第２回楽燕カップドラフト回顧 ～Jax編～

Jaxさんの指名馬はこちら。

 

●プロフィール
広島県東部出身、船橋在住のスチャラカSE

●競馬歴
小学生時代、毎日放送ラジオ（ヤンタン等）にはまり、毎日放送で流れていた競馬中継CMの「ミスターシービー！ミスターシービー！お前は怪物だ！！」の名文句に洗脳されてミスターシービーファンになることからスタート。
POGはスリリングサンデーに騙され、ダイワメジャーで成功するというベタな経験からスタート

●印象に残っているレース
色々ありますが、特にといえば下記の二つ
・スターマンがナリタブライアンを倒した神戸新聞杯
・マーベラスクラウンがアイルトンシンボリを差し返してねじ伏せた京都大賞典

●指名のコンセプト
その時の作戦によって変わるのでなんとも。
今回に限っては最多勝狙いの堅実路線。
その堅実な中から大物が出ることを狙う。

・速攻
・調教・時計
・厩舎
を重視しながらも、母系の裏付けの無い馬を排除する。

●弱点
基本的に判官びいき、ディープインパクト産駒を後回しにしたのはその現れ。
来年はロブロイ産駒、アドマイヤムーン産駒中心でいきます。
でも、これで勝つのは難しいかも。(^-^;

●今回の出場について
地獄のデスマーチプロジェクトにかまけて、ブログの更新もままならない状態にありました。
ふと気付いてみると楽燕カップのトライアルに参加し損ね、気がついてみれば最終トライアル。
去年から出てみたいと思っていたPOGだけに一念発起して挑戦しました。
そして最終トライアルに落選。
もうダメかと思って半分諦めていたのですが、気がつけば補欠からの繰り上がり出場となっていました。

１位指名 トーセンパワフル （ネオユニヴァース×アコースティクス）

競合しましたが、幸運のおかげでジャンケンに勝利して獲得。
全兄はダービー馬 ロジユニヴァース。
前姉のペンテシレイアもPOG期間に地方で2勝、中央で500万条件の特別戦に勝っており、POG期間内に1500万円を獲得。
祖母は名牝ソニンク。
母の兄弟もノーザンリバー、ペンテシレイアなど活躍馬が多数。
母系として最上級の上、父との相性も間違いないと考える。
評判は最上級。栗東・角居厩舎入厩。早期デビュー。
調教内容も時計も申し分なし。
指名するための判断材料全てが揃っていた唯一の候補（次点 ドラゴンレジェンド）。

 

２位指名 グローバルピースの2010 （クロフネ×グローバルピース）

2位は牝馬の軸が欲しかったのでグローバルピースの2010、去年亡くなって指名できなかったグローバルピースの2009のリベンジ。
まずは血統面、全姉はビクトリアマイルの勝ち馬ホエールキャプチャ。
全兄のドリームセーリングも4勝馬。
チヨダマサコ系とクロフネとの相性はよく、シゲルスダチ、サトノマサムネ、ベストクルーズ、マーチャンテイマーと全頭が勝ち上がっています。
池江泰寿厩舎入厩予定。
栗東の外厩まで来ているらしいですし、進捗状態は順調の模様。
同時期の姉以上と云われ、仕上がりの遅さの懸念も払拭されている。

 

３位指名 トルストイ（ディープインパクト×グレースアドマイヤ）

うーん。掲示板で語られた件もあるので、多くを語らずスルー。
とりあえず、母も含め母系は最高クラスです。

 

４位指名 アドマイヤスピカ（キングカメハメハ×エルダンジュ）

アドマイヤテンクウの全弟。
母系は典型的なクズを出さない母系。
母系にNever Bendが入っているのでキンカメとの相性は上々。
厩舎でも牧場でも評判は兄以上とのこと。
この仔自体の出来は良さそうなので、全兄程度の活躍を期待。

 

５位指名 アットウィル（アドマイヤムーン×アフレタータ）

ファインチョイスの全弟。
母系自体は地味に堅実に走る傾向。
アドマイヤムーンは、仕上がりが早く勝ち上がり率の高い種牡馬。
サクラバクシンオーの後継的な立ち位置になるのではないか。
アットウィルも仕上がりが早く速攻タイプでポイント獲得率が高いと踏んで指名。

 

６位 デライトポイントの２０１０（ハーツクライ×デライトポイント）

母はマイルCS勝ち馬のトウカイポイントの全妹。
去年、ジャスタウェイとゴールドシップをイチオシと言っていた須貝調教師の今年のイチオシ。
須貝調教師の相馬眼に丸乗りする。

 

７位 カラダドリーム（アジュディケーティング×ケイアイメモリ）

坂路を馬なりで51秒台を出す去年のセトブリッジ的ポジション。（ｗ
半姉に地方競馬で10戦7勝 浦和桜花賞馬ネフェルメモリー。
色物っぽいがしっかりと血統的な裏付けがある。
ダート短距離、地方交流競走での活躍を期待。

