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高齢者の「薬漬け」ストップ…厚労省が指針案

2017年12月24日 | 薬のこと・薬害のこと

メリークリスマスの日に、無粋な話題で恐縮ですが、これ本当に大事だと思いましたので。
国が、医療関係者向けに薬漬けリスクと副作用の有害性についての指針案をまとめたということです。
多剤投与による副作用で、健康をむしばむという本末転倒の他、多すぎる薬代で健康保険の財政も逼迫しています。

国レベルで、このような提言をするのは初めてのことなんですって。「もっと早くやってよ~」と言いたくなるところですが、それでもやらないよりかは、よかった。

来年度には国民向けにも作るそうですが、私たちも、「薬さえ飲んでいれば病気が治る」という薬剤信仰から脱却しなければ…




高齢者の「薬漬け」ストップ…厚労省が指針案、副作用の有害性明記 国レベルで初
産経新聞2017年12月24日

 高齢者が多くの薬を服用する「薬漬け」について、厚生労働省が、医師や薬剤師らを対象に服用の適正指針案(骨子)をまとめたことが23日、分かった。国レベルで高齢者の内服薬に関する指針を作成するのは初めて。薬の多種類の服用は副作用などのリスク増が指摘されている。日本では「患者がとりあえず薬をもらいたがる」といわれ、医療費の削減も期待される。指針は来春にも完成し公表、一般国民向けも来年度に考案するという。

70歳以上は平均6種類以上服用

 厚労省によると、60歳を超えると高血圧や骨粗鬆(こつそしょう)症など複数の疾患を抱えることから、服用する薬の種類が増加し、75歳以上でさらに多くなる傾向にある。レセプト(診療報酬明細書)調査によると、70歳以上の患者で平均6種類以上服用している。東京大などの患者調査では、薬を6種類以上服用している場合に副作用が出やすくなったりするケースが急増。転倒の発生頻度が2倍近くに増え、認知障害のリスクが増加するというデータもある。

 このため指針案では「医療の質を向上させ、患者の健康に資すること」という目的を記載。高齢者が薬を服用することで生じる物忘れや目まい、失神など「有害事象」を列挙した。

47%が「飲み残しの経験」

 安全性確保の観点から、単に薬の数を減らすのではなく、適正な処方内容への見直しが重要であることを明記。複数の医師にかかっている場合は「お薬手帳」を活用してかかりつけ薬剤師にチェックしてもらうことも念頭に、「医師、薬剤師、看護師などが一元的に情報を集約し、連携すること」とした。

 NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」が今秋、約5千人の高齢者に調査したところ、処方された薬を飲み残す患者も多く、47%が飲み残しの経験があると答えた。

 同法人代表で東京家政大の樋口恵子名誉教授(家族関係学)は「服薬を不安に思う高齢者は増えている。『人生100歳時代』になり、いずれ自分で薬が管理できなくなる。薬は“命のもと”であり、薬の適正なあり方を考え直さなければならない」と話した。



薬害による死亡事故は高齢者に限ったことではありません。
たとえ医師の処方による薬でも、間違えればあっけなく命を落としてしまうこともあります。
 →「D―LOOP」のボーカルMINAMIさん
 →映画バットマンシリーズ「ダークナイト」で伝説的ジョーカーを演じたヒース・レジャー




★関連記事
 薬の副作用、高齢者専門医の7割が経験・追記資料あり(ヒース・レジャーの薬の急性中毒死も・・)
 医者と製薬会社が作る病人

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暴力、暴言ひどくなる「抗認知症薬」

2017年10月10日 | 薬のこと・薬害のこと

人間は、喜怒哀楽の感情みたいなものでも、本人の資質というより、薬やホルモンなどの化学物質にたやすく影響を受けてしまうものなのだなあと、改めて思いました。

暴力や暴言がひどくなる、というのは、認知症の症状の一つの現われだと思っていましたが、副作用として認知症の薬によるものだったなんて…


暴力、暴言ひどくなる「抗認知症薬」 減薬は主治医と相談
東京新聞2017年9月7日

 

 認知症の進行を遅らせる効果がある「抗認知症薬」の服用により患者の暴力や暴言がひどくなったと悩む介護者が少なくない。次第に激しくなって薬の減量や中止に踏み切る人も。厚生労働省は昨年、抗認知症薬の投与を規定量未満に減らすことを認めたが認知症が進行する可能性もある。薬を減らす場合は主治医と十分に話し合う一方、薬以外に原因はないか慎重に見極める必要がある。 (出口有紀)

 四年前にアルツハイマー型認知症と診断された妻(69)を介護する愛知県の男性(70)は八月上旬、抗認知症薬の量を半分に減らしてもらった。おとなしい性格だった妻が、抗認知症薬の服用を始めてから、感情が異常に高ぶりやすくなったためだ。最近では男性への暴力だけにとどまらず、道端で談笑している近所の人たちに「うるさい」などと暴言を吐くなど、感情の高ぶりは次第に激しくなっていた。
 主治医に相談したところ、薬を減らすよう勧められ、減薬に踏み切った。「蹴ったり殴ったりはおさまらないが、怒らなくなったかな」と男性。薬を減らすことに不安は残るが、三カ月後の次の受診日までは様子を見ることにしている。
 国内で承認されている抗認知症薬は現在、四種類。脳の神経伝達を維持したり、神経細胞の損傷を防いだりすることで、物忘れなど認知症の症状の進行を遅らせる。初期の段階から服用すると効果が高いとされる。
 ところが、脳の働きが活発になることで、意欲をつかさどる部分が活性化され、暴力や暴言、妄想、徘徊(はいかい)などを増幅させてしまうことがある。
 ただ、感情の高まりは薬だけが要因ではなく、日本老年精神医学会理事長を務める新井平伊(へいい)・順天堂大大学院教授(64)は「患者の性格や置かれた環境なども影響する」と話す。薬の影響も人によって異なり、実際に薬がどの程度、患者に作用したかを知るのは難しい。
 では、どうしたらよいのか。新井教授は「患者の様子を注視するしかない」と話す。「認知症は数日では進行しない。患者の様子が急に変わったとすれば、薬が原因と考えられる」
 医師は患者の日常生活の様子を継続して見られないため、薬の減量や中止を決めるのは、最終的に本人や家族の判断になる。新井教授は「薬を続けたいなら、別の抗認知症薬に替えることもできる。決めるのは本人や家族だが、薬の減量や中止で認知症が進行する可能性もあるので、専門医に相談してほしい」と話す。
 家族の接し方が、患者の暴言や暴力を引き起こしている場合もある。
 愛知県で認知症の妻(71)を介護する男性(77)は、妻の徘徊や暴力、暴言がひどかったため、主治医に相談すると「薬が合わないのかも」と言われた。一カ月中止すると、妻の攻撃性が消えて機嫌が良くなった。当初は一度中止した後に半量を服用する予定だったが、思い切って薬をやめた。
 同時に、妻への接し方も変えた。会話の中で妻の勘違いをいちいち指摘し、言い争うことが多かったが、やりたいようにやらせることにした。男性は「にこにこして、妻をおだてるようにすると、おだやかになった」と話す。

 抗認知症薬や患者の性格、家族との関係…。認知症患者の心の動きや行動に影響する要素は多様で、症状を把握するためには細かく患者を観察することが必要だ。感情が不安定で暴力や暴言に発展する場合は、いつ、だれが対象なのかなど細部を見るほか、日ごろの食事量や食べ方などにも気を配り、食欲不振になっていないかも確認する。
 これらを把握した上で、主治医や薬剤師、ケアマネジャーらに相談する。家族に暴力を振るう場合は、デイサービスを活用するなどして、家族以外の人に接する機会を増やすのも有効だ。新井教授は「介護やケアで、いい状況につながることもある」と話す。



認知症は厄介な病気ですが、我が家でも認知症の人と暮らしていた経験を思い出すと、本人にとっては「忘れる」ということはあながち悪いことではないような気もします。
がむしゃらに生きていたときは思いもつかなかったようなことを、人生の終盤に思い出すことがある。
自分の人生を振り返って後悔の念にかられること、多くの人たちに迷惑をかけ傷つけた、思い出すと申し訳なくて穴があったら入りたい、と思うこともあるかもしれません。
それらすべてを忘れてしまえるなら、そして晩年、精神的に苦しまずにおだやかな日常を過ごせるなら、それもまた、人体に備わった防御反応なのかもしれないなあと思ったものです。
(でも家族は大変ですけど)

もちろん、この病気の方々が忘れたい過去ばかりだったとは言えませんけれど。

それから、上記記事にも家族の接し方、ということがありますが、父の場合も思い当たります。
いつも笑顔で接すること。それだけで、父の反応も明るくなりました。
同じ言葉でも、怖い顔でいうと、だめ。嫌なことも笑いながら言えば、一緒に笑ってくれます。
そういうときは、病気になる前の父よりも、むしろいい人になってように思え、こちらも穏やかで優しい気持ちになれました。

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咳止めの小児服用禁止+風邪薬で絶対音感が狂う?!

