英王室の新しいプリンセスの名前がシャーロットに決まったと聞いた時、シャーロットといえば、「シャーロットのおくりもの」だよね~と、児童文学のタイトルがまず頭に浮かんだのですが。ダコタ・ファニングちゃん主演で映画にもなっているyo。
それとは別に、今回、プリンセスの名前騒動で初めて知ったのは、歴代の王妃や王室の女性の名前の中から選ぶのが慣例だということです。ミドルネームは、女王とウイリアム王子のお母様である、エリザベスとダイアナ。
じゃあ、シャーロットって誰なのかという説明が、ワイドショーによって明かされた。まったくひょんなところで英王室の歴史を知ることになるのですなあ。
「シャーロット」は、18~19世紀に在位した国王ジョージ3世の妻シャーロット王妃ら英王室ゆかりの名であるということだ。(祖父「チャールズ」の女性名でもあるということだ。)
そして、シャーロット王妃は、早逝したもののたくさんのこどもを産んだ王妃であったことを、ワイドショーによって知りました。なんか勉強になる(笑)
そこで、はっと気づいた。
前述の「シャーロットのおくりもの」です。シャーロットは表紙の女の子のことかと思えば、あにはからんや。
シャーロットは、女の子が抱っこしているブタでもなければ、アヒルでも羊でもない。シャーロットの「シ」の字に絡みついたクモの糸。
そうです、クモの名前ですよ。
英文のペーパーバッグの表紙には、タイトルの周りにもっとわかりやすくクモの糸がグルグルに絡まっている上、タイトルは「シャーロットのウェブ」、つまりシャーロットのインターネット、じゃなくて「クモの巣」のことです。
この表紙の表し方だけでも、日本と欧米の感受性は微妙に違うのですね。子どもの立場なら、英語版のほうが、がぜん興味を持ちそうだけれど、本を買ってくれる日本のお母様は、日本語版の絵とタイトルの方が手に取りやすいだろうし・・・
でも、まあ私はむしろ英語版の表紙ほうが、そそられる(笑)。どうせ少数派だが。
農場に棲みついた、とても優しく賢いメス蜘蛛の名前はシャーロット。哀れ、ハムになるために殺される運命の子豚を、知恵を働かせて何度も何度も助けてくれるのだ。
1年という自分の短い命を子豚との友情のために、愛をもって一生懸命生きて、命を終わらせたシャーロット。
悲しみにくれる子豚の前に、シャーロットは贈り物を残してくれた。それは、彼女の産んだ、たくさんの子蜘蛛たちの事。
これって、もしかしたら、作者は、ジョージ3世の妻、早逝ながら子沢山だったシャーロット王妃のオマージュとして、クモの名前をシャーロットにしたのだろうか、なーんて、私め勝手に都合よく解釈しちゃったものから。まったくの偶然かもしれないけど(笑)
もし作者のE・B・ホワイトが生きているなら、ぜひそこのところ聞いてみたいものだが、1985年に亡くなってしまっているから、もう確かめようもない話。
ついでながら書くと、高崎山のお猿さんの名前騒動の件、ワイドショーが、わざわざイギリスでこの件に関してどう思うか、道行くイギリス人に取材していた。
猿の名付けに抗議した日本人のように、同じ名はプリンセスに失礼だという意見は、ほとんどなかった。
「この世の生き物は、みんな調和の中で生きている。何が何より上とか下とか言うのは馬鹿げているわ」
一人のイギリス人女性がそんなようなことを言っていたのが、嬉しかったな。
こざるだってクモだって、みんなみんな生きているんだ、友達なんだ~~♪ これでいいのだ。
★5月11日追記
念の為に、もう一度シャーロット王妃のことを確認してみたら、その生涯は、 1744年5月19日 - 1818年11月17日とあり、74年間。シャーロット王妃はまったく早逝とは無関係だった。おそらく私の勘違いであろうか。(早逝したのはダイアナ妃だ)
9男6女の母となったということで、子沢山は間違いないようだが、「シャーロットのおくりもの」が、シャーロット王妃のオマージュ説、限りなく怪しくなってきました。(;´д`)トホホ…
早合点をお詫び申し上げるとともに、記事の一部を訂正しました。m(_ _)m
★参考サイト
シャーロット・オブ・メクレンバーグ=ストレリッツ(ウィキペディア)
それとは別に、今回、プリンセスの名前騒動で初めて知ったのは、歴代の王妃や王室の女性の名前の中から選ぶのが慣例だということです。ミドルネームは、女王とウイリアム王子のお母様である、エリザベスとダイアナ。
じゃあ、シャーロットって誰なのかという説明が、ワイドショーによって明かされた。まったくひょんなところで英王室の歴史を知ることになるのですなあ。
「シャーロット」は、18~19世紀に在位した国王ジョージ3世の妻シャーロット王妃ら英王室ゆかりの名であるということだ。(祖父「チャールズ」の女性名でもあるということだ。)
そして、シャーロット王妃は、
そこで、はっと気づいた。
前述の「シャーロットのおくりもの」です。シャーロットは表紙の女の子のことかと思えば、あにはからんや。
シャーロットは、女の子が抱っこしているブタでもなければ、アヒルでも羊でもない。シャーロットの「シ」の字に絡みついたクモの糸。
そうです、クモの名前ですよ。
英文のペーパーバッグの表紙には、タイトルの周りにもっとわかりやすくクモの糸がグルグルに絡まっている上、タイトルは「シャーロットのウェブ」、つまりシャーロットのインターネット、じゃなくて「クモの巣」のことです。
この表紙の表し方だけでも、日本と欧米の感受性は微妙に違うのですね。子どもの立場なら、英語版のほうが、がぜん興味を持ちそうだけれど、本を買ってくれる日本のお母様は、日本語版の絵とタイトルの方が手に取りやすいだろうし・・・
でも、まあ私はむしろ英語版の表紙ほうが、そそられる(笑)。どうせ少数派だが。
農場に棲みついた、とても優しく賢いメス蜘蛛の名前はシャーロット。哀れ、ハムになるために殺される運命の子豚を、知恵を働かせて何度も何度も助けてくれるのだ。
1年という自分の短い命を子豚との友情のために、愛をもって一生懸命生きて、命を終わらせたシャーロット。
悲しみにくれる子豚の前に、シャーロットは贈り物を残してくれた。それは、彼女の産んだ、たくさんの子蜘蛛たちの事。
これって、もしかしたら、作者は、ジョージ3世の妻、
もし作者のE・B・ホワイトが生きているなら、ぜひそこのところ聞いてみたいものだが、1985年に亡くなってしまっているから、もう確かめようもない話。
ついでながら書くと、高崎山のお猿さんの名前騒動の件、ワイドショーが、わざわざイギリスでこの件に関してどう思うか、道行くイギリス人に取材していた。
猿の名付けに抗議した日本人のように、同じ名はプリンセスに失礼だという意見は、ほとんどなかった。
「この世の生き物は、みんな調和の中で生きている。何が何より上とか下とか言うのは馬鹿げているわ」
一人のイギリス人女性がそんなようなことを言っていたのが、嬉しかったな。
こざるだってクモだって、みんなみんな生きているんだ、友達なんだ~~♪ これでいいのだ。
★5月11日追記
念の為に、もう一度シャーロット王妃のことを確認してみたら、その生涯は、 1744年5月19日 - 1818年11月17日とあり、74年間。シャーロット王妃はまったく早逝とは無関係だった。おそらく私の勘違いであろうか。(早逝したのはダイアナ妃だ)
9男6女の母となったということで、子沢山は間違いないようだが、「シャーロットのおくりもの」が、シャーロット王妃のオマージュ説、限りなく怪しくなってきました。(;´д`)トホホ…
早合点をお詫び申し上げるとともに、記事の一部を訂正しました。m(_ _)m
★参考サイト
シャーロット・オブ・メクレンバーグ=ストレリッツ(ウィキペディア)
高崎山のシャーロットちゃんの
母猿の名前が
「おふせ」さんだと
知ったとき・・です。
がんばれ、高崎山。
・・はなこころ
そういえば高崎山には、イケメンザルのシックスくんっていうこもいましたね(笑)
http://blog.goo.ne.jp/hanamiduki87/e/fc7dd180a43fb01b9e7fd46cc9d367b6