立春ですね

こんにちは！
スタッフの石黒です。

今日は立春ですね。
暦の上では今日から春です。

前回のブログで春の養生のまとめを書き忘れてしまいましたので、今日のブログは春のまとめです。

春の養生を簡単にまとめると、

①少し遅く寝て、早く起きる

冬の養生では早く寝て遅く起きるでした。
少し遅く寝ると言うのは、夜更かしするという意味ではなく、

春になって長くなってきた日照時間に合わせるということですね。
特に朝は早く起床したいです。

②庭に出て散歩をする

陽気が表へと出てくる季節です。
程よい運動で陽気を巡らせましょう。

③心も体ものびやかに過ごす

古典には、"髪をひらき形を緩くす"とあります。これは"髪をときほぐし、体をゆったりとさせること"と意味があります。
髪を「キュッ」と結ぶ様子は引き締まった印象がありますが、対照的に「ときほぐす」様子はゆったりとした印象がありますよね。
のびやかに過ごすというのは、春の養生の要です。

先週お伝えしたように、春は上へ上へとエネルギーが伸びる芽吹きの季節です。

気持ちや体を引き締めてばかりいると、エネルギーの伸びを邪魔してしまいます。
芽吹きのエネルギーを邪魔しないようゆったりのびやかに過ごしたいものです。

以上が春に応じた過ごし方です。
これに逆らった過ごし方をしてしまうと、夏に冷えを呈する病になってしまいます。

しかし、気をつけていても春は体の不調が出やすい季節です。
ぎっくり腰などもこれからの時期、増えてきます。

以前のブログの記事にもありますが、不調が出始めたらすぐに鍼灸治療を行うのが一番です。

季節の変わり目、少しでも調子が悪いなと感じたらいつでもご来院ください。

石黒友紀乃


参考文献

参考文献:現代語訳　黄帝内経素問　上巻
東洋学術出版社
南京中医学院医経教研組　編
石川秀実　監訳
島田隆司、庄司良文、鈴木洋、藤山和子　訳