QLD 4000

G'day from Queensland!
オーストラリアで静かに暮らしています。

さようならフィルムカメラ - ひっそりと訪れた終焉

2008-04-26 | --- 3.1 電脳
自分のまわりにはフィルムカメラを使っている人は誰もいないけど、今でもときどき使い捨てのカメラをみていたし、スーパーにはフィルムの現像マシンも残っているところが多かったので、ここまで需要が少なくなっているとは思いませんでした。

日本でCDしかみなくなったころもオーストラリアではLPレコードがあったりしたので、こちらにいるからそう思っていられたのかもしれないですね。

日本は、先進国中でも新しいものがでると古いものをより短い時間で凌駕していく傾向があるので、デジカメも日本の需要に世界の先行きが反映されているのかもしれないですね。

ついにフィルムカメラ市場終焉 CIPAが統計発表停止(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュースより

『 フィルムカメラの時代が完全に終わろうとしている。
 カメラや映像機器メーカーの業界団体であるカメラ映像機器工業会(CIPA)は、フィルムカメラの生産・出荷台数の統計の発表を停止した。
 CIPAは毎月、デジタルカメラとフィルムカメラ、カメラ用交換レンズの生産・出荷台数を発表していた。しかし、2008年4月に発表の2月分統計から、フィルムカメラの数値を空欄とした。
 デジタルカメラに押されフィルムカメラの人気低下は著しい。前月の統計では、生産が1580台(約4600万円相当)、出荷は1万1573台(約1億7200万円相当)と、寂しい数字だった。
 CIPAには、「集計値が一定数を下回った場合などに発表の対象としない」といった内部規定がある。2月分からはその規定にひっかかってしまったのだ。
 CIPAの統計は日本のメーカーに限っているが、海外工場での生産分を含んでいる。また、日本のメーカーが世界シェアを独占していることからも、市場縮小は世界全体のことといえる。01年に国内出荷台数でデジタルカメラに抜かれてから、7年で統計発表自体が停止に追い込まれた』

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2 Comments

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アディオス・ノニーノ (zig)
2008-04-27 01:04:01
タイトルに「さようなら」がつく記事が印象に残っています。
実際ただ印象にのこってるだけで記事としての数はそう多くないのかもしれないけれども。

成物必滅の世の中にあって、なぜ「さようなら」なのかという最も口当たりのいい説明は”ノスタルジー”なのかもしれません。

事実認識として「存在がなくなったと等価の状態である」と認めて、自分にあなたに、ここに宣言することが「さよなら」の意味なんだろうとフト思い至りました。

なくなったものが本当に「なくなる」のは、それを記憶している人が一人もいなくなった時だといいます。
大事なものがあって自分が忘れずにいさえすればそれは本当のさよならじゃないと思っているのですが、人は(私は)無情な程に忘れっぽくて、自分が生み出した本当の「さよなら」に遭遇して愕然としたりします。

あ、この前「ファインディング・ニモ」見ちゃったからこんなこと書いたんでしょうね。
見たことを忘れてました。さようなら、ニモ。


P.S.
レスをいただけれる場合は食べ物に例えて書いていただければ嬉しいです。
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> zigさま...たべものに? (Happy Gilmore)
2008-04-27 09:31:26
"リンゴ"スターでも使ってないフィルムカメラ?^^....例えてない??

電脳というドライな分野でおこりつつあることに対して、ノスタルジックになって書いてるんですよ。

まだ製造中ではあるので 「世界で最後にフィルムカメラを購入した人」になれる可能性は残っていますね。 最後のひとつは日本以外の国、になるのでしょうね。

見たかどうか覚えてない映画、あるかもしれない...
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