一分間に70文字くらいなら何とかコピーできるようになった。我ながらなかなかの上達スピードだと思う。今までやっていなかった代表的な記号も大体頭に入れた。
そこで、更なるレベルアップを目指して、テキストの次を読んでみると、数文字のコードを読んでもすぐには書き取らず、音節や単語レベルで書き取りをする『遅れ読み』をせよとある。今までは一文字を聞いて、ぱっと頭に浮かんだ文字を書き取ればよかったが、今度は頭の中の一時記憶領域に聞き取った文字をバッファして、単語ができてからさっとそれを書くという訓練である。
やってみると、これは難しい。しばらく聞いてなんとか2文字の前置詞くらいなら書きとれるようになったが、3文字以上は運が良くないとうまくいかない程度。聞いて文字をバッファに入れてそれが単語になったところで書き写す。なんとも高度な処理を高速にこなさなければいけない。
この練習について書いてあったのが、自分を信じることがカギという話。聞いた符号を一時記憶にほおり投げた時に記憶できると自分を信じないといけないという。リラックスして自分を信じることが成功への秘訣だという。なるほど自分を信じることね。
脳みそをおもちゃにしていろいろやってみるのも悪くない。