2017年08月15日 | 薬のこと・薬害のこと
少し前の情報ですが、メモのために…

せき止め薬の小児服用を禁止 成分「コデイン」に副作用の恐れ
東京新聞2017年6月23日
 市販の風邪薬やせき止めシロップに広く使われているせき止め成分「コデイン」を服用すると、呼吸困難の副作用が出る恐れがあるとして、厚生労働省は二十二日、リスクが高いとされる十二歳未満の子どもの服用を禁忌とすることを決めた。同省は、製薬会社に二〇一九年中に添付文書を改訂するよう指示する。一九年までは、経過措置として、十二歳未満への使用を制限するため注意喚起するよう求める。
 同日開かれた同省の有識者会議は、米国で今年四月に十二歳未満への処方を禁じたことを受け、予防的な観点から禁忌とするべきだと判断した。
 コデインはモルヒネに似た、せき止め作用のある薬品で、処方薬のほか、風邪薬など約六百種類の市販薬に含まれている。厚労省によると日本では〇四年四月~一七年五月末に、呼吸不全や意識障害などの子どもの重篤な副作用が四例報告されている。いずれも十歳未満で死亡例はなかった。


それから個人的に、風邪薬で、絶対音感が狂ったという人の話を聞いた。
最初は、都市伝説的なもの?と思ったけど、検索したら、こんなまとめがあった。

 風邪薬にこんな副作用が!?全ての音が半音低く聞こえる【絶対音感】

音楽家の皆さんは要注意ですね。

ついでに、我が家の実体験。

 ココナッツオイル入オレンジジュースで、3日でインフルが治った


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アニサキスには安中散

2017年05月10日 | 薬のこと・薬害のこと
渡辺直美を襲ったアニサキス食中毒の予防法
 10日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・前8時)で急増しているアニサキス食中毒について特集した。
 番組ではタレントの渡辺直美(29)が先月、タレントの渡辺直美(29)が先月、アニサキス食中毒を患いツイッターで「アニサキスに注意です。激痛すぎてアラサー病院で泣きました」と明かしたことを報じた。アニサキスは10年で20倍にも増えた寄生虫で長さは2、3センチで胃に入り胃の粘膜に炎症を起こさせるという。魚介類についている寄生虫でサバ、イワシ、イカを生で食べると起きやすくなると説明した。
 番組が取材した梅谷薫医師によると予防法は、「よく見る。よくかむ」とのことで、見れば発見できる可能性があり、かむことで死滅させることもできるという。

    


たまたま、今朝のモーニングショーを見ていたので

アニサキスは、魚についている寄生虫で、たとえば、刺し身や、寿司についていたりするのですね。
だいぶ昔ですが、刺身のツマか何か、白い筋かと思ったのが、よく見たら動いていたりして、ゾゾゾ~ッとしたことがあります。

よく噛めば死滅させられる、ということですが、アニサキスがいること前提で噛むのも、なにか気持ちが悪いですよね。

できれば、生魚は食べないほうがいいのでしょうが、またこれがおいしいから、困ったもの…

実は、もう20年近く前になりますが、家族が、行ったことのない寿司屋で接待を受けたあと家に帰ってきて、おそらくはアニサキスにやられたと自覚できるような激痛を伴った腹痛を起こしたのです。その時、常備薬の安中散(あんちゅうさん)で事なきを得たことを思い出したので。

風邪をこじらす前に漢方で、という我が家のルールで、葛根湯や小青竜湯、桂枝柴胡湯などすぐ対処出来るように常備していました。
実は、何かのニュースで安中散がアニサキスによる腹痛に有効なことを知り、常備薬として安中散も買い置いていたのです。



もともと安中散は、神経性胃炎や、慢性胃炎に使われます。
安中散に含まれる、茴香(ウイキョウ)のアネトールという物質が、アニサキスを溶かすように分解することが確認されているそうです。
自分で「アニサキス溶かし実験」をしたことはありませんが、家族がとにかく情報通りに安中散で翌朝には回復できたことを思い出したので、生魚をよく食べる方は、常備薬として置いておくといいのではないか、というお知らせまで。



★関連サイト

 アニサキス 生の魚介類で猛威 10年で20倍
(毎日新聞 2017年5月8日)

 アニサキスは、幼虫(体長2~3センチ)が魚介類の内臓に寄生し、鮮度が落ちると筋肉に移動しやすい。人がそれを生で食べると、数時間後から激しい腹痛や嘔吐(おうと)などの症状が出る。原因食品はサバが最も多く、サンマやサケ、アジ、イカなどでも起こる。シメサバによる報告も目立つように、酢では予防できない。

 ここ10年ほどの報告急増は、13年から法令改正でアニサキスによる食中毒が届け出対象に明示されたのも一因だが、背景にあるのが生の魚介類の流通の多様化だ。大手の量販店や鮮魚専門店が市場の競りを介さず産地の業者から直接買い付ける「相対取引」などが盛んになり、消費者の口に入るまでの経路が複雑になっている。

 国立感染症研究所の杉山広・前寄生動物部第二室長が約33万人の診療報酬明細書(レセプト)のデータを使って推計したところ、年間発生数は約7000件に上った。杉山さんは「アニサキスの食中毒を防ぐには加熱するか、マイナス20度以下で24時間以上冷凍すること」と管理の徹底を訴える。海外では、生食用の魚の冷凍保存を義務づける国もあるという。

 厚労省などは、消費者には▽鮮度の良いものを選ぶ▽速やかに内臓を取り除く▽内臓を生で食べない--といった対策を呼び掛けている。刺し身を食べる時は、細かく砕くようによくかむことも大事だという。【下桐実雅子】
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3つの薬害記事(抗がん剤で涙目、精神安定剤で症状悪化、多剤投与による事故)

2015年09月13日 | 薬のこと・薬害のこと
知り合いの薬剤師さんは、薬剤師さんでありながら私どもに「すべての薬は害悪だ」とまで言いきったのですが。
そういう方ですから、病院付の薬剤師さんなので、医師と患者さんとの間に挟まれて葛藤があるのだそうです。

9月8日の東京新聞には、はからずも?薬害関連の記事が、続け様に載っていたので、メモのために。

その1 抗がん剤については、言い出せばきりがないけれど。病気と思ったら実は薬の副作用って言うことはよくありますね。 

抗がん剤で涙目発症 「TS-1」副作用 4人に1人



 入院でなく外来での治療が増えた抗がん剤。副作用は脱毛、吐き気、貧血などだが、目の異常はあまり知られていない。目の症状が命に関わることはほとんどないが、生活への影響は大きい上、放置すると悪化し後遺症につながるものもある。 (吉本明美)

