少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

フィルムと現像液

2004-11-28 20:07:14 | 写真
35mmフィルムとブローニーフィルムを1本づつ現像し、何枚かを引き伸ばした。ついでにネガの濃度を自作濃度計で計測した。今日は、2号の印画紙を使って引き伸しをしたので、印画紙号数によるコントラスト制御はなし。

比較的よくネガができていたので2号で殆ど問題はなかったが、多少シャドー部の透過光量が多いとコントラストの低い写真になったり、ハイライト部の透過光量が少ないとその部分がトビ気味になったりした。今まで感覚でしか分からなかったことが数値的に押さえることができるようになった。照度計は校正してないので絶対値はわからないが、印画紙の調子を相対的に判断するためには十分使える。

こうなってくると、自分の撮る写真をもっとコントロールしてみたくなる。そのためには、使うフィルムや現像液も一定のものにしないとだめかも。今までは富士のいろんな現像液を使っていたが、1つに絞り込んだ方がいいだろう。

特にどれということはないけれど、やっぱりTRY-XフィルムとD-76現像液という古典的なところに落ち着くのかなあという気がする。

印画紙はどうしようか。やっぱりバライタ紙ベースの方が深みのある色のような気もするし、富士のレンブラントかなあ。でもちょっと高いからRCペーパのタイプでもうちょっと練習してもいいかな。

どこの本を見ても、ちゃんとメーカーのレシピに従って現像しましょうと書いてあった。今、その意味がわかってきたような気がする。すべてのプロセスをきっちり押さえていくとき、微妙な露出の制御が意味を持ってくるのだ。


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