多チャンネル化への道/総務省研究会
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総務省の「衛星放送の将来像に関する研究会」は14日、BS(放送衛星)デジタ
ル放送について、現行方式より効率的にデータ圧縮や伝送ができる技術を活用し、
周波数の有効利用を進めるべきだとの報告書案をまとめた。新技術を使った放送方
式の導入で、民間事業者の参入意欲次第では、BS放送の多チャンネル化が進む可
能性もある。
BSデジタル放送では、BSアナログ放送の終了や、追加の割り当てによって新
たに放送に使える周波数があり、その活用法が課題となっている。研究会は、新方
式では技術的に現行方式より約2~3倍の周波数の効率化が可能だとして、新方式
に対応した受信機の開発・普及に努め、周波数の有効利用を進めることを提言した。
地上波とBSのアナログ放送が停波する2011年に、新方式の放送を始めるのが
適当だとしている。
研究会の報告を踏まえ、、総務省は今後、BSデジ放送への新規参入計画の提案
を募る方針。参入を容易にするため、BS放送局への出資比率などを規制するマス
メディア集中排除原則の緩和も検討する。
(2006.07.15 朝日朝刊/経済)
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総務省の「衛星放送の将来像に関する研究会」は14日、BS(放送衛星)デジタ
ル放送について、現行方式より効率的にデータ圧縮や伝送ができる技術を活用し、
周波数の有効利用を進めるべきだとの報告書案をまとめた。新技術を使った放送方
式の導入で、民間事業者の参入意欲次第では、BS放送の多チャンネル化が進む可
能性もある。
BSデジタル放送では、BSアナログ放送の終了や、追加の割り当てによって新
たに放送に使える周波数があり、その活用法が課題となっている。研究会は、新方
式では技術的に現行方式より約2~3倍の周波数の効率化が可能だとして、新方式
に対応した受信機の開発・普及に努め、周波数の有効利用を進めることを提言した。
地上波とBSのアナログ放送が停波する2011年に、新方式の放送を始めるのが
適当だとしている。
研究会の報告を踏まえ、、総務省は今後、BSデジ放送への新規参入計画の提案
を募る方針。参入を容易にするため、BS放送局への出資比率などを規制するマス
メディア集中排除原則の緩和も検討する。
(2006.07.15 朝日朝刊/経済)