語学学習日記です.そこらのおっちゃんが書いてます.怪しいよ!眉唾物です.

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

1452番:悪童物語(3)

2022-07-17 05:35:56 | 日記


悪童物語(トーマ)
Lausbubengeschichten (Ludwig Thoma)


悪童物語(3)


 ———————————【3】———————————————————

  Sie hat immer Handschuhe angehabt, und wenn  es
wo  naß war auf dem Boden, hat sie huh !  geschrien
und hat ihr Kleid aufgehoben.


———————————(訳)————————————————————

 奥様のほうは、いつも手袋をしていて、地面がどこか
ぬかるんでいれば、「あらまあ」と叫んで、服の裾をたく
し上げるのでした.


———————————《語彙》———————————————————
     
sie:前回のer と同様、初めて出てくるので sie の指すものが不明
  なのですが、話の流れからは、「奥様」を言っていることにな
  ります.つまり、die Frau.
    ——質問:いきなり、sie やer を使ってもいいのか?
    ——答え:いきなりsie やerが出てくる歌謡曲の歌詞はいくら
       でもあります.小説だって、そういう書きおこしが
       あっても全然おかしくありません.
    ——質問:先に名前が紹介されて、それからsie だのer だのが
       来るのが自然だと思うのですが.
    ——答え:そうですか.では夏目漱石の『吾輩は猫である』の
       主人公には名前がなかったはずですが、どうします?
  ——質問:どんな出だしですか?
  ——答え:Ich bin eine Katze.  Meinen Name habe ich noch nicht.
    ——質問:はいはい、人称代名詞が名前に先行する例はもうわ
       かりました.OK!ところで、ドイツ語では、職業
       には冠詞をつかわないのでは?
  ——答え:ネコは職業じゃないので!
  ——質問:でも身分ですよね?
  ——答え:そんな身分の人間はいません.夏目漱石じゃないけ
       ど、「Ich bin eine Katze.」のタイトルの本はたくさん
       出ていますよ.
der Handschuh:(e式)  手袋; ein Paar Handschue  一組の手袋     
naß:(旧正書法) <nass (形) 濡れた、湿った        
der Boden:(変同尾) 土地、地面、床
aufgehoben (過去分詞) <auf/heben (他) (A格を) 持ち上げる
 

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1451番:スガンさんの山羊(9)

2022-07-17 05:32:51 | 日記

スガンさんの山羊(9)

 

—————————【9】—————————————————————
                 
   Ah !  Gringoire,  qu'elle *¹ était  jolie la petite chèvre  de
M. Seguin ! qu'elle était jolie avec ses yeux doux,  sa barbiche 
de sous-officier,*²   ses sabots noirs et luisants, ses cornes zébrées
et ses longs poils blancs qui lui faisaient une houppelande !

 

.—————————(訳)—————————————————————
               
  ああ!グランゴアール君、スガンさんのこの小さな山羊は
何と美しかったことか! やさしい目をしていたし、顎髭は
は下士官のようで、蹄は黒く光沢があり、そして縞模様の角.
また、高級外套風の白い長い毛並みの何と美しかったことか.

 

—————————《語句等》————————————————————
     

*¹)  qu'elle:que + elle、このque は疑問代名詞ではなく、
      副詞で.意味は「なんと、どんなに」  
 barbiche: (f) 山羊ひげ、(小さな尖った)あごひげ
*²)  sa barbiche de sous-officie: ここも、次の  ses sabots noirs et 
  luisants もその次のフレーズも、すべて、頭に、avec が省略
  されているので、読み手側で補う.(書き手は冗長を避ける)
      qu'elle était jolie avec sa barbiche de sous-officie
      qu'elle était jolie avec ses sabots noirs et luisants
      qu'elle était jolie avec ses cornes zébrées
  avec は美しいことの説明をしています.
     ~で美しいんだよ、~も美しい、~も~も何と美しかった
  ことか!
  日本語訳の方も、やさしい目をしていて(美しかったし)
  顎髭は下士官のようで(美しかったし)  蹄は漆黒で(美し
  かった)と本来はそういうことになるが、こちら側も稚拙な
  文章になるのを避けたいので省略した.
sabot: (m) 蹄(ひづめ)     
luisant(e): (形) 光る、輝く、光沢のある
corne (f) :角(つの) 
zébré(e) :(形)[ゼブレ] 縞のある、縞の
poil (m):(動物の)毛 
houppelande: (f) (服飾)  ウプランド
    ◆ 14、5世紀の袖の長いゆったりした外套
  faisaient une houppelande ウプランドにみえる
faisaient (半過去3複) < faire ~に見える、~の様子をしている
             (の)形を呈する

          

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1450番:エデンの東(90)

2022-07-17 04:51:59 | 日記


エデンの東(90)


———————〚第2節〛————————————————————


..———————【90】—————————————————————

  When people first came to the West, particularly from the
owned and fought-over farmlets of Europe,  and saw so much
land to be had for the signing of a paper and the building of a   
foundation,  an itching land-greed seemed to come over them.


————————(訳)————————————————————

人はこの西部にやって来ると、特にヨーロッパの自分の
所有していた土地や苦労して獲得した土地を離れて来た
人たちは、ここで書類にサインして手入れして手に入れる
べき土地と耕すべき土地を見ると、全身に土地所有欲が
うずうずわき出すようであった.


———————《語句》————————————————————

itching:欲しくてたまらない、うずうずする 
land-greed:貪欲な土地入手 

 

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