TEAM HAYASAKA

TEAM HAYASAKA 開設7周年

 
 
GW2019 ほたる見公園でファミリーキャンプ 2-1

2019.5.2(木)GW後半ファミリーキャンプのつもりだが、まだキャンプ場の予約がとれていない。午前9時から、とまろっと・四国三郎の郷・まんのう公園・備北丘陵公園・ウエル花夢・大......
 

2020.5.7(木)
<TEAM HAYASAKA>
も、おかげさまで7周年を迎えることができました。
1年前は、平成から令和という新時代が幕を開け、皇位継承の儀式・行事が厳かに行われる中、日本中が祝賀ムードに包まれ、私たちもかつてない10連休という長期休暇を享受しました。
打って変わって今年は、誰もが予期しなかった新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、健康と経済がかつてない危機にさらされています。そして見えない敵との戦いは今もなお続いています。
たとえ感染拡大が終息しても、三密は人々の脳裏に焼きつき、仕事のやり方や余暇の過ごし方が今まさにそうなりつつあるように、大きく変わることは間違いありません。
つまり、会って話して心を許し合い、円満な人間関係を築いてきたというこれまでの時代が、大きく変わろうとしています。
ちょうど、働き方改革のテーマである「長時間労働など労働環境の改善」と「それを補う効率化や生産性の向上」を実現するひとつの手段である「在宅勤務」が
、三密を避けるための「在宅勤務」と奇しくもリンクし、不可能から実現十分可能の域に達してきています。

そういった流れの中で、
令和という時代の将来を見据えるとき、「5Gに象徴されるようなデジタル化をより一層加速させる一方、最終的に国民の命を守るのは、現場でひたすら懸命に救援する医療従事者の方々や、災害時には常に最前線に立つ自衛隊の人たちという人の力である」というこれまでの事象を心に刻み、これからもここを決して見落としてはならないということがとても大切であると思います。

平成の時代は、失われた20年とか30年などと言われますが、生活水準が低くなったという感覚はあまりなく、逆にITの普及により便利さや物の豊かさを享受できたと思う人も多いと思います。昭和の時代を知らない若い人たちはなおさらかもしれません。
私は平成2年にサラリーマンデビューをして、赴任地の大阪で毎晩遅くまで働き、そしてこれまた毎晩のように夜遅くまで飲み、金曜日の晩には週末はと言わんばかりに少し早めに仕事を切り上げてミナミに出向き、アホになるまで飲み、帰りは朝方までタクシーがつかまらない、といったバブル経済を当たり前のよう享受してきました。
確かに賞与の支給率は今では考えにくい高水準にありましたが、実際にバブルの恩恵というのは、株や土地を持っているいわゆる高所得者層の人たちがキャピタルゲインを得ていただけで、普通の所得の人は土地が高過ぎて都会では家など建てられないというのが現実でした。
もっとも多少の預金を持っている人は、特に高齢者の方が多いと思いますが、ちょっと旅行に行けるくらいの利息収入は得ることができましたが・・・。
企業も、土地や株の含み益をテコに銀行から売上増加に伴う運転資金や設備資金を調達し、それなりの利潤を得てきましたが、最後はバブル崩壊後のバランスシートギャップに耐え切れず行く先を失ってしまう会社が多くありました。

また、土地や株式、金融を巡る不祥事が多発しました。
大阪では、一料亭の女将が、占いと神のお告げによって株式相場や当たり馬券を言い当てると評判になり、当時料亭に通っていた証券マンや銀行マンを巻き込んで巨額詐欺事件を起こしました。一料亭の女将が金融機関から借入れた金額は2,000億円を超え、最後は金融機関の支店長らに架空定期預金証書を作成させ、それを担保に他の金融機関に持ち込み、そこに担保として差し入れていた株式や金融債と差し替えるという手口を使って犯行を重ねました。
当時のニューヨークタイムズがこの巨額詐欺事件を取り上げ、女将の尾上縫のことを<an average woman>と表現しました。詳しくは<an average woman causes a huge fraud case>という類の表現だったと思いますが、たった一行でバブルという時代の本質を言い当てたニューヨークタイムズの言語化力に思わず唸ったことを今でも覚えています。
他にも地上げや、リクルート事件・イトマン事件など不祥事が相次ぎ、バブル=悪という世論が形成されていきます。

