕組み上、ああいう「データの蓄積・集合体」みたいなのは逆に良かったですね。

細かくみると、ちゃんとバーニングファルコン的な肩当てとか、ジャパニーズウルフの爪とか、ドードーっぽい(というかフォースライザー変身者っぽい)鉄板装甲とか、スコーピオン的圧倒的パープルとか。

ドライバーも四人のキーのイラストが、データの集積のように描かれていて良き。

 

 

或人社長は最低限の出演となっていましたが、内容が素敵でした。

新たな新型衛星「WE’RE(ウィア)」を打ち上げ、一週間のミッションに参加しているとのこと。

なんかもう、ウィアって名前だけでちょっとウルっと来た自分にビックリ。

あとニュース映像に昴ともう一人知らないヒューマギアいるな、って思ったらあれ縄田さん(ゼロワンスーツアクター)だった。顔まで覚えてなかった。

 

新ライダーといえば、ザイアのCEOが変身する仮面ライダーZAIA。

サンザンドライバー仕様だからか、メタい理由からか、仮面ライダーサウザーのリペイントですが、全身真っ黒に赤目という。なんというアルティメット使用。

ちなみに仕様しているキーは「カルノタウルス」と「トリケラトプス」ということ。2本角と3本角がまだいたことに感心。

めちゃくちゃ悪者感漂う見た目に反して、戦闘スタイルが煽り上等のボクシングスタイルなので、逆に小物感がすごい。

 

さて、そんな仮面ライダーザイアも、仮面ライダー滅亡迅雷の手によってまさかの死亡。

不破さんの制止も意に介さず、「すべてを破壊する」と宣言した仮面ライダー滅亡迅雷によって滅・亡・迅・雷の四人も破壊…。

そして4人の慟哭。

 

これは本当に衝撃でした。

バルカン&バルキリー絶対見ます。

バルキリー新フォームもやっと見れる…。個人的にはジャッカルが見たかったけど、もうそんなの気にしないよ。いや少しは心残りあるよ。

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モンスターハンター

2021年03月26日 11時11分22秒 | 映画

見てきました。

 
 
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
 
 
映画化するのはまだ早かったようです…。
 
 
いや、モンスターの描写というかCGとかはすごかったんですよ。
 
逆にいうと、そこだけ、というか、ね。
 
なんか一言でいうと何かな~って考えてた結果「陽キャが撮ったモンハン」て感じ…かな…。
 
なんか日本人好みしなさそう、アメリカ人好きそう、みたいな気もしました。
 
 
あれだけモンスターを劇的に再現できていたのに、脳天攻撃で巨大モンスター討伐は夢なさすぎない?というかそれやっちゃお終いじゃない?っていうことをやっちゃった時点で正直さめちゃいました。
 
ネルスキュラに発煙筒と酸素ボンベでカウンターとか、そのレベルでよかったんですよ。
あの世界では、こちらの武装とか攻撃は全然通用しなくて、あちらの世界のモンスターとかの素材で作った武器が一番有効打だったりするのでいいんだよって思っちゃいました。
 
あとネルスキュラの群れが襲ってくるところとか、体に産卵・孵化とか、あー監督の得意分野かな?っていうところはちらほら。
でも大型モンスターが群れになってるのはやっぱちょっと違和感でしたね。
 
 
あと個人的に、ミラとトニージャーの争いシーン長すぎ。
どっちもアクションできるから撮りたかったんだろうけど、それはモンハンじゃなくてよかったくない?っていう。あとトニージャー使うなら飛び膝蹴りが見たかったよ!もっかいアースフォール見るか!
あとこの期に及んで、言葉通じないネタはモンハンでやることではなかった気がする。
 
 
でもトニージャーの弓は好き。引き絞って狙ってるときに「あ、溜めてる!溜め3!」って思った。
 
 
しかしまあ、他のハンターの見せ場の無さもなんだか。
もっと早めに合流して見せ場作ってほしかったワン。
ちゃんとキャラ作りしてあったっぽいのにリオレウスにやられるだけしかないのはなんだかのう。
 
 
 
あとは、なんというか
「あれ、これDOD新宿エンドかな?」と思ったら「俺たちの戦いはこれからだ!」だったりして、うん(´・ω・`)
 
 
 
色々書いたけど、モンスターの描写は嫌いじゃないというか、あの世界をもっと色々見てみたかったって感じでした。
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