 静岡県立静岡がんセンター(同県長泉町)眼科の柏木広哉部長が「涙が止まらない」と訴える患者の増加に気づいたのは二〇〇七年ごろ。翌〇八年四月からの四年間で約二百人。「以前はほとんどなかったのに急に増えた印象だ」
 〇七年は、がんの治療をめぐり変化があった。「ティーエスワン(TS-1)」という既存の抗がん剤が、国内の大規模臨床試験の結果、胃がん手術後の再発予防などに有効と分かり、標準的な治療に位置付けられた。
 「TS-1を比較的長期間飲み続ける人が増えた結果、涙目の発症が多くなり注目されるようになったのでは」と同センター消化器内科の安井博史部長。胃がん手術後にこの薬を飲んだ人を安井さんらが調べると、四人に一人程度の割合で、治療が必要な涙目の症状があった。
 涙は黒目の外側上方にある涙腺から分泌され、目の表面を潤した後、涙点から涙小管などを経て鼻へ排出される。涙点以降の経路(涙道)のどこかが炎症などで狭くなったりふさがったりすると、流れが滞り涙目に。視界がぼやけ物が見にくくなるため、車の運転に支障を来すこともある。
 TS-1が涙目を引き起こす仕組みは未解明。成分が涙に出て涙道の粘膜を傷める可能性が指摘される。軽症なら成分を洗い流すため、防腐剤を含まない目薬をさす。水道水は滅菌されていないので使わない。
 涙道が通りにくくなっていればファイバースコープで観察し、ポリウレタンなどの微細な「涙管チューブ」を挿入し通過を確保する治療法がある。チューブは抗がん剤治療の終了後に抜き取る。ただ「涙目を放置して涙道の状態が悪化すると、チューブも入れられず回復が難しいケースもある。早い対処が何より大切」と柏木さん。問題は、涙道の治療を手掛ける眼科医が少ないことだ。
 TS-1以外の抗がん剤でも、結膜炎やまつげが抜けるなど、さまざまな症状がある。しかし目の副作用に対する認知度が低いこともあって、頻度などの実態ははっきりしていない。抗がん剤治療を担当する医師と眼科医が同一施設内で連携して治療に当たる医療機関は数少ない。
 柏木さんは、抗がん剤治療を受ける患者への一般的な注意として「目にも副作用が出る可能性があることを知った上で、異常を感じたらまず主治医に相談し、必要に応じ専門の眼科医を紹介してもらってほしい」と話す。同センターは、抗がん剤治療で起きる可能性がある目の症状や対処法などをまとめた小冊子「抗がん剤治療と眼の症状」を作成、HPで公開している。

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その2 精神安定剤(ベンゾジアゼピン製剤)に関して、精神科医が投与を控える時代になったが、内科医など専門以外の医師には、理解が進まず、薬害が減らない現状。生活を改めず薬に頼る患者にも問題はある。



にゃんこスローライフ・便秘予防も毛玉出すのも猫草にゃ


薬に頼らず生活改善
中山名峰

 経済成長に伴ってストレスが増え、1970年代以降、精神安定剤であるベンゾジアゼピン製剤(BZD)が流行した。頭痛、肩こり、不整脈、耳鳴り、不安、不眠、原因不明の厄介な症状に効果的であった。
 ところが90年代に、この薬物は耐性、つまり長く服用すると効果が落ち、急に服用をやめると、逆に不眠、不安、認知機能などが悪化することが知られるようになった。BZDは精神科薬であるにもかかわらず、内科医など、精神科を専門としない医師が、多く使用している。精神科医が投与を控える時代になったのに、専門医以外の医師による投与量は減っていない。
 早い、うまい、安い。どこかのファストフード店のうたい文句だ。高度成長の行く末、これらの店で食事を数分で済ませている日本人は幸せになったのだろうか。睡眠時間を削り、運動することもなく、常時神経を使い、やがて頭痛、不眠などの症状が生じる。病院に行っては即効性のある薬を求める。希望に沿わなければ、すぐに次の病院に行く。
 BZD依存症で社会から脱落した患者が数多くいる。即効性のある薬物に頼るのではなく、どうしてその頑固な症状が生じるのか、生活改善からいま一度見つめ直してみないか。たまにはスローフード店に行こうよ。(名古屋市立大学病院睡眠医療センター部長)

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その3 これは、家庭欄への読者投稿です。高齢者への多量の薬の出し方は、異常かとも思う。

薬を減らして
 ●城 ●子(85) 無職 神奈川県鎌倉市

 薬が大量に処方され、飲まずに捨てたり、飲み忘れたりすることが問題になっているが、身近で、こんな事件が起きた。姉が錠剤を包装シートごと飲んでしまったのだ。
 電話があり、喉がチクチク痛いと言う。医師の弟に相談すると、総合病院に行けとのこと。慌ててタクシーを飛ばす。耳鼻科医の診察を受け、X線では映らず、コンピューター断層撮影(CT)で横隔膜の隅の白い四角い影が発見された。結局、胃カメラで口から取り出されたが、ほっておくと十二指腸に入り開腹手術になるそうだ。
 姉は入院し、朝、私が迎えに行った。87歳を85歳が世話をする。車いすの移動にも大汗をかいた。お互い一人でがんばって暮らしているが、今後のことが心配になった。
 姉は三つの病院から、十種類の薬を受け取り、毎朝、一粒ずつ取り出して飲むのが一苦労だという。薬剤師の助言もあり、その後、薬を減らしてもらった。

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我が家でも、病院からの父の薬で、ひどい目にあった経験あり。
 →医者と製薬会社が作る病人
 (2007年の記事、まだ私めも少々とんがっていた ヽ(`Д´)ノ ので、読み苦しかったらご勘弁。(*ノω・*)
 
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病院薬の使用判断、メーカー頼み

2015年06月30日 | 薬のこと・薬害のこと
「お医者さんに相談しよう」というCMをよく見かけますが、それは日本医師会のCMではなくて、製薬会社のCMです。
お医者さんが、製薬会社の薬を出してくれる(=薬の売上に貢献してくれる)ので、禁煙も薄毛もお医者さんに行きなさい、というわけですね。
たいていの人は、医師が出してくれるなら安心安全だって思うわけですが、肝心のお医者様が、製薬会社の手前味噌のパンフレット見て出しているだけですから、それって、偽りの安心安全にならないでしょうか。
こんな情報もありますよ。→ファイザー禁煙補助薬『チャンピックス』で意識喪失、難聴、自殺…「重篤副作用」全米最悪の実態

以前、知り合いの病院付きの薬剤師さんも、ほとんどの医師は、薬のことをよくわかっていない、患者に出すときはメーカーのパンフレットなどを見ながら出している、と言っていたのですが、以下の調査は、それを裏付けた形。

中日新聞6月27日の記事より

薬採用 メーカー資料頼み




東海3県病院 回答の8割

 病院が薬を採用する際、どんな情報をもとに決めているのか、鈴鹿医療科学大(三重県鈴鹿市)のチームが東海地方の病院薬事委員会を対象にアンケートしたところ、8割近くが売り手側である製薬会社の資料頼りであることが分かった。利害関係のない論文などを参考にする委員会は少数にとどまる。27日から岡山市で開かれる「日本医薬品情報学会」の大会で発表される。

 調査は、子宮頸(けい)がんワクチンで重い副作用被害の訴えが相次いでいるのをきっかけに病院での薬の採用の現状を調べようと、同大薬学部の長南謙一准教授のチームが実施。昨年7、8月、日本病院薬剤師会に入会する愛知、岐阜、三重県内の491カ所の病院薬局へ郵送し、125病院から回答を得た。

 新しく薬を採用する際、どんな資料を参考にするか複数回答で尋ねたところ、上位はすべて製薬会社作成の資料だった。「薬の添付文書」が89%で最も多く、「製品概要」が7割、「パンフレット」や添付文書の内容を詳しく解説した「インタビューフォーム」が6割強、製薬会社が持つ非公認データなど「社内資料」が4割と続いた。

 薬の承認審査の経過や評価結果をまとめた厚生労働省の「審議結果報告書」は中立的で、インターネットで入手できるが22%にとどまり、治験データをまとめ学術的に認められている「原著論文」も14%だった。報告書を参照する委員会は論文にも目を通していることが多かった。

 長南准教授は「患者に多数の死者が出た抗がん剤のイレッサでは、厚労省の報告書などから副作用の危険を読み解く能力がない病院も多く、被害が拡大した。製薬会社に都合のいい情報だけでは薬害を防げない。薬事委員会は、さまざまな情報を活用して薬を適切に評価できる力を付けなければならない」と語る。

 メモ 薬事委員会 病院で患者の治療や予防に使う医薬品の採択を決定する院内の機関で、院長や医師、薬剤師、看護師らで構成。設置は義務ではないが、ほとんどの病院に置かれている。審議で参考にする資料は、薬剤師が用意する場合が多い。


以下は東京新聞より続き

情報見極め力必要

 「数値が合わなかったり、グラフのメモリを細工してデータを誇張したり、製薬会社のパンフレットなどは、誤解を与えても、うそをつかなければいいのか?と言いたくなるレベルのものもある」。埼玉県協同病院で(埼玉県川口市)で二年前まで薬事委員会メンバーだった松川朋子薬剤部長(54)は「製薬会社の情報頼りは危ない」と実感する。
 病気に苦しむ患者を目の前にする医師は、よく効く新薬が出たと聞けば使いたくなる。だが、国が認可した薬でさまざまな薬害が起きており、使用の可否を検証する薬事委員会は、患者の安全を守る最後のとりで。
 松川科長は「少なくとも厚労省の審議結果報告書を読むことは必須。製薬会社のデータのくせが見えたり、薬の構造から副作用を想像できることもある」と強調。ただ、新薬は次々と発売され、日々の業務の忙しさで読みきれないことも。「報告書は膨大なデータの羅列で、情報の意味を読み取るには経験やセンスがいる。わかりやすくする厚労省の工夫も必要」
 医療現場で薬情報の見極めへの意識の高まりも見られるという。

