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少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

モールス符号の認識(8)

2013-05-03 17:42:22 | 無線電信の巧みと技
私たちが文字や言葉で聞いたことを、直ぐに鉛筆と紙、又はタイプライターで記述します。 これは、耳、頭脳、手を一体化させる学習です。 手書きのコピーで、ヒアリングの全ての能力が判ります。

文字が送信されたら即座にその文字をコピーするやり方を長時間続けることは緊張を増し頭の中にバッファーあるいは短時間のメモリーを置き、入力信号と書き下している部分との補完をする のです。符号を聞いてそれを書き出すまでの間にたくさんの文字や単語が自動的にメモリーされ、一方 で次ぎの符号が来るのを待っているという状況です。この方法は書き下しにかかる時間と符号長の相違 をなくすのに有効なばかりでなく、コピー時の精神的な緊張も解きほぐします。それはクッションのよ うなものです。このようにして、より見栄えの言いコピーが可能になり、固有名詞などには適切に大文 字を使うことなども出来るようになります。

最も高速のオペレータは1か2以上の音節あるいは単語を遅れコピーする必要はないといいました。ス ピードが上がっても、これくらいが安全な上限であると。(一部のエキスパート、例えばTed McElroy は6かそれ以上の単語を、あるいは文章全部さえも、全く問題無く遅れコピーできたようです。我々の ほとんどはおそらく真似できません)文字毎のコピーは書くことに意識的作業を伴いますが、これは遅 れてコピーする試みに対する弊害になります。


書き取ったメモを見るとその人のスキルがすべてわかるとは、恐れ入ります。固有名詞の大文字化などは、即時記録では対応できませんね。つまり、個々の文字を聞いた瞬間に書き取るのではなく、1個くらいの単語を短期記憶のメモリにいれて、信号に遅れて書き取るのが良いようです。

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