杭州ひとりごと

旦那の海外赴任に便乗して中国杭州で生活することにしました。中国語はちんぷんかんぷん。それでも楽しく生活しています。

緑茶の評茶体験

2011-04-10 09:56:39 | 中国茶
先日のお茶会は、この時期が旬の「緑茶」を勉強する会でした。

人数は集まらなかったのですが、その分先生との距離が近く質疑応答がしやすい会となりました。

まずは「望海茶」という寧波の寧海産の緑茶で新旧の違いを勉強。
去年のお茶と今年の新茶を比べました。
緑茶が劣化するとどうなるか。どういう色が新茶の色か…。
みんなでじっと見比べます。

確かに並べると色が違う…。古いお茶のほうが若干色がくすんでいて、乾燥している感じです。

飲み比べても若干違うのが分かります。
新茶のほうが爽やか!古いのはちょっと苦味(雑味?)がでているような…
でも、単品で出されたら普通に飲めちゃうだろうな…。



次は龍井茶の勉強。
先生はこんな茶葉を用意してくれました。

1、超貴重な今年一番に摘んだ西湖龍井。


かなり高値のお茶だそうです。

2、つい先日摘んだ西湖龍井

清明節明けの4月6日の採取ですが、これもいいお茶だそうです。

3、富陽という場所で取れた浙江龍井

採取時期はよく分からないとのこと。


4、龍井茶ではなく、開化龍頂というお茶。ただし、形は龍井茶のように扁平型

茶葉は龍井茶よりも綺麗な色。大きさも小さめで「龍井茶の新芽?」と思ってしまうほどです。


そこで先生がした衝撃の話!

上記の3番、4番が西湖龍井として売られていることがあるんだそうです。

3番の浙江龍井は「西湖周辺産」というブランドがないだけで、茶葉は同じなのでまだ許せる(?)範囲ですが、4番の全然違う茶葉を西湖龍井茶として売っているようなところもあるというのには驚き!!

だって、飲み比べたら全然味が違ったんですよ!

でも、茶葉だけだと正直微妙で分からない…。
見比べたら若干の違いは分かるんですが、単体では本物かどうか見分けられません。
うわー。観光客は絶対違うお茶つかまされているんだろうなぁ。(もちろん私も)

ちなみに1番は500g数千元のお茶。
貴重だわー。と、最後まで飲んでいました。


最後に出してくださったのが、金奨恵明茶というお茶。


金奨恵明茶というのは、はじめて聞きました。
浙江賞の緑茶だそうです。

恵明寺で作られていたことから、この名になり、「金奨」の意味は、1915年のパナマ万博で「ゴールドメダル(金奨)」を取ったことがあることから後で付けられたんだそうです。(家でネットで調べました)

緑茶の産地浙江省だけあって、いろいろな種類の緑茶を比べることができました。
私自身、かなり勉強になった会でした。

今後お土産屋で買うときにこの知識を…活かせたら…いいけど…

…たぶん、私、評茶は劣等生です。細かな違いが分からないー!!
茶葉も同じに見えるし、味の違いも大雑把にしかわからないし…
お茶好きなのに!!ちょっと悔しいです。
きっと、偽者をつかまされながら勉強していくことになるでしょう。とほほ…

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