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現代医療の意識レベルは「深い悲しみ」(75f)にまで落ちている。
薬頼りで、治るためのすべての可能性を排除しないというスタンスがないため、奇跡的な回復の事例を収集することも出来ない。
改善の行動も取らず、教わってきた権威だけでやっているのである。
某薬剤師さんは、「現代医療には、飲んでいい薬なんて一つもない」と吐き捨てるように言っていた。
・・・まさか薬剤師さんの口から、そんな言葉が出るなんて、逆にこちらがびっくりした。
現代医療は、患者を恐怖とストレスまみれにするだけ。
治る病気は医療にかからなくても治るということなのだろう。

 
       「薬をやめれば病気は治る」 岡本 裕 著


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 現代医療の深い悲しみ・・製薬業界の裏側
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現代医療の深い悲しみ・・製薬業界の裏側

2015年06月15日 | 薬のこと・薬害のこと
政府の有識者会議が砂糖に税金をかけよ、と提言しているといいますが・・・
理由として、砂糖がからだに悪いことをWHOが警告を出したので、膨らみ続ける医療費を抑えるためだとか・・・

砂糖が体に良くないことは、そのとおりですけれど、だからといって調味料の一つで、和食の煮物や和え物、日常の食事にも不可欠なもの。ストレス社会で、心を開放してくれる和菓子洋菓子にも、砂糖はなくてはならないし、ちょっとなあ・・と思ったりします。(決して砂糖大推奨の立場ではありませんが)

WHOといえば、2011年には、「携帯電話の電磁波と脳腫瘍との関係が限定的に認められる」と警告しているのだけれど、それはないことになっている?
 →WHOが認めた携帯と脳腫瘍とコーヒーと私・おまけあり


それにしても、膨らみ続ける医療費は、飲まなくてもいい薬の大量販売が主たる原因ではないだろうか。患者は保険があれば、せいぜい3割負担で済むから、油断しがちだけれど、あとの7割は保険から、たくさん売れれば売れるほど、保険医療費が圧迫される。
1年365日、酒は飲まない日はあっても、これだけは忘れてはならぬと、毎日毎日死ぬまで飲み続けるという薬は、製薬会社には安定した収入をもたらす。製薬会社は、利潤追求の資本主義経済のお手本のようなシステムを構築したのだ。


6月11日東京新聞「本音のコラム」より。メモのために。


製薬業界の裏側 
竹田茂夫

 昨年、外資系製薬会社の大ヒット薬で不正が発覚した。大学の臨床試験の論文で、降圧剤の売上げ拡大のために重大な改ざんが行われたのだ。
 データ解析を一手に引き受けた製薬大手の社員が、不正に手を染めたという。日本の製薬大手や東大病院でも同種の問題が明るみに出た。製薬会社が統計処理だけでなく、資金面でも臨床試験に深く関与する悪弊をうかがわせる。背景には「エビデンス(根拠)に基づいた医療」という「信仰」を利用し、医療を利潤追求の場に変えてしまう業界の体質がある。

 海外ではどうか。D・ヒラリー『抗うつ薬の功罪』は内情をよく伝えている。製薬業界丸抱えの精神医学の世界にいた著者が、臨床経験や論文の検討を重ねるうちにある種の抗うつ剤が患者の自殺率を高める事に気付き、次第に戦闘的な批判者に返信していく過程が描かれている。

 市場原理に身を売った米国医療の腐敗ぶりには驚かされる。権威ある専門誌の論文には、製薬会社系列のゴーストライターの手になるものが多く、生の臨床データは私有物として公開しない、高級ホテルでのプレゼンテーションは業界がお膳立てする、などなど。

 オバマ大統領が党内の反対をよそに環太平洋連携協定(TPP)を推進するのも、アジアで大もうけを狙う製薬会社が後ろに控えているのが理由なのか。
(法政大教授)


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実は私もこれを知ってびっくりしたのですが、薬剤の多剤投与は2種類まではエビデンス(根拠)があっても、それ以上の多剤投与は、エビデンスがないのですって。その2種類の組み合わせも、限られたものだし。
現代医療が、口を開けば、エビデンス、エビデンスって言っているのに、それはいいのか?・・そんなことを知ればぎょっとしますよね。

うちの父も、一人の医師に処方された13種類もの薬を飲んで、翌日は起きられなくなったことがあります。
父の場合は特別だったのでしょうか?そうでもないんじゃないでしょうか。
特に年配者ほど、1日に何種類も食前、食後、朝起きてすぐ、みたいに薬に縛られた生活してますよね。
病気に名を借りた薬害汚染と思うのですが、日本人は薬信仰が強いですからね・・。
病気のせいだと思っていたら、実は薬害だった、ということも一度は疑ってみてほしいと思います。


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 長妻厚労相に伝えたい、「9割の病気は自分で治せる 」
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子宮頸がんワクチンの副作用に苦しむ少女たち

2015年04月10日 | 薬のこと・薬害のこと
毎年、東京新聞の4月1日の「こちら特報部」の見開きページは広告を含めて、全部、嘘記事どす。

東京新聞に変えてから最初の2~3年位は、その都度だまされてびっくりしてたけれど、さすがに今年は最初から嘘とわかりつつ、記事を楽しんだ。
以下の記事は社会面だから、嘘じゃないのはわかっているけれど、4月1日の新聞記事。

下の写真は東京新聞より。子宮頸がんワクチンの副作用に苦しむ少女やその家族たちが、製薬会社を訪れて抗議と救済の申し入れをしたけれど、社内にも入れてもらえなかった。
被害を受けた少女は、大人を「嘘つきだ」と糾弾した。ほんとうですね、笑える嘘以外は、お断り。




子宮頸がん ワクチンで抗議 製薬会社と国に「救済を」
(東京新聞2014年4月1日)

 子宮頸(けい)がんワクチン接種後の副作用に苦しむ少女や家族らでつくる「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」(松藤美香代表)は三十一日、東京都内にある製薬会社二社の日本法人本社を訪れ、抗議と救済の申し入れを行った。厚生労働省の担当者とも面会し、問題の全面解決を求めた。
 「大人は『未来をつくる子どもは大切にしなければ』と言うが、私たちは? うそつきばかりだ。無視しないで、助けてほしい
 英グラクソ・スミスクライン日本法人(渋谷区)の前で、関東地方の中学三年生(15)がマイクを握り、思いをぶつけた。中学一年で接種後、歩行困難や全身の痛み、記憶障害を発症。通学困難になり、思い出を作れないまま卒業した。
 米メルク社日本法人MSD社(千代田区)前では、北海道の母親が「娘は認知症のようになり私のことも分からず、孤独な生活を送っている。見ているのも苦しい」と訴えた。

 連絡会は、両社に、ワクチンで健康被害を引き起こした法的責任を認めて賠償など行うよう求める要求書を提出。両社とも社内での受け取りは拒否し、玄関前で総務担当者が対応した。
 厚労省へ提出した要求書では、ワクチンを国が費用を負担する定期接種から外すことや、接種していない人と比較する疫学調査の実施、原因究明の第三者機関の設置などを求めた。
 二年前に結成された連絡会は約千三百件の相談を受け、会員は三百五十一人に。症状は痛みや運動障害にとどまらず、脳や自律神経の障害なども起きているが、厚労省の専門家会議はワクチン成分との因果関係を認めず、子どもたちの救済も進んでいない。

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中学生といえば、人生まだまだ先がある、将来の夢もあっただろうに。
たった1本のワクチンのせいで、それらの夢も希望も打ち砕かれて、少女たちとその家族は、先の見えない落とし穴に突き落とされた状態というのに。
製薬会社に抗議に行っても、謝罪どころか社内にも入れてもらえない、情けなさ。

