寺と紫陽花-京都府木津川市：岩船寺

Gansenji Temple, Kizugawa City, Kyoto Pref.

さてさて、岩船寺の紫陽花は予想通りに色合いも良く、見応えのあるものでした。


ところで、ここ岩船寺もそうなのですが、紫陽花が多く植えられているお寺って日本各地にありますよね。
ワタクシが知る限りでも、関西にもいくつかの「あじさい寺」と呼ばれるお寺があります。


お寺に紫陽花が多い理由として、いくつかの理由があるそうです。
まずはアジサイの咲く梅雨の頃は気温の変化が激しい時期であるため、医療の発達していない時代には多くの病人や病死者が出ました。
そのために、寺によっては死人に手向ける花として紫陽花が植えられたそうです。


紫陽花は過去に流行病等があった地区の寺に多く植えられていたそうです。医学の発展で流行病による死者が減った後も、
紫陽花が挿し木などで容易に栽培できること、書画等でその美しさが目を引くことなどにより、
日本全国の多くの寺で植えられるようになったとも言われています。


また近年では梅雨時の古寺に彩りを添えるため、観光の目玉にもなるために紫陽花を植えるお寺も多くなったようですね。


まあ、いずれの理由にせよ、ワタクシ達は気軽に紫陽花を愛でることが出来るのでありがたいです。
もし、梅雨時に紫陽花の花が無かったら、梅雨の季節はずいぶんと寂しいものになるでしょう。


今年も美しい紫陽花を楽しむことが出来ました。紫陽花を管理してくれているお寺さんには感謝感謝です。


ではでは、岩船寺を後にして次の目的地に向かうとしましょうか。
この日は朝から蒸し暑い一日でしたが、歩くことは苦にならないワタクシです。

使用したカメラ：3、6、7枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


梅雨というと、私には「雨がシトシトと降る季節」というイメージが強くありました。
しかし、ここ10年ほどは雨が降る時は凄まじい豪雨となり、降らない日は日差しが強く猛暑日になることも珍しくありません。
「雨々　降れ降れ　母さんが　蛇の目で　お使い　嬉しいな」なんて童謡の歌詞は
今の梅雨にはそぐわなくなってしまいましたね。


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