あらかると one day

小さな旅とetc・・・。

「海賊とよばれた男」読みました

2013-09-30 14:36:19 | 読書
「海賊とよばれた男」上・下 百田尚樹著  講談社

出光興産の創業者の人生を小説にしたものですが、出光興産の事は従兄の子供さんが就職していて、
福利厚生に厚い会社ぐらいしか知らなかったのですが、石油業界における主人公の戦いなど目を見張るばかりです。
戦後30年代に入ると自分はあの頃は何をしていたのかなという思いも巡らせ興味深かったです。
上、下巻に分かれていて読むのが大変だったけど大正、昭和の時代もわかりよかったです。
図書館の予約待ち 140人 すごい人気です。
私としては超スピードの6日間で読み終わりました。
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舟を編む 三浦しをん著

2013-04-23 15:47:48 | 読書
 2012年本屋大賞受賞
言葉を載せた舟(辞書)を海に(社会)に船出させるために十数年の歳月をかけて作り出す。
それにかかわった人々の人間模様が描かれている。

昨年に予約してやっと図書館から借りられた。
映画も公開されポスターで見た俳優の顔が、読んでいると馬締さんの顔に浮かんでくる。

カードの予約待ち人数を見たら93人、遅読の私もピッチを上げて読みました。
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孤愁(サウダーデ) 新田次郎・藤原正彦著

2013-03-15 21:05:37 | 読書
 図書館に予約していた本がやっと読めることになった。
受け取りに行って、668ページ、厚さ4センチもある本とわかって、「えっ」と言いそうだった。
それに予約待ち28人、期日内に返却しないといけない。
10日間でやっと読み終わりました。

これは晩年16年を徳島で暮らした、ポルトガル人の軍人であり神戸総領事でもあって、日本をポルトガルに紹介した
文筆家 モラエスさんのマカオ、神戸、徳島での生涯を描いた小説です。
前半は父 新田次郎さんが書き、亡くなられて30年後、息子藤原正彦さんが完成された本です。

マカオの亜珍との確執、神戸でのおよねさんとの満ち足りた生活、およね亡き後 徳島での隠遁生活
いろいろ書かれています。
読み出したら止まらない。

徳島に住んでいてモラエスさんの名前は知っていましたが、その生涯とか どうして徳島で暮らすように
なったとか、よくわかりました。

モラエスさんが徳島に伝えた黄花亜麻は今「滝のやきもち和田乃屋」に咲いてるそうです。
モラエスさんのお墓とか好きだった瑞巌寺へも一度訪れてみたいと思いました。
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てふてふ荘へようこそ

2012-06-10 08:12:16 | 読書
  乾 ルカ著  角川書店

図書館より入庫の案内が着た。
昨年?月にリクエストを出したかも忘れていた。

読み出したら止まらなくなって目に悪いと思いながら一気に読んでしまった。

久しぶりの一気読み。

アパートてふてふ荘に住み着いた地縛霊が入居した人から、人間的な感情を持ってくれることによって成仏できるお話。
ただ一人、五号室の真由美だけが幽霊が見えなくて、それも兄の地縛霊だったのに
でも最後に 昔 兄に教えられた「蛙の目」になることでやっと兄を成仏できる。
又 真由美によって意外な事実がわかったりして。
この世に幽霊がいるかどうかは半身半疑だけど楽しんで読みました。
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おそろし (宮部みゆき著)

2009-04-18 15:51:20 | 読書
 三島屋変調百物語
今回も宮部みゆきさんのオドロオドロした世界にはまってしまう。
体力と眼力があれば一気読みをしている本だ。

 自分自身が原因で人殺しの場面に出会ってしまったおちかさん。
江戸の叔父の家に身を寄せひょんな事から、因縁深い話を聞くようになり、それが彼女自身の中にこもっていたことを吐き出させていく。

最初短編かと思っていたら第一話が最終話まで絡まってきている。
夜読んでいたら背筋にヒヤッとしたものを感じる。でも読むのをやめようと思ってもやめられない。
最後の章はとうとうAM2時まで読んでしまった。

(抄録より)
17歳のおちかは、ある事件をきっかけに心を閉ざしてしまった。ある日、叔父はおちかに客を任せて出かけてしまう。おそるおそる客と会ったおちかだったが、次第に客たちの話に引き込まれ…。哀切にして不可思議な「百物語」。