1989年末には日経平均が今では考えられない史上最高値3万8,915円を付けた後、1990年に入るとバブル崩壊が始まりました。

1995年 阪神淡路大震災が発生
朝方、大きな揺れで目が覚め、余りにも長く続くことに恐怖を覚え、外に飛び出そうとした時に、揺れがとまりました。
電車はまったく動かず、同僚の車で会社に行く途中、崩壊した現場をみて現実であることを認識しました。
そして多くの人の大切な命が失われてしまいました。

1990年代を一言でいうと、「金融機関が抱えた不良債権の経済的影響の大きさ」であり、銀行の経営破綻が現実化し、1997年アジア通貨危機発生を経て三洋証券や北海道拓殖銀行、山一證券という大手まで破綻するというまさかの時代でありました。1995年には住専処理のため6,850億円の公的資金が投入され、1999年には大手15行に7兆5千億円もの公的資金が投入されました。
1996年に総理になった橋本龍太郎氏は、省庁再編や金融ビッグバンに取り組み、財政再建にも執念を燃やしました。

2001年には小泉政権が誕生し、聖域なき構造改革と不良債権の処理を進めました。
金融担当大臣となった竹中平蔵氏が金融再生プログラムを実施し、銀行は厳格な資産査定を求められました。結果として2005年には主要行が不良債権の半減目標を達成し、郵政民営化法も同年成立しています。

小泉政権が終わると、第一次安倍内閣が発足しましたが、その後短期間で総理が目まぐるしく変わり、参院選では自民党が大敗するといういわゆる「ねじれ現象」が生じ、2009年にはとうとう悪夢の民主党政権が成立してしまいました。
ちょうどその頃は、サブプライム問題とリーマンショックが発生した時期と重なり、世界が金融危機に陥りました。

2011年3月11日午後、
仕事で訪れた寿司屋で、大将がテレビに見入っていました。
映像には、決壊した堤防から海水が押し寄せ、橋が崩壊し、流された何台もの車と転覆した船が浸水した建物の間に浮いているという異様な光景が映し出されていました。
いったいどこの国の出来事だろうと思いましたが、まだ何とか水面からの距離を保っている青地に白文字の道路の案内標識が示す文字を見て、それが日本で起こっているということを頭の中で認識するのにさほど時間はかかりませんでした。

時はさらにさかのぼりますが、2001年9月11日現地時間朝、日本では夜です。
焼肉店で肉を焼きながらビールを飲んでいると、突然何の前触れもなくテレビの音が消え画面が切り替わり、飛行機がビルに突っ込んでいくという映像が何度も何度も繰り返し無言のまま流され続けました。
その時は、テロが起きたことを瞬時に直感したことを覚えています。
後になって思うと、この報道も平成という時代の中で、衝撃的な映像として私の脳裏に焼きついています。

東日本大震災
被害は広範囲に及び、亡くなった方は12都道府県で1万5897人。あらためてご冥福をお祈りします。
無数の悲しみ・・・
計り知れない悲しみ・・・

あえて経済に限って言及すると、
東日本大震災の経済的影響は、原子力発電所が被害を受けたことにより、電力供給能力が低下し、家庭や企業の電力需要を十分賄えず、経済活動が停滞したことです。
またエネルギー政策を見直す転換期にもなりました。
もうひとつは、サプライチェーンが寸断されたことにより、自動車産業などの生産が大きく制約されたことです。
今回のコロナ感染症でもまったく同様のことが起こり、世界的規模で中国にサプライチェーンが集中していることが浮き彫りになりました。

