皆さんこんにちは!日曜日も診療している皮膚科 橋本クリニックの院長の橋本です。
水いぼの専門サイトがあるようです。
サイトの方から、このブログへの書き込みをしていただき初めて知りました。
サイトの名前はそのものズバリ『水いぼ.com』です。
水いぼの病態や治療などが掲載されています。
当院のホームページを紹介しても良いか、問い合わせをいただきました。
医学書には普通に載っていることなのですが、そのサイトにはスピール膏の治療が掲載されていなかったので、興味を持っていただけたのかも知れません。
大変ありがたいことです。
ここで改めて、水いぼの説明です。
水いぼはウイルスの感染症で人から人にうつります。また自分の体の中でもうつりますので数がどんどん増える場合があります。
ただし、免疫がしっかりしてくれば自然と消失しますので、欧米では無治療のまま経過観察するようです。(合理主義の欧米人らしいですね。将来ほうっておけば治るものを痛い思いして治療しなくても良いというものです。)
無治療のままで良いかもしれませんが、特にプールでうつることがあるので、水いぼのある子供が、プールで泳がせてもらえないという現実がある以上、治療せざるおえないのかもしれません。(啓蒙活動が進めば、欧米のようになるかもしれません)
現在のところ、日本では明らかに水いぼがあるのに放置するというのが、受け入れられないようです。
そのため当院では、プールのシーズンには積極的に治療を行っております。それ以外のシーズンでは1・2個であればその場で摘除を行い、7・8個であれば、治療または放置を親御さんに選択してもらっています。概ね10個を超えると治療を勧めています。(無数に増える場合があるためです)
痛くも痒くもなく、放置しても痕を残さず治癒するので、治療の必要がないという啓蒙活動が進めば当院でも放置を勧めるようになるかもしれません。
あくまでも現時点での治療方針です。
これからもよろしくお願いいたします。
当院での水イボの治療方針です。