気分はいつも雨のち晴れ!

散歩道で見つけた四季折々の山野草を紹介!

感動を受けた詩や新聞記事なども紹介!

煤逃げ(ススニゲ)とコゲラ

2022年12月25日 | 坪内稔典コラム

(市内の公園にて)

 

 

 

今日、「煤逃げ」というのをやりました!

 

ネンテン先生こと俳人・坪内稔典先生のコラム

日曜版のモーロク満開で・・・

 

一家総出で1年間の埃や塵を払う大掃除を

意図的にサボタージュすることを季語では

「煤逃げ」と呼ぶのだとか

 

お正月を迎える準備を季語では

「年用意」と呼ぶのだそうだ

煤払い、畳替え、障子張り、餅つき、お節料理の準備など

以上のような「年用意」は今では昔の話になった

お節はデパートなどで買えるし

大掃除もいざとなれば業者に頼める

掃除用のロボットだってある。

正月を迎えるためにわざわざ何かを

という必然性が希薄になっている

 

中略

 

ヒヤマさん(ネンテン先生の奥さま)が

「しめ飾りを買いに行こうよ。

ちょっと洒落たものを探したい」

「うん、久しぶりのパチンコもどう?」

と煤逃げを意識して応じたら、

「それは勝手にどうぞ」と突き放された

冒頭で「煤逃げ」をした、と書いたが

煤払い いわゆる大掃除は

少しづつ 少しづつ やっていたから

逃げたわけではないよね~(ww)

 

 

煤逃げで・・ww 煤逃げじゃないけどww

近くの公園に出掛けてみた

寒さとXmasのせいか

どの家も煤払いをしてるからか

だ~れもいない公園で

コゲラ(キツツキ)と遭遇

コゲラも誰もいないので

のんびり桜の樹をつついていた

 

(つぶらな瞳のコゲラ)

 

 

令和4年12月25日のスケッチ

 


春は曙

2022年03月02日 | 坪内稔典コラム

 

 

 

清少納言や紫式部、そして紀貫之は、

午前3時頃に起床していたらしい。

平安時代の京の貴族たちは、

ネンテン先生と同じ午前3時派だったのだ。

 

「春は曙 やうやう白くなりゆく、山ぎは

少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」

 

春は曙がとってもすてき、紫色を帯びた雲が

山(比叡山)にかかってたなびいているのも

いいわ、というのだが、彼女、外界が

明るくなっていくようすにわくわくしている。

ネンテン先生も曙にわくわくしている。

 

中略

 

照明のまだ乏しかった時代だから

日の出日の入りに従って1日があったのだろう。

それにしても、3時は少し早い気がしないでもない。

夜がしらむ曙までに時間がたっぷりある。

 

実は、空が明るくなる曙の前に

男女の時間があった。

当時は男が妻の家へ通っていたが、

男は日が落ちてから妻のもとを訪ねた。

そして、

曙の前の暁という時間帯に妻の家を辞したらしい。

いわゆる後朝(きぬぎぬ)の別れだ。

夫婦の、あるいは恋人どうしの

幸福な時間が曙の前にあった。

だから、

清少納言たちは午前3時頃に起きたのだろう。

「春は曙」という清少納言の断定には、

すてきな時を過ごした後の幸福感があったのかも。

 

ネンテン先生は、以上の話を奥様にしたら、

奥様は即座に断定した。

「あなたのは単なる老化現象よ」

 

いつも楽しいネンテン先生だ❣

午前3時なんて・・・私には

まだまだ夢の中だわ。

 

・・というわけで

「曙」の写真は撮れず

「夕照」の写真ですみません( ;∀;)


春の便り

2022年02月15日 | 坪内稔典コラム

 

咲き出した「ホシノヒトミ」

 

 

 

朝 自宅のポストの上に

ホシノヒトミの花束が置かれている

何方が届けてくれたのでしょう~

ネンテン先生だ!