たとえば、食品会社なら、消費者がこんな状態になったら、倒産ものの不祥事であるだろうに、製薬会社って、どれだけえらいのでしょうか。
人間をモルモットのように扱っているとしか思えない厚顔さ。同様に、被害がでているのに、因果関係を認めない厚労省の無能さ。
かつての薬害エイズや、C型肝炎訴訟なども、明らかに原因がわかっているのになかなか認められなかった。
いったい何が原因なのか、やる気のない国の体質、重篤な副作用が起こったことも悲劇ですが、さらにその解決能力のなさといったら。薬害問題の根深さを感じる。


以下、「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」HPより

全世界で被害が起こっています!
日本の少女たちに起こっている事と同じです。
16歳の少女。ガーダシル接種後に起こっています。
Dificultades de niña de 16 años, luego de aplicarse vacuna contra el VPH en Barranquilla



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副作用多い薬50種高齢者は使用中止を

2015年04月06日 | 薬のこと・薬害のこと
今頃、発表されても・・・取り返しのつかない人だっていたかもしれないんだよね。
手遅れだった人たちに対して、謝罪するつもりは・・・ないだろうなあ。
腹腔鏡手術の失敗だって、内部告発がなかったら病気のせいにされていたでしょう。
ずっとお世話になっていた先生だから、大事にしたくないと、文句も言えずに泣き寝入りしている高齢者もいるのですよ。本当ですよ。

代替医療や民間療法を批判していきがっている医療関係者もいるけれど、じゃあ自分たちはどうなんだって思いますよね。
代替医療や民間療法はある意味、患者の覚悟と自己責任に帰結するけれど、現代医療は、錦の御旗を振り回しているじゃないですか。どっちの被害のほうが罪が深いかって思いますよ。
患者をまるで実験台か何かのように扱っている医師だっているでしょう。

でも、もちろん、今回のガイドラインを発表したことは評価できますが。



高齢者は使用中止を 副作用多い薬50種公表
(東京新聞2015年4月2日)

 日本老年医学会は一日、高齢者が使った場合に副作用が多く、使用中止を考慮すべきだとする約五十種類の薬を示したリストを公表した。二〇〇五年に作成された指針「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン」の改定案に盛り込まれた。指針の見直しは初めてで、二十四日まで一般から意見を募る。
 高齢者の使用中止を考慮する薬について、〇五年の指針では「特に慎重な投与を要する薬物のリスト」としていたが、改定案では「ストップ」と明確な表現に変更した。使用を推奨する薬のリスト「スタート」を新設し、約二十種類を挙げた。
 ストップリストには、認知症の患者に投与すると脳血管障害などの可能性を高めるとして「抗精神病薬全般」と掲載。睡眠薬や一部の胃薬も認知機能の低下を招くとした。リストは、代替薬や、適切な使用量、使用期間なども示している。
 改定案作成グループの代表を務めた秋下雅弘・東京大教授は「リストは数千の文献から集めた確度の高い情報を基に作った」と話す。一方で「患者の判断で薬の使用を中止すると急激に病状が悪化して命に関わることがある。まず医師や薬剤師に相談してほしい」と注意を呼び掛けた。
◆老年医学会HPにリスト
 リストが掲載されたガイドラインは、学会のホームページ、http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/から閲覧できる。



>まず医師や薬剤師に相談してほしい

個人的な経験から言うと、全てとはいいませんが、医師に相談しても、製薬会社のパンフレットを見ているだけで、案外良くわかっていない人が多いように思う。
あくまでも個人的な経験ですが、相談するなら、医師よりは薬剤師さんのほうがいいように思う。でもまあ結局は、肩書じゃなくて、その人の知識と人格次第ですが。


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新型糖尿病薬服用、10人死亡

2015年01月09日 | 薬のこと・薬害のこと
記録のために記事全文。
この薬には、利尿作用があるがゆえ、脱水症を招き死亡につながった事例も…。

新型糖尿病薬服用、10人死亡 厚労省、適切使用指示へ(朝日新聞) - goo ニュース
2015年1月9日(金)09:52
 昨年4月以降に相次いで発売された新型の糖尿病治療薬を服用した患者10人が死亡していたことが、各製薬会社による副作用調査でわかった。因果関係は必ずしも明確でないが、脱水症を招き死亡につながったとみられる事例もあった。厚生労働省は適切な使用を呼びかけるため、添付文書を改訂するよう各社に指示する方針。

 新薬は「SGLT2阻害薬」で、生活習慣が原因で患者数が多い2型糖尿病が対象。インスリンの分泌を促す従来の薬とちがい、尿中の糖を体内に吸収させるたんぱく質の働きを邪魔し、体外に出して血糖値を下げる。利尿作用があり、体重を減らす効果もあるとして注目されている。昨年4月以降、国内で6製品が販売され、専門家によると10万人以上が服用していると推定される。

 朝日新聞が各社の調査を集計したところ、約3700人で約4800件の副作用報告があった。うち重篤なものは皮膚障害、尿路感染症、脱水症など630件で、10人が死亡していた。副作用報告は因果関係にかかわらず幅広く届けられる。




午後のNHKの首都圏ニュースによれば、因果関係が否定できない重い副作用の報告があったのは、上記4社の薬。

アステラス製薬の「スーグラ」
ブリストル・マイヤーズの「フォシーガ」
興和製薬の「デベルザ」
サノフィの「アプルウェイ」

ご注意を。
「医は仁術なり」と言いたいのに、薬といえど、利益優先の競争産業であることが、そもそも疑問であるのですが・・・
   ↓
★関連サイト
新しい糖尿病治療薬SGLT-2阻害剤の競争が激化②~国内市場は2000億円超
(ジェネリックラボ2014/06/05)


そして、糖尿病には、薬よりもマグネシウムココナッツオイルがいいです。いずれおいおい、これらについても、書いてゆきたいと思っています。
 「糖尿病なら すぐに「これ」を食べなさい!」横田邦信・著 主婦の友社(753p)
 ココナッツオイルの効能・効果を薬剤師が徹底解説!(ココナッツオイル723p)
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子宮頸がんワクチン 副作用で重篤可能性高い

2014年09月17日 | 薬のこと・薬害のこと
東京新聞(9月14日)より。以下、メモのために全文掲載

子宮頸がんワクチン 副作用で脳の炎症も

 子宮頸(けい)がんワクチンを接種した少女らが副作用を訴えている問題で、日本線維筋痛症(せんいきんつうしょう)学会(西岡久寿樹(くすき)理事長)は十三日、ワクチン成分によって脳の炎症や免疫異常が起きている可能性が高いと発表した。厚生労働省はワクチンとの因果関係を否定しているが、学会は、一連の症状をワクチンが引き起こす「子宮頸がんワクチン関連神経免疫異常症候群」(HANS)ととらえるよう提唱した。 (柏崎智子)

●日本線維筋痛症学会が発表 厚労省見解6倍 1000人超

 厚労省が公開している二千五百人の副作用報告を分析した結果、厚労省が重篤と認定した百七十六人の約六倍にあたる千百十二人を重篤と判断。「接種者全員の追跡調査を行い、実態を明らかにするべきだ」と訴えた。

 子宮頸がんワクチンでは、全身の痛みや失神、けいれん、月経不順、記憶障害などさまざまな症状の訴えがある。これらの症状は複数が一時期に出たり、時間を置いて違う症状に変化したりする。
 西岡理事長は子宮頸がんワクチン接種後、症状の出た少女を診察したのをきっかけに、調査チームを学会と立ち上げた。チームは副作用を訴える四十四人の患者を診察。症状や脳の血流の状態から、中枢神経や免疫システムに異常が起きている可能性が高いと判断した。個別に見ると病態をつかみにくい多彩な症状をまとめてHANSとし、診断基準も作成した。

 長野市内で記者会見した西岡理事長は「接種者全員の追跡調査を行わなければ、原因は究明できない。少女らの症状が、厚労省の言うような『心身の反応』だとしては、国のワクチン行政が信用されなくなる」と訴えた。

 子宮頸がんワクチンをめぐっては、厚労省は昨年五月、症状との因果関係を調べる専門部会を設置。今年三月までに二千を超える副作用報告が集まったが、針を刺した痛みなどが引き金となった心身の反応だとし、ワクチンは原因ではないと結論付けていた。

 <日本線維筋痛症学会> 全身や体の一部が慢性的に激しく痛み、こわばりや疲労感、記憶障害など多様な症状を伴う「線維筋痛症」について、臨床や基礎研究の発展を目指す。2007年に線維筋痛症研究会として発足し、リウマチ科や整形外科、心療内科など幅広い医師らが所属する。

