早春の頃に10cm位の花茎を伸ばして、紅紫色の花を茎の先端に一つ下向きに咲かせる「カタクリ」はユリ科の多年草で、春の季節には陽が良く当たって、初夏~秋の季節には日陰と成る落葉広葉樹の下に自生し、蕾は芽が地上に出てから10日後位で開花し、花が咲き終わると葉や茎は枯れてしまって、翌年の春まで休眠に入り、地上に姿を現している期間は4~5週間程度と云われ、その内での開花期間は2週間程と短かくて、「節分草」や「アズマイチゲ」等と同様に、この「カタクリ」も「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」と呼ばれていて . . . 本文を読む