あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

身体を守るエネルギー

2020-02-18 20:43:00 | 健康・病気
こんにちは!
スタッフの石黒です。

ここ最近、新型コロナウイルス(COVID-19)がとても気になっています。
日本でも感染が増え、もう他人事ではないように思います。

私たちにできることは、
なるべく感染しないようにすることと、
体を健康に保つことだと思います。

それに関連して、今日のブログは体を守るエネルギーについてです。
少し東洋医学の用語が出てきますが、
お付き合い頂ければと思います。

東洋医学では体を守るエネルギーのことを、
『衛気(えき)』と呼んでいます。
この衛気には、
肌表を防御し外邪の侵入を防ぐ作用、
肌膚を温める作用、
汗腺の開け閉めを行い発汗を調節する作用、などがあります。
"衛"という字には、"まもる"という意味がありますよね。
まさに、体をまもる気!
いわゆる免疫力のようなものですね。

この衛気が充実する為にとても大切なのが、東洋医学でいう"脾"という臓です。
脾とは東洋医学において消化機能全体を意味し、脾胃とも言います。
西洋医学でいう脾臓とは異なります。

この脾には、飲食物を変化させて気血津液の元となる水穀の精微を生成します。
水穀の精微とは、飲食物の栄養のことです。
もちろん、衛気も水穀の精微というものから出来ています。

体を守ってくれる衛気を作るには、脾胃がしっかりと働いてくれることが重要です。

冷たいものの食べすぎや、暴飲暴食、
夜遅くの食事、過労、ストレスなどは脾胃を傷めてしまうのでなるだけ避けたいですね。
また思い悩むことも脾を傷めると言います。
これに関してはまた後日のブログで書きたいなぁと思っています。

しかし、脾胃を傷める要素を避けようと思っても、なかなかそうはいかないのが現代です。
では、脾を養うにはどうしたら良いのか。
これは鍼灸の得意分野です。
脾胃を養う為にも是非鍼灸を利用して頂けたらと思います。

石黒友紀乃


下記は今日の関連ブログです✍️

○先週のブログでおすすめした足三里のお灸もこれに深く関わっています。
よければご覧ください。




○衛気が生成されても、全身にめぐらなければ意味がありません。
衛気を全身にめぐらせるのに大切なのは呼吸です。
呼吸に関しては是非こちらのブログをご覧ください。




コメント
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