【算命学私論】天中殺の中飲酒運転で人身事故を起こした嘉門タツオ氏についての考察

これまで私はいま年運＆月運の天中殺に入っている寅卯天中殺は、
六種ある天中殺の中でも最もパワフルで強運な天中殺と何度も述べてきました。

寅卯天中殺は天中殺期間に入っても天中殺らしい現象が起きなかったり、
たとえ天中殺現象が起きていたとしても、
本人はさほど悪いことが起きていると感じなかったり平気だったりし、
60歳を過ぎるとほとんど天中殺らしい災いは起きないなどともいわれます。

そんな強い寅卯天中殺ですが、
もちろん中には目に見える形ではっきりと天中殺現象が起きる場合もあります。

たとえば先日業務上横領の疑いで逮捕された
投資コンサルタント代表の三浦清志容疑者と、
三浦容疑者の妻である国際政治学者の三浦瑠麗さんの場合。
三浦夫妻はふたりとも寅卯天中殺。
夫の三浦容疑者の逮捕によって、
三浦瑠麗さんはレギュラーになっているテレビ番組への出演や講演活動など
一切の活動を休止せざるをえない事態になっています。

そんな中、やはり寅卯天中殺である
「替え歌メドレー」で知られる歌手の嘉門タツオ氏が
今年の1月に自宅近くの交差点で
飲酒運転による人身事故を起こしていたことが明らかになり、
自らのラジオ番組が打ち切りになったり
この先のコンサートが取りやめになったり、
三浦瑠麗さんと同じような形で活動休止の事態に追い込まれています。

嘉門さんの宿命の命式です。

◇嘉門タツオ（1959年3月25日生まれ／64歳）
　　丙　丁　己　　　　　　調舒星　天馳星
寅　午　卯　亥　　調舒星　玉堂星　車騎星
卯　―――――　　天将星　石門星　天恍星
天　己　乙　壬
中　丁　　　甲
殺　

※寅卯天中殺　※生月中殺　※妻星なし

《大運》
6歳～丙寅　貫索星・天貴星　大半会
16歳～乙丑　玉堂星・天印星
26歳～甲子　龍高星・天報星
36歳～癸亥　牽牛星・天馳星
46歳～壬戌　車騎星・天庫星
56歳～辛酉　司禄星・天極星

嘉門氏の大運は初旬が大運天中殺で、大半会もあるため、
3旬から6旬が終わる65歳まで大運天中殺現象が現れます。
たしかに落語家の笑福亭鶴光師匠の弟子であった嘉門氏は、
鶴光師匠に破門された20代の半ばから歌手に転向し、
いわゆる替え歌やコミックソングの歌手として人気者になりました。
その40年間続く大運天中殺も終わりの5年間に入っています。

一方、こちらが嘉門氏の昨年の《年運》です。

2022年　壬寅　車騎星・天貴星　　半会　　△　　支合

実は昨年2月4日に年運天中殺入りしてから、
嘉門氏の年運には車騎星が回っていたために嘉門氏の身にさまざまな災難が降りかかりました。

昨年8月には嘉門氏本人が急性膵炎で入院、
9月にはなんと14年連れ添った愛妻のこづえさんを亡くすという不幸に見舞われました。

嘉門氏にとってこの奥さんとの死別のショックは大きく、
嘉門氏はかなり落ち込んでいたといわれます。

そんな中で、今年の1月に飲酒運転による人身事故を起こしてしまったわけです。
嘉門氏は最愛の妻を亡くした寂しさを酒でまぎらせ、
つい飲酒運転をしてしまったのかもしれませんが、
酒を飲んで運転すること自体、重大な犯罪行為であり、
人身事故を起こしたということは言語道断だといわざるをえません。
被害者への補償や免許の取り消しなどの処分は当然として、
芸能活動は無期限の停止は避けられないところです。

2023年　癸卯　牽牛星・天恍星　　 破　 　△　　半会

ちなみに今年は天中殺の中の年運に牽牛星が回っているので、
仕事への影響が大きく、嘉門氏の評判はがた落ちになるでしょう。

寅卯天中殺はもともと強い天中殺で、
天中殺期間中もさほど強い天中殺現象が起きるわけではありませんが、
それは清廉潔白に過ごし天中殺の中で新しいことをしない者にのみいえることであり、
三浦清志容疑者や嘉門氏のように犯罪行為を起こしてしまえば
天中殺の報いを受けるのは当然であると同時に、
寅卯天中殺はその反動による災いが天中殺明けの辰の年の後半から巳の年にかけて
大津波のように襲ってくることということを覚えておいてください。

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