QLD 4000

G'day from Queensland!
オーストラリアで静かに暮らしています。

マーゴ・フォンテーン

2008-04-26 | --- 2.4 TV他
先日ABCでマーゴ・フォンテーンのドキュメンタリーが放映されました。

バレリーナとしての彼女しかしらなかったので
彼女の半生をとても興味深くみました。

ブラジル人の血が4分の一はいっているので
黒髪に黒い目のバレリーナなんですね。

36歳で3人の子持ちのキューバの外交官アリアス博士と結婚。
彼は浮気グセがあり、
1967年人妻と浮気中に相手の旦那さんに銃でうたれ
下半身不随になります。

そのころすでにDr アリアスとマーゴは
離婚の調停にはいっていたのですが、
彼が障害者になってしまったため、(見捨てることができず)
彼女はアリアスの世話をすることにしました。

彼のためによい居住環境を整え、リハビリの費用などを
稼ぐために、バレエを続けます。

引退をささやかれていた42,3歳のときに
ソ連から亡命してきたヌレエフとジゼルを競演し
それが評判になってその後10年間、一緒におどりました。

40歳超えてからも当時20代のヌレエフと
一緒におどるなんて、体力も相当必要だったと思います。

アリアスの3人のこどものうちの一人は
南アメリカの殆どの刑務所に投獄されたと言われるくらい
詐欺や窃盗で家族に迷惑をかける困り者。

半身不随でありながらも
リハビリのために雇われた若いアシスタントと逃避行したりと
あいかわらずな夫。

バレエを踊っている間は
いろんなことを忘れられたのではないかなと思いました。

マーゴはアリアスの世話をし最後まで看取り、
彼のなくなった1990年、
ほどなくして自分も末期がんであることがわかり、
1991年に 72歳でなくなります。

彼女ががんになったとき、ヌレエフは忙しいスケジュールの中
彼女を何回も見舞い、高額の治療費も払ったそうです。
ヌレエフ はその2年後の1993年にエイズで亡くなるんですね。
*ここではマーゴはFirst nameでヌレエフは姓で呼んでいます。

1966年の舞台を編集したPhilipsから販売された、
ヌレエフとともに47歳のマーゴが
オデット姫を演じるビデオ(昔かったのでDVDではありません)を持っていたので
このドキュメンタリーをみたあともう一度みてみました。

Wikipedia: マーゴ・フォンテーン

3回シリーズの2回目を私は みたようです。
4月27日にシリーズ最終回があったのですが
ニュースをみていて見過ごしてしまいました。 嗚呼。

見落とした3回目はABCの番組紹介サイトより下記コピーしました。
Margot - Margot: Part Three
10:00pm Sunday, 27 Apr 2008
Society and Culture CC PG
When partnered with Russian dance sensation Rudolph Nureyev,
Margot's own career looked like it would never end.
Even though she was a great deal older than Rudolph,
they became ballet's glamour couple and created
some of the best ballets ever seen.

When Margot and Rudolph performed together,
they guaranteed sell-out audiences.
As a result, the ballet executives exploited Margot,
insisting she continue to dance.

As she was still caring for her wheelchair-bound husband,
who had no income, Margot continued to work,
dancing well into her sixties.

With arthritis in her feet causing her immense pain,
she relied on regular injections to ease her discomfort.

When she wasn't dancing, she lived with Tito on a
farm in Panama where not only did she look after him
emotionally and physically but she financially
took care of his family. Right up until her death,
it seems the Arias took advantage of Margot -
even on her deathbed insisting on changes to her Will,
leaving the world's greatest ballerina penniless.

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2 Comments

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赤い靴 (プリシラ)
2008-04-28 18:59:56
の方ではなかったでしょうか?
そんな数奇な人生を送っていらしたとは…。
美しくて才能があっても家族ばかりは選べない そして そ~んなひどい旦那さんを見捨てないなんて 心優しい人だったんですね…。きっと再放送されるでしょうから その時は見逃さないようにします。
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> プリシラさま、古い映画までご存知なのですね。 (Happy Gilmore)
2008-04-29 04:37:23
私は赤い靴は、映画 That's Entertainmentか
何かで紹介されていたので知りました。
死ぬまで踊るってこわいお話ですね。

読むと番組の3回目ではさらに悲惨な人生が
述べられているみたいですよね。
現実から逃れられる手段だったバレエでさえも
関節炎を患い、痛み止めをうちながら
踊らないといけなかったり、
最後はご主人に遺書を書き換えるよう強要され
一文無しになったり。

どうしてひどいご主人にそこまで献身的になれたのか
3回目をみればわかったのかしら。
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