 

８位 アドマイヤツヨシ（アドマイヤムーン × タイムフェアレディ ）

母はフラワーC馬タイムフェアレディ。
兄弟はみな堅実に走っていて、一つ年上のピグマリオンは１勝しかあげていないが一度も掲示板を外さず高い素質を見せている。
馬主の近藤氏がアドマイヤムーンを管理していた松田博資調教師のために用意したアドマイヤムーン産駒。

 

９位 チェリーペトルズ（ダイワメジャー×チェリーフォレスト）

蛯名騎手と同伴で馬を見に来た国枝調教師がアパパネの後継に指名したとか。
美浦の坂路で速い時計をコンスタントに出している。
血統的には「ノーザンテーストのクロスを持つ活躍馬は、必ずといっていいほどPrincely Giftの血を引いている」の条件を満たしている点も好材料。

 

10位 アステリックス（ネオユニヴァース×アイルドフランス）

キングレオポルドの半妹。
近親にハーツクライやダイヤモンドビコーのいる母系はかなり良質。
母自身も結果こそ出ていないものの毎年POGで人気となる好素質馬をだしている。
本馬は人気にはなっていないが、コンスタントに調教で好時計を出している。
ネオユニヴァース産駒だけに気性面の不安はあるが、厩舎内の2歳馬の中でリーダーシップをとるなど気性面の不安は比較的少ないように見える。
「ネオユニヴァースの牝馬は走らない」のジンクスを破るのはこの馬ではないかと期待。

 

１１位 キーンオレンジ（ダイワメジャー ×ラピッドオレンジ）

そもそもリストアップした理由は「アイムユアーズ配合」。
Fairy KingとSadler's Wellsのきつい全兄弟クロス、更にSeattle Slewなどの多重クロスがかかる配合。
母ラピッドオレンジはエルコンドルパサー牝馬唯一の重賞勝ち馬。
ダンスフェイムの方が仕上りが早いようで入厩済みだが、厩舎的にも馬体的にも個人的にはこちらの方が好み。

 

１２位 マイネルストラーノ （ディープインパクト×マイネソーサリス）

この辺りからディープインパクト産駒の余っている仔を拾う方針にした。
半姉にフローラS二着のマイネソルシエール。
育成の進捗も順調でこれから入厩前の最終調教に入る模様。
ただ、ディープインパクトと母父ブライアンズタイムとの相性は微妙っぽいし、「早期デビューのディープインパクトは走らない」というジンクスも引っかかる。

 

１３位 キタサンイナズマ（キングヘイロー×モガミヒメ）

全姉のゼフィランサスはPOG期間に２勝ながら2800万の賞金を稼ぎだしています。
又、母の初仔ビックテンビーとキングヘイローとの間にローレルゲレイロ、リキサンマックス。
モガミヒメの母系とキングヘイローとの相性はほぼ間違いないと考える。
昆厩舎に入厩予定なのもプラス材料。
昆調教師曰く「体も長手のタイプでも、芝でも全く問題なさそう。急がせずに、しっかりと作っていきたい」とのことなので、秋デビューのクラシック路線を期待。

 

１４位 エーシンイェーガー（ディープインパクト×エイシンリンデン）

良質な種牡馬の血が配された母系、安定感のある繁殖成績の母。
大化けする確率は低いとは思うが、Haloのクロスもあり血統的にディープインパクトとの相性がいい可能性が高い。
小崎氏によると「みんな短いところの血統なんですよね。お母さんの体形も良く出ているし、この馬も短いところかも」とのこと。
ちなみにイェーガーは世界で初めて音速を超えたパイロットのこと。
スピードを理由に命名されていることは間違いないと思う。
正直な所、情報量が少なく判断が困難だが、配合の妙と無事にデビューにこぎつけられそうという二点から指名した大振り候補。

 

１５位 ラグリーバニヤン（ディープインパクト×ラグジャリークラス）

Lyphardのクロスを持ち、基本的な指名コンセプトはエーシンイェーガーと同じ大振り候補。
祖母のGourmet Girlは米G1（アップルブラッサムＨなど）3勝。
母自身は北米の3勝馬。
兄のサトノインスパイア、半妹のラグジャリークラスの2012は共に里見氏の所有。
この子だけが津村靖志氏の所有。


●指名できなくて残念だった馬
- ドラゴンレジェンド
- シェアードワールド
- メイケイペガムーン


●ドラフト採点
８０点
１位と２位については大満足の指名だと思う。
みんながどんどんディープ産駒を持って行く中で心理的に揺らいだ。
リストの下からマイネルストラーノ（勿論リストに載せてたので悪くはないが） を繰り上げ指名してしまった。
今になって初志貫徹でドラゴンブラックかレッドレイラを指名しておくべきではなかったかと後悔。