つくばの“ド素人”音楽同好会

クラシック音楽から,邦楽,洋楽とジャンルにとらわれず幅広く語り明かす,音楽の素人さんのための憩いの場です。

おぉ!アバド!!おぉ!ルツェルン祝祭管弦楽団!!

2006年10月15日 23時34分18秒 | マエストロ
ついに,ついに,行ってきました!

ルツェルン・フェスティバル・イン・東京 2006です。

今年最大級のイベントでしたので,楽しみにしていました。
曲目は以下。

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曲目 モーツァルト :コンサート・アリア「わがいとしの希望よ!…ああ、お前にはどんな苦しみかわかるまい」K416
:コンサート・アリア「ああ、できるならあなたに説明したいものです」K418
:コンサート・アリア「私の感謝を受けたまえ、やさしい保護者よ」K383
マーラー:交響曲第6番 イ短調 「悲劇的」
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マーラーの「悲劇的」です!
私が大植英次さん・大フィルの公演で大きな感銘を受けて以来の「悲劇的」!
しかも,クラウディオ・アバドの指揮です。

サントリホールの照明が暗くなって,マエストロ・アバドの登場。
感動しました。
さっきまでタワレコの棚に並ぶCDのジャケット写真で見ていたアバドがそこに。

「悲劇的」には,サントリホールの舞台が狭すぎるかのような大人数の編成で,第4楽章のハンマーも大きな音を出していました。
演奏内容の詳細は他の人に任せるとして(笑),驚いたのは第2楽章と第3楽章が入れ替わっていて「え?え?!」って思いました。

第4楽章の最後の音が終わると,指揮者は棒を下ろさず,オケのメンバーも楽器を下ろさない。そして,サントリホールに深い深い静寂が・・・。1分?それとも2分?
あの大ホールが完全な静寂に包まれたのには息をのみました。

そして,指揮者がゆっくりと胸に手を持って行き,それから指揮棒を下げると,一斉に「ブラボー」と拍手の大歓声が鳴り響きました。
満足げに舞台裏に戻る指揮者とメンバー達。

しかし大歓声はいつまでも已むことなく,ついには舞台前に観客が押し寄せてきました。
「朝比奈さんのコンサートのような観客の熱狂ぶりだぜ。」
一緒にコンサートを観たOGT君が私の隣で誰に言うわけでもなく呟きました。

「でも,俺は音楽の余韻を楽しみたいんだ。今日のマーラーはそんな演奏だった。先に失礼するぜ」と,共にアバド・ルツェルンを堪能したOGT君はカーテンコール鳴りやまないホールを静かに後にしました。
あの後ろ姿,格好よかったぜ!
私が人をかきわけながら指揮者を一目見ようと必至で前に出ていったのとは対称的でした(爆)

それにしてもこの秋は巨匠が続々と登場ですね。
チケット取るのだけでも大変でしたけど,行けて良かったです
これで当分は,アバド指揮のCDばかりを買いそうです。

これから行かれる方!キットカットを食べながら飲むネスカフェのコーヒーは美味しいですよ(謎笑)



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