語学学習日記です.そこらのおっちゃんが書いてます.怪しいよ!眉唾物です.

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

1420番:桃太郎(28)(ドイツ語学習)

2022-07-04 20:54:18 | 日記


桃太郎(28)
Momotaro 28


   „ Öffnet sofort das Tor !  Ich bin Momotaro.  Ich bin
gekommen, um euch niederyuschlagen !“ 
   „ Niederzuschlagen ?  Uns ? “, eine Wache rümpfte die
Nase und sagte :
   „ So ein Quatsch !  Tu es doch, wenn du kannst !“
  

            ——訳——  
  「直ちに門を開けなさい.僕は桃太郎です.お前たちを
打ち倒しに来たのだ!」
 「打ち倒すだと? 鬼の我々を?」 鬼のひとりの
衛兵が、小ばかにして言った.
 「馬っ鹿でねえだか!できるもんなら開けてみろ!」


 
             《語句》           
öffnet (ihr お前たちに対する命令法)「開けなさい!」
   <öffnen (他) (戸、窓などを) 開ける
niederzuschlagen (zu 不定詞)→ nieder/schlagen (分離動詞)
nieder/schlagen (他) (4格を) 打ち倒す、殴り倒す
            ② (4格を) 鎮める、鎮圧する    
die Wache (弱)  見張り、番人、衛兵、歩哨、警戒勤務
rümpfte die Nase (über j⁴) を見下す、軽蔑する
der Quatsch {(e)s/ 口語軽蔑} たわけたこと、
tu < tun する 

     〚文法事項〛
命令法
作り方
du に対する命令: 不定詞の語幹 + e 
ihr に対する命令: 不定詞の語幹 + t 
Siedu に対する命令: 不定詞の語幹 + (e)n Sie !
 *   du に対する命令では、しばしば語尾の t  が
      落ちます.
 kommem (来る) → kimm !  来い
  tun (する) → tu !  せよ
  本文で鬼が言っている tu はöffnenの代動詞
 「(開けたければ)開けよ」という意図です.

 

       ≪ひとこと≫     
文の流れからはnieder/schlagen  を「成敗する」とやりたかった
のですが、bestrafen (処罰する) とか züchtigen (せっかんする、
懲らしめる) の方が「成敗」に近いかもしれないので、
「打ち倒す」にしました.
他に、unterwerfen(4を)征服する、
unterjochen (4民族などを)従属させる
erobern (4を)占領する、獲得する、征服する
  でもerobern には女性の心を手に入れる
  という意味があるらしく、14歳の桃太郎
  にはまだ早いかな?
  ほかにdie Strafexpedition (f) 征伐  という
  言葉がありますが、これは派遣元はおじいさんと
  おばあさんになるから、ふさわしくありません.
  長征(長州征伐)とかに使うのがいいかもしれません.
  Die Strafexpedition gegen Tschoschü wurde aufgegeben.
鬼といえども、現代日本では、裁判権をもっているので、
判決が出るまでは、刑の執行はできません.桃太郎の場合
やはり、先に、遠山の金さんみたいな人に
相談するべきでした.そういう人がいなかったら
直接、奉行所に行くことになるでしょうか.
でも、それは・・・

奉行所:桃太郎とやら.して、鬼は村人から
    金銀財宝を奪っていったと申すか?
    そのような財宝をなぜ、村人がもっていたのじゃ?
    隠し持っていたのが本当なら、村人を捕らえて
    吟味することになるが・・・

桃太郎:やめて.だめ、それは.

奉行所:では鬼というのは作り話なのか?
桃太郎:うそではありません.はは~ん、鬼が怖いから
    とぼけているのだな.情けないお代官様だな.
        もうよい.自分ひとりで行ってくる.

奉行所:わはは.鬼をここへ連れて来るがよい.
    そんな、ありもしない話をだれが信じるものか!

桃太郎:では、鬼を連れてきたら、信じてもらえるの
    ですね?

奉行所:よし、約束しよう.そちの申すことが本当なら
    その鬼が奪ったという金銀財宝はそっくり
    村人に返してやって、とがめだてはせぬ。
        そちには、その鬼ヶ島1島の領地を与えよう.
        それでどうじゃ?

