春の風が、そよと吹くとはかぎらない。
☜ 2018・4・15 雑木林にて撮影
気象用語の本をめくると、風向きの急変に備えを促す言葉がこの季節に多い。
「鉄砲西」や「西風落とし」は前線の通過後に吹く強い西風を指す。
侮るな、の戒めである。
☜ 2018・4・15 雑木林にて撮影
北に退く冬と南で力を養った夏が、列島の上で折衝を繰り返す。
丁度、今日(4月15日)の日本列島を見舞った風そのもの。
☜ 2018・4・15 雑木林にて撮影
花曇りの空を指し「天気が怠ける」の穏やかな表現もあるが、
春は総じて天地がざわつく時節なのだろう。
2度の震度7が熊本県を襲ったのも、この季節である。
最初の激震から14日で2年が経ち、いまも3万8千人以上が仮住まいでの暮らしを続けている。
☜ 2018・4・15 雑木林にて撮影
壊れた家を建て直し、二重三重のローンを抱えて再起の道を歩む人もいると聞く。
「被災」は終わっていない。 (2018・4・15 産経抄より一部、引用)