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これまで、重篤な副作用が起こったとしても、厚労省は、記事のように「心身の反応」として、ワクチンが原因だと認めなかった。
厚労省といえば、薬害エイズ問題の時の厚生省と製薬会社との癒着による悲劇を思い出すわけですが・・・ 
これ以上、被害を拡大させないためにも、厚労省は今、起こっている事実を真摯に受けとめてほしい。
加えて、国民も、国がやっていることだからと、安易に何でも信じてはいけないですよ。悲しいことだけれど。

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ウツ自殺者の7割が精神科受診・抗うつ剤を服用

2014年04月08日 | 薬のこと・薬害のこと
こういう情報は、折にふれ、いつでも何度でも、しつっこく?流しておきたいですね。メモのために全文掲載。
日付を見たら、2010年と古い記事でしたが、2012年には、日本うつ病学会が、医師に対して安易な投薬を慎むよう警鐘を鳴らしています。このような遺族たちの調査が功を奏したのでしょう。
 (うつ病学会が安易な投薬に警鐘

うつ病自殺7割が精神科を受診 「抗うつ薬」安易な服用に懸念
(J-CASTニュース 2010/5/ 4 10:00 )

うつ病で自殺した人の7割が精神科を受診しており、その多くは「抗うつ薬」を服用していた。遺族が行った調査でわかった。最近は製薬会社のテレビCMや政府の「うつキャンペーン」のせいもあって、抗うつ薬に抵抗感のない人が増えている。医療関係者の間でも安易な服用を懸念する声があがっている。

全国自死遺族連絡会が2010年3月までに行った調査によると、自殺者1016人のうち精神科を受診、治療中だった人は701人で、69.0%を占めた。自殺者のうち飛び降り、飛び込みは197人で、自宅のマンションから飛び降り自殺を図った場合は全員が受診していた。また、自殺した20~50歳代女性も100%が通院していた。

「1日20~40錠の服用はざらにある」

調査で、自殺者の多くは抗うつ剤を服用していたこともわかった。1回5~7錠を1日3~4回にわたって服用していた。全国自死遺族連絡会の田中幸子さんは、

「1日20~40錠はざらです。症状がよくならないと、別の病名がどんどん上乗せされていき、その分、薬の量が増えていきます。うつ病は生まれつきではなくて誰もがなり得る病気で、うつになるには原因があるんです。それを解決しないと、いくら薬を飲んでも治りません。頭痛や不眠といった症状は薬の力で助けてもらって、根本の問題はカウンセリングなどで治していくというのが本来の治療なのです」

と指摘する。

日本ではカウンセリングには保険診療点数がつかないので赤字になるという理由で、ほとんどの病院で取り入れず、1~3分程度の問診で薬を投与する例が多いという。そして、

「私たち遺族は、精神科に子どもや家族を行かせなければ、死ななかったかもしれないという自責の念を抱えています」

と話している。

内閣府自殺対策推進室は2010年3月から、「お父さん眠れてる?」というキャッチコピーでうつ病防止キャンペーンを行い、2週間以上眠れない日が続いたり、食欲がなく体重が減ったりしている場合にはうつかもしれないので、医者に相談するよう呼びかけている。こうしたキャンペーンを大々的にすることも、安易な服用につながりかねない、と田中さんは危惧する。

抗うつ薬を飲むと滑舌が悪くなり、ぼーっとしてきたりして、会社勤めができなくなります。まじめな人ほど病院にかかって、薬をちゃんと飲んで、そういう人ほど亡くなっています。また、若者の間でも服用が広がり、副作用でだるくなって仕事をする気がなくなり、最終的には寝たきりになる人が増えているんです

そして、こうアドバイスする。

「軽いうつ状態なら誰にもあること。まずは少し休んでみたり、おいしいものを食べてみたり、ストレス発散してみたりして、薬で治るという信仰を捨てないと危険です」

「抗うつ薬ありきという認識を見直す時期に来た」

抗うつ薬の安易な服用はよくないという見方は、医療関係者の間にも広がってきている。

厚生労働省の発表では、うつ病患者が100万人(09年)を超え、この10年で2倍以上に急増した。10年1月6日付け「東京読売新聞」は患者急増と新規抗うつ薬との関係について概ねこのように報じている。

一部の医療関係者は抗うつ薬の安易な投与に疑問を抱いている。北里大学宮岡等教授は「薬なしでも自然に回復するうつ病も多い」と話し、慶応大学渡辺衡一郎専任講師は「日本でも、まず抗うつ薬ありきという認識を見直す時期に来た」と述べている。

抗うつ薬を服用していた患者が自殺したり、他人を傷つけたという報告が複数寄せられていることから、厚生労働省も対策に本腰を入れ出した。

同省医薬品医療機器総合機構安全部は、抗うつ薬「SSRI」(パロキセチン塩酸塩水和物、フルボキサミンマレイン酸塩、塩酸セルトラリン)と、「SNRI」(ミルナシプラン塩酸塩)を服用した患者が自殺や他害行為をした268ケースと、それぞれの薬の因果関係を調べた。

すると塩酸パロキセチンで2 件、マレイン酸フルボキサミンで2 件については「医薬品と他害行為との因果関係が否定できない」としたが、それ以外のケースは「医薬品と他害行為との因果関係は不明」となった。しかし因果関係がないとも言えないため、医療機関に対して投与の際に「十分注意を払うべきだ」としている。調査は09年5月8日に発表した。

厚労省の調査を踏まえて、日本うつ病学会は、うつ病患者には自殺のおそれがあるので、抗うつ薬の投与を開始した時と投与量を変更する時には、患者の状態を注意深く観察することが必要だ、として医療機関に注意を呼びかけている。なかでも24 歳以下の患者は自殺のリスクが増加するという報告があり、投与する際には「より注意深い観察が必要である」としている。

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最近、「お医者さんに相談しましょう」というタイプのCMが多いけれど、たとえば禁煙治療の薬で、意識喪失という重篤な副作用があることは、ほとんど知られていない。

本当にいいものなら案外、CMなんてかけなくても口コミだけで広がってゆく。資本主義社会ではお金のためには、ろくなものじゃないものでも、CMで洗脳して、人びとを騙していることがままある。
これ以上、悲しい思いをしないためにも、気をつけましょう。


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睡眠薬をだし続ける医師にかかってはいけない、ぞと。

2014年02月13日 | 薬のこと・薬害のこと



テレビのワイドショーで、読売新聞の記事「大量服用招く安易な処方」と題した、医師の安易な投薬による薬害(重症化や死亡例)について放送されていました。
(ホントはブログに原発推進新聞である読売新聞の記事の引用はしたくないと、心に決めたのだけれど・・・、この記事の内容は、ちょっと捨てられなかったので。

テレビの方の情報サイトのこちらに記録が残っていましたので、以下にメモのために転載・編集させていただきました。

02/11 11:00
(TBSテレビ[ひるおび!])

大量の精神薬を服用で・搬送156病院

大量に精神薬を服用し搬送されたケースが156病院であった。
安易な処方が問題視される。
薬は米国の6倍も処方されていて重傷・死亡例も。

読売新聞は昨年11月、全国の救命救急センターと日本救急医学会の救急科専門医指定施設の計498病院にアンケートを送り、164病院から回答を得た(回収率33%)。
大量服薬患者を年間100件以上受けている病院も10病院あり、最も多い病院では約500件と回答した。


精神薬で救急搬送・大量服用招く安易な処方

大阪府守口市の関西医大滝井病院救命救急センターには、睡眠薬や抗不安薬などを大量に飲んだ患者が毎年50人〜100人近く運び込まれる。
精神科ではかかりつけ患者でも「身体は診られない」と対応せず、一般病院は「精神疾患に対応できない」との理由で受け入れを拒むことが多い。



同大救急医学科の中谷壽男教授は「患者の大半は命に別状はないがどこの医療機関でも断られるのでうちで受け入れることになる」と話す。
残存する薬の影響で問題行動を起こしそうな患者はスタッフの多い集中治療室(ICU)で対応せざるを得ない。
中谷教授は「大量に薬を飲んだ患者の入院でICUの空きがなくなり深刻な救急患者を受け入れられない場面が頻発している」と訴える。