桃太郎:ありがとうございます.お心遣い痛み入ります.

 

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1419番:桃太郎(27)(ドイツ語学習)

2022-07-04 20:28:57 | 日記


桃太郎(27)
Momotaro 27


Bald legte das Boot am Ufer der Insel an.  Sie stiegen
aus und kamen nach einem kurzen Fußmarsch bei der  
Burg an.  Momotaro strand vor dem Tor und rief :

 

           ——訳——  

やがて船は鬼ヶ島の岸に到着しました.一行たちは
船から降りて、しばらく歩いていくと、城の下に
やって来ました.桃太郎は門の前に立って、叫び
ました.


            《語句》

bald (副) まもなく、じきに
legte ...an (分離動詞、過去3単)
      < an/legen (自) (船が) 接岸する
                    (船が) 停泊する
stiegen aus <aus/steigen (分離、自/s) 
     (乗り物から) 降りる(get off) 
 <参考> (乗り物に) 乗る=ein/steigen 
             乗り換える=um/steigen  
  3変化:steigen...aus / stieg...aus / ausgestiegen
der Fußmarsch {_(e)s/ _¨e}(比較的長い) 徒歩旅行
nach (前、3格支配) ~のあとで
   nach einem kurzen Fußmarsch
  短い徒歩旅行のあとで→しばらく歩いて行くと 
bei (前)~のそばに、~の近くに
 「城の下に」と訳しておきましたが、「~の下に」
  は、unter という前置詞があります.
  「城のそばに」と訳せば、100点満点なのですが、
  みなさん、お城のそばって、お城を見上げるでしょ?
  なので「下」と訳しました.こういうのを
  「意訳」と言います.試験では、あまり意訳すると
  減点されますので、試験官のご機嫌伺もしましょう.
die Burg {_/_en} 城、城塞、山城
     das Schloß も「城」ですが、こちらは、城塞というより、
  「宮殿」、「王宮」、「大邸宅」で(居住という視点)
    die Burg は(戦い視点、濠で囲まれた城)
    47士が攻めた吉良邸はdas Schloß
    西郷軍が攻めあぐんだ熊本城はdie Burg
    江戸城は?江戸時代までは die Burg 
    天皇家が入られて後はdas Schloß かな?
  ご存じの方、ご教示お願いします.

桃太郎が鬼ヶ島の城門の前で叫びました.
さあ、いよいよ、戦いですね.
え?桃太郎は何を叫んだか?
それは次回のお楽しみ.
「あほー」と叫んだの? 
新喜劇ならそうでしょう、でも答えは次回!
   

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1418番:桃太郎(26)(ドイツ語学習)

2022-07-04 19:53:25 | 日記


桃太郎(26)
Momotaro 26


  Nach einer Weile schrie der Fasan:
   „ Ku-e, ku-e ! Guck mal ! Da drüben gibt es eine
Insel !“   
  Daraufhin erblickten alle die Insel in der Ferne, auf
der die Dämonen Burg mit hohen schwarzen Mauern
stand.
   „ Da befindet sich die Dämonen Burg !  Fahr weiter !“,
ordnete Momotaro an.  

 

           ——訳——  

   しばらくして、キジが叫びました.

   「ケッケーン 見ろよ、向こうに島が見えるよ.」

その言葉に、みんなは遠くにある高い黒い城壁
がそびえる島を見つけました.