2012年、第二次安倍内閣が成立しました。
「大胆な金融政策」「機動的な財政運営」「民間投資を喚起する成長戦略」の三本の矢で構成されたアベノミクスが始まりました。
物価目標を2%と明確にし、株価が上昇、企業業績も回復し求人倍率も上昇し、公共投資も大幅に増加したことから成長率は高まりました。
しかし「景気回復は東京や大阪だけで、地方では実感できない」という地方の声がほとんどでした。
金融政策では、2%の物価上昇目標を達成するため異次元の金融緩和が展開され、2016年にはマイナス金利に突入しました。
マイナス金利で銀行は水没し、銀行のビジネスモデルも大きく変わろうとしています。

以上、平成の経済をノスタルジーに浸りながら、外出自粛により創出された時間を利用して、ざっとおさらいしてみました。
結論として、この30年間で世界全体における日本企業の相対的な位置づけは大きく低下したということです。
30年前は、世界の株式時価総額で上位20社のうち日本企業が14社を占めていましたが、平成30年時点ではゼロになってしまっています。
バブル崩壊で株価や地価が下落し、それが銀行の不良債権問題を引き起こし、2000年以降もデフレが続き経済が停滞したということです。
ITの普及により生活が便利になり、実は停滞している日本経済の実態がわかりにくくなっています。

生産年齢人口が減り、総人口も減少に転じた平成の時代。
しかし嘆いているばかりではいられない。人口減やデフレを、生産性の向上やビジネスモデルの創造、地方に活力を取り戻すことなどで克服していくことは十分できると思います。

直面する課題について、
ひとりひとりが情熱と創意工夫をもって仕事に前向きに取り組まなければ、この新型コロナウイルス感染症の経済的影響を克服することはできません。
大きな打撃を受けている飲食店の方が弁当を販売したりして活路を見出すように、仕事に積極的に関与し、自分が主役になって働きがいをもって取り組むことで、停滞した経済を再生するイノベーションや創意工夫、新しいビジネスモデル
が生まれてきます。最近よく耳にする「エンゲージメント」を高めるということです。
平成という時代が停滞した真の原因は、実はこの「エンゲージメントの低さ」であるという指摘は、決して否定されるものではないと感じる方も多いのではないでしょうか。

働き方改革が働かない改革にならないよう祈ります。

雇用する側も終身雇用や年功序列賃金制度という日本型雇用制度の見直しが迫られます。これまで会社は、入社した時から色々な部署を経験させたり転勤を繰り返しながら成長させることで、終身雇用・年功序列と引き換えに、社員に無限に仕事の責任を求めてきました。社員も何もかもができることでどんどん昇格すると信じて疑いませんでした。これが過重労働の温床となり、専門性を身に着けにくい弊害を招いています。生産年齢人口が減少する中で、デジタル化やグローバル化を背景に日本が競争力を高めるには、ゼネラリストからスペシャリスト(ジョブ型)へ大きく舵を切らなければなりません。

標題に戻りますが、
私自身を振り返れば、2009年にやっこさんが始めた子育て日記ブログというものが何だかとても楽しそうだったので(当時私はブログって何?というレベルでした)、時を同じくして始めた私の一眼レフカメラの趣味も、このブログというなんだかおもしろそうなツールを使えばより楽しく進化するのではないかというモチベーションに駆られて2013年5月にスタートしました。結果的には、やっこさんの子育て日記「おやっこ日記」を引き継ぐような形になりました。

それから、7年間毎週ブログを更新することを楽しみのひとつとして生活しています。
最近、自分自身の生活環境も変わりまた子どもたちも忙しくなり、なかなかキャンプやツーリングに行く機会がありませんが、アフターコロナでは、オンラインキャンプやベランピング(ベランダでキャンプ・BBQ)などではなく、リアルキャンプを楽しみたいと今からうずうずしています。

これからもよろしくお願いします。

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