精神科の治療は、薬物治療とカウンセリングなどの心理療法が両輪とされているが、欧米に比べて日本では手間のかかる心理療法を行う施設が少なく、安易に薬を出して対応されがちだとの批判がある。
重い不眠症に使われるバルビツール酸系睡眠薬など、薬によってはまとめて飲むと死亡することがある。
不眠や不安、頭痛などに使うベンゾジアゼビン系薬薬剤は即効性があって便利だが、使い続けると薬をやめにくくなる。



薬への依存性・社会生活に影響

九州地方の40歳代の元看護師の男性は病院の不規則勤務で不眠に陥り、院内の精神科で睡眠薬を処方された。
次第に睡眠薬なしに眠れなくなり、薬の効き目が落ちると医師は量を増やした。
男性は薬に不安を感じ医師に何度も質問したが「長く飲んでも安全」と言われた。
男性は薬の酩酊感を求め複数の医療機関で睡眠薬を入手し始め昼間から服用、集中力低下で退職せざるを得なくなり生活保護に追い込まれた。

「死にたい」という衝動から自宅で大量の薬を飲んだ。
一命を取り留め、今は専門病院の外来で薬を減らしているが、離脱症状に苦しみ断薬に至らない。
「医師が出す薬でこんな目に遭うとは想像も出来なかった」と男性は悔やむ。

精神科の治療は、薬物治療とカウンセリングなどの心理療法が両輪とされているが、欧米に比べて日本では手間のかかる心理療法を行う施設が少なく、安易に薬を出して対応されがちだとの批判がある。
日本は人口あたりのベンゾジアゼピン系睡眠薬の使用量が世界一で米国の6倍とされる。
精神科医から救急医に転身した北里大学病院救命救急センターの上條吉人特任教授(日本中毒学会理事)は
「処方する医師の側に大きな問題がある。
国は精神科関連学会などの自浄能力に任せるのではなく、命に関わる薬の処方を制限するなど、強制力のある対策を講じるべきだ」と指摘する。



「お薬手帳などの用法用量を守らないと。飲む側の問題も」と原千晶、
「心理療法でしっかりやるべきところが逆転している」とジャーナリスト・大谷昭宏のスタジオコメント。

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安易な精神薬の投与で、患者が依存症になったり命に関わる重篤な事態に陥ることがある、これは以前より言われていたことですが。
さらにこの記事で知ったのは、精神薬のせいで救急車で運ばれる患者のうち、45%は、命にかかわるほどでないというのに、病気の性質上、病院の受け入れ先が救急病院に限られてしまうため、それらの患者で病院の空きがなくなり、本来のICUでの治療が必要な深刻な状態の救急患者を受け入れられないという、二次的な被害も出てきていること。
日本の精神科医は、もっと根本から考えなおして欲しいです。と、同時に、日本の医療体制全体も、もっと根本から変える必要があるのでは?





長くなりそうなので、乙女椿で一休み  



■睡眠薬で記憶障害

また、睡眠薬に関連して、金沢大学院再生脳外科科長で医学博士の山嶋哲盛氏が「サラダ油が脳を殺す」という本にて、睡眠薬で一時的な記憶障害になると、警鐘を鳴らしています。

以下、「サラダ油が脳を殺す」p188~より


睡眠薬を飲むと記憶力が落ちる

(前略)
 
 睡眠薬にはたくさんの種類がありますが、そのほとんどが「ベンゾジアゼピン受容体作動薬」です。ベンゾジアゼピン受容体とは、側頭葉の内側の扁桃体や嗅内皮質、海馬などの神経細胞に多く存在するアンテナで、主として、神経細胞の興奮を鎮めるブレーキ役を果たしています。ところが、この受容体に作用する薬には「一時的な記憶障害」という副作用があります。
「一時的な記憶障害」と言っても、意味がよくわからないかもしれません。そんな方のために、ある患者さんの例を紹介しましょう。
 20代の男性Yさんは、不眠の治療のために「サイレース」(フルニトラゼパムという成分の睡眠導入剤)を飲んでいました。
 Yさんは、毎朝起きると、まず携帯電話をチェックします。その日もそうだったのですが、メールの送信記録を見ると寝る前に書いて送った履歴が残っているものの、それをまったく覚えていません。それに、毎日7~8時間は寝ているのに、だるくて睡眠不足のような感覚がありました。
 また、ある晩Yさんは、「マイスリー」(ゾルピデムという成分の睡眠導入剤)を飲みました。その後、恋人が自宅に来たのですが、Yさんにはその記憶がなく、翌朝起きて彼女が自分の横に寝ているので驚いたそうです。Yさんいわく「自分はどちらかというと神経質なほうで、睡眠薬を使わなければ物音でもすぐ目が覚める」のだと。
 Yさんは、睡眠薬を飲んだことで、記憶がなくなるほど眠りが深くなったのでしょうか?それにしてはいつも体がだるいし、頭は睡眠不足のように、ボーッとしている……
 これが、睡眠薬による「一時的な記憶障害」です。自分が何をしているか忘れてしまうなんて、怖いと思いませんか?

睡眠薬を出し続ける医者はお勧めできない

 そして、これよりはるかに怖いのが、月単位で長期間使った場合に生じる「近時記憶障害」です。
 もう20年以上前になりますが、イギリスBBC放送で「ハルシオン・ナイト・ドリーム」という番組が放送されました。当時、ハルシオンによる健忘が社会問題化しており(現在は沈静化していますが)、番組では、睡眠薬としてのベンゾジアゼピン系薬物による健忘作用を大々的に取り上げていました。
 睡眠薬は、持続的な記憶障害を引き起こすのか?
 答えは「イエス」です。
睡眠薬を使い続けると、短期(遅延)記憶、ことに思い出す回想記憶に支障をきたします。
すると、前日に上司から受けた指示の内容を正確に覚えていられないようになり、仕事にならなくなってしまうのです。そのため、睡眠薬を使い続けるのは絶対に避けるべきです。
 使うなら、たとえば、だらだらとした睡眠リズムを一挙に改善したい時とか、どうしても前夜に十分休んでおかないとこなせないような重要な仕事を控えた前日とか、海外旅行などの長時間フライトの後に一気に時差ボケを解消したいといった場合に限定するようにしましょう。飲んだとしても、せいぜい月に3錠程度が限度。したがって何年にも渡り睡眠剤を出し続ける医者は決してお勧めできません。
 ハルシオンを2年間続けて服用した結果、アルツハイマー病にも匹敵するような短期記憶障害を起こした若者が、服用を3ヶ月やめただけで、完全に記憶力を回復したのを目にした経験が私にはあります。眠れない辛さはわかりますが、漫然と睡眠薬を飲み続けてはいけません。そうではなくて、

1.不眠の原因である焦りや不安の原因を知り、その対処法を家族や同僚、友人に相談する。
2.生活パターンを規則正しくする
3.昼寝は絶対にしない
4.日中の運動量を増やす
5.アルコールを受けつける体質ならば、寝酒をたしなむ(ただし少量)
6.布団に入る時間を少し遅めにする


など、負のスパイラルを断つために自分でできることを工夫してみてください。

(後略)

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これを読んで改めて気づいたのですが、イギリスではもう20年も前から、睡眠薬の記憶障害について警鐘があったということ。そして、それが功を奏したのか、この問題は今は沈静化しているらしい。
(参照:自殺率を減少させた、薬に頼らない英国の精神医療

日本はこの20年、何をしていたのでしょうか?
最初の読売の記事にもあるように、日本のベンゾジアゼピン系睡眠薬の使用量は世界一で(こんな世界一は嫌だ・・)、アメリカの6倍であったりするわけですから、医師にも情報がないというのでしょうか?

携帯の子どもへの使用制限なども、ヨーロッパ諸国は国が率先して早くから気をつけていたのに、日本では、国からの情報まったくなくて、個人が努力して調査してようやくわかったというようなものばかり。
つくづく遅れているなあと思いますし、国は国民を守る気持ちがあるのかと思います。
薬に頼らない快眠のために、上の6項目とともに、寝る前に携帯・スマホ、PCなどの電子機器を見ない、枕元に置かないということも個人的には付け加えたいです。

近年、不眠症やウツの急増と重なるように、アルツハイマーや若年性の認知症などが急増しているのは、四六時中、電子機器と離れない生活や、精神薬・睡眠薬の多用、こんなところにも遠因があるのではないかと思えて仕方ありません。
(参照:寝る前のメールチェックはエスプレッソ2杯分・・
     消灯後のケータイ、心の健康にも悪影響?

