莉世(34期生・三重大学教育学部2年)の第1ラウンド。
本棚の手前では俺の中2の授業。
今日から一挙に理科に入ったが、久居中が生物分野で東と南ヶ丘は化学分野。さらに一志中は明日、国語の単元テスト。南ヶ丘は社会の単元テストだ。中間試験がないぶん、単元テストの比重がかかる。無視はできない。南ヶ丘と一志の二人には単元テストの勉強をさせることになる。
毎年恒例、理科の諮問試験のプリントを解説後に覚えるまでの時間を測る。璃久が5分で覚える。敬意が8分くらいか・・・あとは30分で密航者がやって来る。この類は中1から鍛えてある、密航者にとっては慣れてないぶん時間がかかる。「まあ、誰でも記憶する行為をルーティーンにすれば速くなるから」と慰めることになる。
2階では津2年の物理と数学が始まっている。
春だ・・・想定外のことが起こるのは春が多い。
厚顔無恥を装い、心のうちを悟られまいと日々を往く。何度も何度も惜別の思いを噛みしめてきた。
"If I wasn't hard, I wouldn't be alive.
If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive."