シニアの一人たび

神奈川県大和市の歩行者専用道を紹介したHPを開設してます。
「歩行者専用道」を中心に「北米の旅」、「飛鳥Ⅱ」も併設

加齢黄斑変性、活性酸素が原因

2006-07-12 20:56:11 | 医学
  高齢者の視力低下/慶大チーム、マウスで実験
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 高齢者の視力低下や失明を引き起こす加齢黄斑変性は、活性酸素が原因であるこ
とを慶応大の今村裕講師(眼科学)らの研究チームがマウスの実験で明らかにした。
今週の米科学アカデミー紀要電子版で発表した。

 加齢黄斑変性は、目の網膜の黄斑部分に沈着物ができ、視力がおちる病気。推定
患者は40万人ともいわれる。活性酸素との関連が指摘されていたが、変性の過程で
でるのか、変性の原因なのか、はっきりしなかった。

 研究チームは、体内で活性酸素を取り除くSOD1という酵素を作れないように
遺伝子操作をしたマウスをつくった。生後10カ月以上の場合、36匹のうち30匹で
病気特有の沈着物がではた。高齢者ほど数は多かった。
                         (2006.07.11 朝日夕刊)

5年生存率 最大28ポイント差/がん専門病院(その2)

2006-07-12 18:33:30 | 医学

  病状・年齢除き調査/厚労省研究班
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 胃がんの18施設の中で最下位だった施設は、症例数では全体の4番目と多いにも
かかわらず、生存率の低さが際だっているため、研究班では問題点の調査を施設側
に依頼している。

 研究班は昨年初めて、同様の調査をした。施設が異なり直接の比較はあまり意味
がないが、97年に初めて入院治療を受けた患者の5年生存率は胃がん(13施設)が
70.3%~53.3%で17.0ポイント差▽肺がん(18施設)が34.9%~15.1%で19.8ポイ
ント差▽乳がん(14施設)が86.1~73.1%で13.0ポイント差だった。

 研究班では、施設名を含め、今後どのように個別の治療成績を公表していくか検
討中だ。
 猿木さんは「施設間に格差がある可能性はある。各施設が自らの弱点を認識し、
診療体制などを検討するきっかけにしてほしい」と言っている。
            (2006.07.11 朝日朝刊/総合『その3に続く』)

5年生存率 最大28ポイント差/がん専門病院

2006-07-12 08:53:40 | 医学
  病状・年齢除き調査/厚労省研究班
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 国公立のがん専門病院などでつくる「全国がん(成人病)センター協議会」(30
病院)の加盟施設で、入院治療をうけた胃がん患者の5年後の生存率(5年生存率
)は最高70%、最低42%と28ポイントもの差があることが、厚生労働省研究班(
班長=猿木信裕・群馬県立がんセンター手術部長)の調査で分かった。診療体制や
治療内容が影響した可能性がある。

 胃がんのほか、肺がん、乳がんについても、98年に初めて入院治療を受けた患者
の5年生存率を比べた。それぞれのがんで50人を超える患者を治療し、90%以上の
患者について経過を追えているなどの条件に合う病院に限った。また、早期がん患
者が多い病院ほど生存率が高く出でしまう可能性があるため、進行度や年齢の影響
を除いて生存率を算出した。

 その結果、胃がん(18施設)は最高70.1%~最低42.3%で27.8ポイント差▽肺がん
(18施設)は43.5%~18.3%で25.2ポイント差▽乳がん(14施設)は92.6%~
79.0%で13.6ポイント差だった。施設ごとの成績は公表していない。
             (2006.07.11 朝日朝刊/総合『その2に続く』)