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子どもと抗うつ剤と、「薬をやめれば病気は治る」

2013年04月06日 | 薬のこと・薬害のこと
NHKのニュースで見たんだけれど・・・



抗うつ薬 子どもへの処方注意
4月4日 12時25分

国内で承認されている6種類の抗うつ薬について、子どもに処方しても有効性が認められないという報告が海外で出されたことから、厚生労働省は、「子どもへの投与は慎重に検討すべき」という内容を薬の添付文書に記載するよう、製薬会社の団体に指示しました。

対象となった抗うつ薬は、塩酸セルトラリンやエスシタロプラムシュウ酸塩など、平成11年以降に国内で承認された6種類の抗うつ薬です。
厚生労働省によりますと、これらの薬についてアメリカなどの海外で子どもを対象に臨床試験を行ったところ、塩酸セルトラリンなど3種類は18歳未満の患者に、また、エスシタロプラムシュウ酸塩は12歳未満の患者には有効性が確認されなかったということです。
このため、厚生労働省は、作用がよく似た2種類を含めた合わせて6種類の抗うつ薬について、「子どもへの投与は慎重に検討すべき」とする内容を添付文書に記載するよう、製薬会社の団体に指示しました。
しかしすでに、これらの薬を処方されている患者が急に服用を止めたり減らしたりすると、耳鳴りなどの知覚障害や精神障害などが現れるおそれがあるため、厚生労働省は、医師の指示に従うよう呼びかけています。

対象医薬品の「成分名」

▽エスシタロプラムシュウ酸塩。
▽塩酸セルトラリン。
▽デュロキセチン塩酸塩。
▽フルボキサミンマレイン酸塩。
▽ミルタザピン。
▽ミルナシプラン塩酸塩。
製品名は「医薬品医療機器総合機構(PMDA)」のホームページで検索してください。
http://www.info.pmda.go.jp/ippan.html


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効かないのに投与され、だからといって服用をやめると知覚障害や精神障害が現れるって・・・なんとかわいそうな・・・完全に薬物中毒にさせられてしまいますね。

そもそも、子どもに抗うつ剤なんか必要ない、と声を大にして言いたい。
昼はお日様のもとで遊んで、夜はぐっすり眠る。こういうライフスタイルの子どもは、悪いけど、うつ病になんかならない。


子供なりの人間関係、親子関係、いじめや体罰その他、子どもを取り巻く環境が、子供を精神的に追いつめてしまうことは、確かにあるのかもしれないけれど、そんなのは昔からあったこと。
でも、誰だって薬なんか飲まずに乗り越えてきたんじゃなかったか。(だいたい精神科医なんて、そばにいなかったし・・)
人生は、苦しみも悲しみもあって当たり前。苦しんだりもがいたりしながらも、心が鍛えられて、人の優しさも醜さも知り、大人になってゆくのだ。わざわざ、苦しみの多い現世に生まれてきた意味もそういうことでしょう。たくさんのトラブルを経験しながら、人生の味わい深さや生まれてきた喜びを知ってゆく。


ただ、昔と今と子供を取り巻く環境で唯一大きく変わったことがあります。スポンサーのいるマスコミは絶対言わないことだけれど。
それは、ゲーム・携帯・パソコン環境に四六時中取り囲まれていること。
それらの機器の発する電磁波が、快眠を促すメラトニンを阻害してしまうことがわかっている。つまりこれらに接している時間が長い子どもほど、不眠傾向になり、夜型のライフスタイルになってしまう。
昼間お日様の光に当たることで、幸福ホルモンである脳内伝達物質セロトニンが活性化するのだけれど、夜型のライフスタイルでは、幸福ホルモン・セロトニンも阻害される。
こういう悪循環で、現代人は、子どもにかぎらず、ウツにもなるし、キレやすくもなってしまいます。
つまり、両親、保護者含めて、ライフスタイルを見直すことがまず第一。

抜本的な原因を放置して、「さあ薬だよ」っていうお医者さん、もう完全に視点がずれちゃってますね。


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薬をやめれば病気は治る」 岡本 裕 著


ちなみに最近、うちにあった本。(家人が知らないうちにどんどん買ってくるのです・・
前にご紹介した「9割の病気は自分で治せる 」の著者、医学博士の岡本裕氏の新しい本です。
もちろん、薬をやめても、病気になるようなライフスタイルを続けているなら、だめだけど。
第5章の「薬を飲まない病気知らずの人が実践している黄金のルール」が大変参考になりました。

内容説明

現役医師の著者いわく、「長生きしているのは薬をほとんど飲まない人」。薬は病気を治すために飲むものだが、副作用があるだけでなく、体の免疫力を下げて回復を遅らせ、命を縮めることもあるのだ。注意すべきは風邪薬、睡眠薬、胃薬、鎮痛剤、降圧剤、糖尿病の薬など、あげればきりがないが、なぜこれらを飲み続けると長生きできないのか?他方で薬を飲まない健康長寿な人の共通項は「肉や乳製品を控える」「野菜をとる」「腹七分目」「規則正しい生活」「ストレスを減らす」「筋肉と関節を使う」等々。その理由や実践法を詳しく紹介。

目次

第1章 薬をやめると健康になる(薬をやめるとボケが治る?;長生きする人は薬を飲んでいない ほか);第2章 なぜ医者は薬をたくさん出すのか(医者は金儲けのために薬を出すのか;医者は免罪符として薬を出している ほか);第3章 薬は毒だと思え(「薬」=「得体のしれないもの」;食べ物にも副作用はある ほか);第4章 薬を飲むと寿命が短くなる(サリドマイド事件は繰り返される;1年間に数万人が薬の犠牲になっている ほか);第5章 薬を飲まない病気知らずの人が実践している黄金のルール(薬を飲まない人に共通すること;自分で動けるか ほか)



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うつ病学会が安易な投薬に警鐘

2012年07月30日 | 薬のこと・薬害のこと
年間3万以上の方が、自ら命を断っているこの国では、国内のうつ病患者はこの十数年のうちに、70万人超と急増している。
投薬によって、患者の焦燥感や不安感が増大するという逆効果の副作用も認められている。うつ病学会は、現場の医師にむけて、安易な薬の使用を慎むようにと、ようやく警鐘を鳴らした。


うつ病学会、安易な薬使用に警鐘 学会が医師向けに初指針

 日本うつ病学会は27日までに、多様化するうつ病を適切に治療するための医師向け指針をまとめた。次々に開発されている抗うつ薬の有効性や副作用に関する情報を盛り込み、 軽症者の安易な薬物療法に警鐘を鳴らしたのが特徴だ。学会が指針をつくるのは初めて。

 厚生労働省の推計によると、国内のうつ病の患者数は1999年の約24万人から、2008年には70万人を超え急増。年間3万人を超える自殺の主な原因ともされている。同学会は最新の医学的知見を盛り込み、現在の医療体制や現場の実情を考慮した指針が必要と判断した。

 指針は、急増している患者の多くは軽症か、うつ病の診断基準以下の「抑うつ状態」と推測されると指摘。臨床現場では「慎重な判断が求められる」とした。軽症者に抗うつ薬の使用を始めるには、焦燥感や不安感の増大などの副作用に注意して、少量から始めることを原則とする。 

 一方で、乱用や転売目的で抗不安薬や睡眠薬を入手するための受診が社会問題化しているとして「大量処方や漫然とした処方は避けるべきだ」と明記。「安易に薬物療法を行うことは厳に慎まなければならない」と強調している。

 若者に多くみられ、仕事ではうつ状態になるが余暇は楽しく過ごせるような、いわゆる「新型うつ病」に関しては、「精神医学的に深く考察されたものではない」として取り上げていなかった。

 治療に関する指針は、厚生労働省の研究グループが03年に策定したが、その後改訂されていない。
 
 (中日新聞 2012.7.28)

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世の中、思い通りにならないのが当たり前と思っていれば、何でもない日常にも、心から感謝できる。
思い通りにならないのが当たり前だからこそ、この厳しい現世に生まれて、乗り越える喜びを知る意味もあるわけです。

心と体は、別々のものではなくて、つながっているのです。
体が持っている力を信じて、薬に頼らず回復する方法というものが必ずあると思います。以前ご紹介した森林セラピーもそのひとつです。


あにまにゅちぇあぴい も。


また、この件に関して、東邦大学医学部生理学教授・有田秀穂氏のセロトニンのお話も、次の機会に書けるようでしたら書きたいと思います。



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