占い業界にも不況の波がひたひたと・・・

不況の波があちこちに押し寄せているようですが、
それは占い業界とて例外ではありません。

もともと占いは景気に左右されることの少ない仕事である、といわれます。
いや、むしろ世の中が不景気になればなるほど、
人生の方向性を見失いかけた人たちが増えるから、
そんな不景気の時こそ占いは重用される、といわれて来ました。

ところが、実際はそう甘くはないというか、
今という時代は占いに頼る以上に切羽詰っているというか、
占いに余分なお金を落とすことすら出来ないほどに、
占い業界は一部を除いてどこも不況の波をかぶっているようです。

あはは、その点僕のとこなんて、もともと万年不景気だから、
ゼ～ンゼン影響なしですが・・・

昨日は、かつて占い学校にいた当時に授業をしたことがある生徒の方から
突然電話がありました。
いちおう「噂を聞きました。お元気かと思って・・・」という言い方でしたが、
どうやらご自身が出演されていた占いの店が不況で閉店となり、
どこか出られるところはないかという
半分言外にそういう含みを持たせた連絡のような気がしました。

でも、残念ながら、現在の僕は自身の事務所は持っているものの、
その他の皆さんを出演させてあげられるような店を持っているわけではないし、
この先も現在のところはその予定がないのでどうすることも出来ません。
自分の顧客を自分のところに呼んで個人鑑定をするだけで精一杯なのです。

そんな現状もあって、その方には、
こういう時は「“いつかの時”に備えて、じっくり勉強をするのが一番です」
とおざなりの常套句を言って励ましたのですが、
ご本人を取り巻く状況はなかなかそういうわけにはいかないようです。

占い師は儲かる！というのはマスコミで名が知れたごく一部の方だけです。
何割かの独立採算で頑張っている占い師は別にして、
どこかの占いの組織に属して活動している占い師なんていうと、
いいとこ手取りで２０万円～３０万円稼ぐのがやっとで、
それ以下の方が大半です。

しかも、それとて明日はどうなるかの保証がありません。
占い師というのは、いわばそういう浮き草のような仕事なんです。
まぁその点、僕は多少は恵まれているかな・・・
あはは、でも、僕が浮き草じゃ重過ぎて沈んじゃうでしょう。


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渋谷の父 　ハリー田西　　“渋谷占い”