Broken Flowers …はうはう河馬の脂肪遊戯

いらっしゃいませ。お独りさまで?どうぞお好きな席に。戯れ言、繰り言、かあるくかるく。

20190728(日)…花のいろはうつりにけりないたづらに我身世にふるながめせしまに…小野小町

2019年07月28日 | 小倉百人一首


花のいろはうつりにけりないたづらに我身世にふるながめせしまに

世界三大美人のひとりと言われた小野小町の歌。
わかりやすい。
年を取れば皆思うことなのだ。
衰えていく自分とどう折り合いをつけていくか。





少し前は、やたらアンチエイジングって流行ったけど、
見た目若くても、見た目だけで
確かに年齢はいっちゃてるわけで、
見た目若くても意味がない。

年は、相応にとって行くべきものなのだ。

花は盛りの時期があるからこそ、
散る段になって惜しまれるのだろうよ。





はじめに訪ねたお寺は、清凉山 欣浄寺。
京阪、墨染駅下車。徒歩数分。



開祖道元と伝える。
本尊は「伏見の大仏」で知られる丈六の大仏。

寺地は、小野小町に恋い焦がれた深草少将の邸宅跡といわれ、
境内に少将塚、小町塚、
深草少将姿見の井戸(涙の水)がある。


以上、ウェブからの引用。





寺への入り口の道路標識があったのだが
どうみても、寺が貸し出ししている有料駐車場を指していて、寺の入り口を示していない。
よくわからないままに、駐車場から寺の裏側から、遠慮がちに寺内に入った。
飾り気のない少し荒れた感じがする飾り気のないお寺だった。





井戸のようなものがあった。
たくさんの蝉があちこちで羽ばたいていて驚かされた。

大仏がいらっしゃるらしいのだけれど、
お堂内はアクリルの扉越しにしか拝見できず、
拝むことはかなわなかった。





小町の塔もあるらしいのだが
表示がはっきりしなかったので見つけることができなかった。

庭を巡り(と言っても小さなお庭)、
表門に回ってみると、表門は施錠されていた。
何それ。
裏はガラ空きじゃん。
焦る。





結局、裏口とは別の、勝手口みたいなところから出てきたのだが…。


2番目に訪ねたお寺は、善願寺。

地下鉄東西線醍醐駅下車。
結構、歩く。
迷いながら20分くらいかな。
夏にはきつい。
汗だくだく。





腹帯地蔵として有名。安産祈願にご利益があるらしい。
小町榧(カヤ)の大木がある。






小町榧とは、深草少将の小野小町のもとに百夜通いした話にちなむものらしい。
小町に 百日通ってくれたら、思いを受け入れますよと言われ
少将は、通った日数を数えるために一日一つずつ、
小町のもとに榧の実をおいていったらしい。

99日目、病に少将は亡くなってしまい
嘆いた小町が、その99個の榧の実を蒔き、
育ったうちの一本がこの「小町榧」。


以上、ウェブからの受け売り。





このお寺、道路に面してお堂があるので、
お参りするにはしやすいが
中を拝観するには、
電話予約が必要だった。
がーん。





いきなりお願いするほど、図々しくもなれないので
表からしかうかがえなかった。笑

カヤの生木に不動様が刻まれているんだとか…。





3番目に訪れたお寺は、随心院。
善願寺から醍醐寺バス停まで歩き、そこからバスで停留所3つめで下車。
バスの冷房に生き返る。
今日は暑すぎる。





随心院の公式HPはこちら





広い境内。
梅林。
小町がこよなく愛した、化粧するための井戸がある。
思っていたよりも、小汚かった。(^_^;)。正直な感想。







また寺の裏手には、小町へ届いた恋文を納めてあるらしい文塚があった。
蚊が多くて閉口。
また文塚までの通路が荒れていて、
塀が倒れているわ、木は折れているわでスリリング。










お寺のHPによると、
随心院あたりは、小野小町が晩年を過ごした場所らしい。






ふと、思ったのだが、平安時代の頃の女性って
紫@式部 だとか
清@少納言 だとか
父?夫の役職名で呼ばれるか
菅原孝標@女とか、父?夫の名前に「女」だとか「母」だとかを付けて
呼ばれることが多いように思われるのだけれど
小野@小町の小町って何?










ググってみても、「小野小町」の説明ばかり。

さて、4番目に訪れたお寺は、補陀落寺。
叡山電鉄市原駅下車。
徒歩10分くらいかな。





熱くて死にそう。

小野小町終焉の地らしい。
しかし、残念なことに、お堂が閉まっていて「山門不幸」の張り紙。
何のことかわからず、ググってみると
お寺さんのお身内に不幸があったりすると、こうやってお堂を閉めるらしい。
















残念ながら、寺内(そう広くない)を見渡して
ホテルに向かった。









ホテルまでの帰り道。
京都駅前の地下街に立ち寄り、ラーメン 餃子 ビール!

で、爆睡。