よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

性善説-奈良県天理市:山の辺の道

2024年05月23日 | 奈良(奈良市以外)
Yamanobenomichi Alley, Tenri City, Nara Pref.

さてさて、爽やかな晴天の中、ワタクシ達は山の辺の道を歩いておりました


すると無人販売所がありました。山の辺の道には何ヶ所か無人販売所があり、野菜や果物が売られていたんですよ。
以前、外国人観光客が日本に来て驚いたこととして、この手の無人販売所の存在をあげていました。
「店員がいないんだよ。なのにお金を払うなんて日本人はなんて正直なんだ。私の国ならすぐに品物は盗られてしまうよ」と、
その観光客は笑いながらテレビのインタビューに答えていました


こういう販売所なんて、「ちゃんとお金を払ってくれる」という性善説のもとに成り立っているのですが、
ワタクシはこれって日本の素晴らしさの一つだなと思っていました。
一方、最近はワタクシの家の近くに無人の餃子販売店が出来たのですが、この手のお店で盗難が相次いでいるというニュースを見ました。
令和の時代の日本では、もう性善説は成り立たなくなったのかもしれないですね


この日は5月3日でした。子どもの日を間近にして、立派な鯉のぼりがありました。
ただ、この日は快晴無風だったので、鯉のぼりが風にはためく姿を見ることは出来ませんでした


この辺りにはいくつかの環濠集落があるんです。環濠集落とは名前の通り周囲に濠を巡らせた集落のことです。
山の辺の道には竹内環濠集落や、この萱生(かよう)環濠集落などがあるんですが、
一般的に濠の目的は、自衛のための防御機能だと考えられていています


集落の規模は約250×250mくらい、濠の幅は容易には渡れない約6~8mが標準です。
内部には20~30戸の家屋が建ち並び、中心に寺や神社を有するというのが典型的な形です


奈良盆地には環濠集落が多く、特に大和郡山市にはかつての景観をほぼ変えることなく残っているものがいくつかあるんです。
とりわけ稗田環濠集落は、一度は訪れてみる価値があると思うんですよね
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/de320aca290d872ed3e444abb117cf24


念仏寺というお寺にやって来ました。開基は行基だと伝えられていますが、行基という人はいろんな場所で名前が出てきます


時刻も午前10時近くになり、気温が上がってきました。長袖のシャツを脱ぎ、半袖Tシャツ一枚の軽装になりました。
Tシャツ一枚だとちょっと肌寒いかな…というぐらいの気候が、ワタクシは一番好きなんです

使用したカメラ:3枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


日本人のモラル、道徳感が低下してきた。こういうことが話題になると、必ず出てくる意見があるんですよ。
それは「学校でもっとしっかりと道徳教育をするべきだ」ということなんですよね。
私はモラルや道徳というのは学校で学ぶべきものではなく、家庭や地域の中で自然と身につけて行くものだと思います。
政治家は「もっと保護者が家庭でしっかりとモラルを教えるべきだ。今の親は何をしているんだ」などと言うと、
有権者の反発をかって票を失うのでそう言うことは言わないのでしょうね。



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