きっと・・・

 1週間前のコラム「モーロク満開」の筆者

ネンテン先生こと・・俳人・坪内稔典さんが

奥さまと一緒に散歩され、

「ホトケノザ」「タネツケバナ」「イヌフグリ」⇒「ホシノヒトミ」が

もう、咲いていて、コロナ禍だけど

春は確実にやってくる、と思いながら、

それらの花を二人で摘んで小さな花束に。

田んぼから旧街道へ、そして

家の近くまで戻ったとき、

奥さまが「あなた、花束は?どこかへ落とした?」

「いや、さっきの角の家のポストの上へ置いたよ」

「木製のあのポスト、野の花が似合うと思って」

「またいたづらね。あの家の人、不審がるよ。

もしかしたら、気持ちが悪いと思うかも。

でも、たしかにホシノヒトミやホトケノザの

似合いそうなポストだったけど」

「でしょ。あの家の人だと、きっと面白がるよ。

春の便りが届いた気分になってくれるかも」

我が家に届いた花束・・

どうやら夢だったようだ❣

 

 

☝琵琶湖地球市民の森にて撮影

 

 

 

☝画像は拝借しました


稔典先生の「はじめ良ければ」

2022年01月12日 | 坪内稔典コラム

妖精の森(水生植物公園みずの森)

稔典先生の雰囲気にぴったり

*撮影は2020年1月*

 

 

今年1番の稔典先生のコラムが

“ほんわか”感

”ほのぼの”感

に包まれていたので

ご紹介したいと思います

はじめ良ければ

餅で占ったら 今年はかなりいい年になりそう

その占い、勝手に餅占(モチウラ)と呼んでいる

焼き網に餅を並べ、二つがそれぞれにふくれたら

願いがかなう

ふくれて二つがひっついたら、恋はかない、

夫婦は円満。

一つの餅を自分のものと決め、

その餅が大きくふくらんだら

いい年になる。

 

私は近所に住む高校生の孫と一緒に

モチウラをしたが、二つとも見事にふくれた。

そして二つはくっついた。

願いはすべてかなうと

二人でよろこんでいたら、

ふくらみすぎて ぷっと穴があいた。

嫌な予感!

すると孫が言った。

「いいよ、じーじ。もう占いは終わっていたから」。

この孫、お年玉をもらいに来ていたのだが、

モチウラは破綻する寸前で終わっていた、

と断言したのは なかなか賢明、

さすがに わが孫である。

中 略

新年にいい気分になろうとするのは

日本列島に住む人々の伝統に違いない

初詣、初夢、初笑い、書初め

買い初め、仕事始め・・・。

このように初や始のつく言葉(季語)が

いっぱいだが、要するに

はじめ良ければ終わりよし、なのだ。

孫が言った

「じーじ、モチウラを広めるよ。

帰ったらママとやってみる。

友達ともしたい。

じーじもばーばとやれば。

焦がさないでね」

 

稔典先生こと俳人・坪内稔典さんです

コラム・モーロク満開より 

 

稔典先生が大好きです。

お会いしたことは一度もないのですが、

週に一度のコラムで癒しをもらっています。

モチウラをやってみたいけど・・

もう、お餅は全部なくなった。

覚えていたら来年やってみよう!

来年の事をいったら鬼が笑うかしら?

 

妖精の森

 

長くなりました。

最後までありがとうございました。


草花を愛した人たち

2021年04月28日 | 坪内稔典コラム

病気で寝たきりになった子規は

庭の草花を愛し、

「花は我が世界にして草花は我が命なり」

とまで言った

 

子規の親友だった夏目漱石も草花好きで

「菫程な小さき人に生まれたし」

がある。

生まれ変わるとしたら菫くらいの

小さな人がいいな、というのだが

童話的でなんだか楽しい。

 

漱石と並ぶ明治の文豪

森鴎外も庭に草花を育てていた

 

明治の人というと

武ばっている感じがある

軍医であり、乗馬して出勤

していた鴎外などはことに硬そう

だが、実は草花を愛する

やわらかな心の持ち主であったらしい

 

     (俳人・坪内稔典さんのコラムより)

 

昨年も そうだったように

カラスノエンドウに絡まれていた

ので自由にしてあげました

(近所の公園にて)

 

 

今年も「野原紫」が・・我が家にて

 

 

 

4月上旬・・ 近所の畑にて

 

 

 

 

 

アイリス 今年は白も咲きました

 

 

 

漱石が生まれ変わるとしたら

菫がイイといった・・