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ハリー・ポッターと死の秘宝

2009-03-11 13:37:05 | 読書
 いい年をして児童書なんか読んでいると云われそうだが、読み出したら止まらない。
1~2巻までは本で読んだがともかく長いので、後は映画で見ていたがこの巻が
完結篇と知ったので、本で読んでみようと思った。
第33章「プリンスの物語」のところで今まで疑問に思っていたことが一挙にわかった。
映画で見るのも楽しみにしているが、主役の俳優さんが大きくなりすぎて駄目かなと思ったりしている。
それほど永い年月をかけて書かれてきているので、きっと優れた児童書として読み
継がれていくのだろう。
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「トイレのない旅」 星野知子 著

2009-03-01 17:38:25 | 読書
 3年前ほどブックオフで買って積んどくになっていたが、読み出してみたら
意外と面白くてトイレのない所での苦労が目に見えるようだ。私もウォーキングに
行くときは必ずトイレの有無を確認するほうなので実感としてわかる。

内容はペルーのシカン遺跡、チチカカ湖、アンデスの旅。雁の生態調査でシベリアの
大湿原。中国は雲南省の奥地に住む白族との心あたたまる交流。いずれも星野さんが
テレビのドキュメンタリー番組の撮影のために出かけた所だ。
星野さんは「トイレに不自由した土地は不便だけれど、なぜか人間味があってあたたかい」
と書いてある。

1994年8月の出版なのでその時は辺境の土地であっても15年たった今は開発されて
いるかも知れない。
でも人とのふれあいはいつまでも心に残っている。
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浅田次郎とめぐる中国の旅

2009-02-10 16:04:48 | 読書
 浅田氏の中国歴史小説三部作「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」「中原の虹」の舞台となった
紫禁城、北京、東北地方(旧満州)、万里の長城をめぐる旅の話です。
その中に小説に関する対談やエッセイが織り込まれていて、清王朝末期を舞台にする
この小説に興味がわいてきた。

紫禁城の所では浅田氏が実際に編集者を案内した時の口述筆記したもので、まるで
読んでいる私も一緒に案内してもらっているようだった。写真もたくさん載せられていて
まだ行ったことのない紫禁城が創造できた。

がんばって「蒼穹の昴」から読んでみたいが、中国の地名とか名前は読みにくいし
なかなか覚えられない。これだけがちょっと苦痛だ。
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つばさよつばさ (浅田次郎 著)

2009-01-24 11:27:57 | 読書
 2002年より2006年にかけてJAL機内誌[SKYWARD」に掲載された
旅のエッセイ集で40篇のせられている。

旅先作家に憧れ現在その生活をおくっている浅田氏、海外には年5回~6回、国内は
約30回旅先での執筆を余儀なくされている。
作家とは書斎とかホテルに缶詰になって書いているイメージがあるので以外だった。

本の中には食の話、歴史の話、浅田氏の趣味嗜好(ストレス解消?)の話もあり
旅好きな私は楽しく読ませてもらった。
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傍聞き(かたえぎき) 長岡弘樹 著

2008-12-26 20:42:27 | 読書
 今年最後の読み納め。
「傍聞き」は、初めて聞く言葉だ。話している当人同士より傍らで聞いている人が
例えそれがうその話であっても真実の話に聞こえるそうだ。

 娘を持つ母親でもある刑事が、かつて逮捕したことがある者が、ある事件の容疑者として逮捕される。
その容疑者が面会相手として刑事を指定してくる。
しかし面会の本当の目的は、立会人になる警察官に話を聞かせるためだ。
目的は警察内部でもう犯人がわかっているような話を聞かせて自首を促すためだった。

又、娘のほうは居空き強盗を受けた老女を慰めるためハガキを使って、傍聞きの効果を行っていた。
人間の深層心理をついた作品だ。

これは2008年第61回日本推理作家協会賞短編部門での受賞作品です。
ほかに三篇載っています。

(抄録より)
高齢者の家を狙った空き巣が頻発。犯行のあった時間帯、目の下に大きな傷のある男が目撃されていたことを知った
刑事・啓子は、かつて自分が手錠をかけた男を思い出すが…。
表題作を含む全4話を収録した短編集。

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