   「あそこが斧の城だ.進め!」


         

       《語句》    

nach einer Weile   しばらくして
schrie (過去)<schreien (自) 叫ぶ、悲鳴を上げる
                      (他) を叫ぶ
   三変化 (schreien  schrie geschrien)     
Guck mal  おい、見ろよ!   見てごらん!
  <gucken (自)見る
             (他)を見る    
drüben  向こう側に       
daraufhin  その結果[として]、それに基づいて、それゆえに
 ② その点に関して、その観点から、  
erblickten (過去) < erblicken (4格を)見つける  
 in + 3格 + 4格  [3を4とみなす]  
   
die Ferne  [_/_] 遠方
  in der Ferne / 遠くで
  in der Ferne blicken /  遠くを見る  
die Mauern (pl) [弱]<die Mauer 壁、塀、城壁  
sich befinden + 場所 [に]ある、いる       
ordnete an  <an/ordnen (他) 指示する、命ずる
     ② 配列する、配置する

 

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1417番:桃太郎(25)(ドイツ語学習)

2022-07-04 19:47:12 | 日記


桃太郎(25)
Momotaro 25


  Das Boot fuhr auf tiefblauer See.  Der Hund ruderte, 
der Affe lenkte das Boot und der Fasan wachte auf dem 
Bug.

 

          ——訳——  

    ボートは紺碧の海を進んでいきました.犬が船
を漕いで、猿が舵を取り、キジが船首見張り役を
しました.


            《語句》      

das Boot [E式] [発音: ボート] ボート
  ein Boot rudern / ボートを漕ぐ
  ein Boot fahren / ボートに乗る
tiefblauer (形、強女3) < tiefblau (形) 濃い青色の
  形、強女語尾チェック(1,2,3,4)(e,er,er,e)   
* See は 「海」=die See  (複数なし)
         「湖」=der See (混合変化: Seen) 
    3,4格支配のauf はここでは3格支配(従事のauf)
    auf der See ³ sein (海へ出ている)
  尚、an die See fahren だと、(車で海に向かって行く)
  となって、陸路走行になります. 
  そしてストーリーの流れから判断すると、
  さて、ここは「湖」ではなく、「海」
  よって、形容詞 tiefblauは 強女3で語尾は[er]
  zur See fahren の方が自然だと思えますが、これは
 「船乗りになる」という成句です.
 本文はauf tiefblauer See fahren  青い海に乗り出す.
ruderte (過去3単)< rudern [ルーダーン](自) ボートを漕ぐ   
lenkte (過去3単)< lenken (他)(4格を) 操縦する
  ein Auto renken 車を運転する
  ein Flugzeug [Schiff]renken 飛行機[船]を操縦する
    ~の方向を定める
der Bug (E式)[ブーク] 船首
auf dem Bug wachen は辞書にはありませんでしたが、
  「水先案内を務める」という意味になると思います.

 

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1416番:桃太郎(24)(ドイツ語学習)

2022-07-04 19:44:12 | 日記


桃太郎(24)
Momotaro 24


  „ Aufsteigen, ihr Kameraden !  Jetzt wollen wir in“ 
See stechen und zur Dämonen Insel fahren ! ",  rief
Momotaro seinen Begleitern zu.

 

          ——訳——  

  おい、乗るぞ.お前たち!さあ、出航だ、鬼ヶ島
へ、いざゆかん!桃太郎は、仲間たちに大きな声で
言いました.

 

           《語句》 

auf/steigen (i/s) 登る、(乗り物に)乗る、上昇する   
Kameraden (pl) < der Kamerad {弱} 仲間、同級生、同僚
Begleitern < der Begleiter {N式} 同行者、連れ、お供    
in See stechen [海事] 出港する、出航する、海に出る


          ≪ひとこと≫

冒頭の桃太郎のセリフ「Aufsteigen, ihr Kameraden !」
(おい、乗り込むぞ、お前たち)
について、aufsteigen はwir に対する命令形で「誘い」.
 ihr と Kameraden は複数1格の同格.ihr をKameraden
で言い直している.このKameradenは「兄弟」という
呼びかけ. 親分子分の世界なら、盃を交わした間柄. 
ここでは、お団子が兄弟の盃代わり。


  【余計なひとこと】

置いてある誰のかわからない船を勝手に乗って行けば
ドロボーです.巷によくある同様の窃盗行為は、
自転車ドロボー.
でも昔は、そういう法律はなかったかもしれません.
桃太郎は正しい人、ということで、納得しましょう.
いちいち、ドロボーと言っていたのでは、おばあさんが
川で桃を拾ってきたこと自体、遺失物法第2章取得者
義務違反ですから.

 

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