上橋菜穂子原作のファンタジー小説「精霊の守り人」が実写化される。
はじめて読んだのは、まだ息子に本の読み聞かせをしていた頃。もうかれこれ20年近くも前になるのか…
すぐれた物語は、読んでいるうちに自分がその世界にすっぽり入り込んで生きているんじゃなかろうかと思えるような感覚を覚えたりする。
ハリー・ポッターもそうだったけれど、それに勝るとも劣らぬくらい、上橋菜穂子の守り人シリーズは、背景やディティールがしっかりしていて、そんな世界がほんとうにあるような錯覚を覚えるくらい面白かった。
当時は、読みながら頭のなかで、実写化するなら女主人公バルサは絶対、高島礼子さんだな、と思っていたのですが、まさかまさかの出演でしたよ。
和風の顔立ちながら、理知的でキリッとした意志の強そうな切れ長の目は、小説の中のバルサの目、そのものじゃありませんか。ガッチリした肩幅も、頼もしい。それでいて、そこはかとない母性も漂う。
しかし、あれから月日は流れ、高島礼子さんももう50歳の大台に乗ったと言うに(衰えぬ美貌は素晴らしいけれど)、さすがにあのアクションは大変よね―
・・・・って、バルサじゃなかったわよ。・・・まあ当然でしょうが。
呪術師トロガイ、しかも、誰だかわからない特殊メイク。これじゃ、だれだっていいじゃんね。
なんで、よりによって高島礼子さんなのか。もしかしたら、このキャスティングした人も、最初の出版時に読んで、バルサに高島礼子さんをイメージしてこだわったあまりなのか?・・・と、深読みし過ぎでしょうか(笑)
でも、誰かわからなくても、さすがの眼力(めぢから)ですね。
しかし星読博士のシュガは、もう少し、切れ長の目のシュッとした人が良かったなあ、おまけに髪はロングでしょうに・・・今だったら、朝ドラで五代さまを演じたディーンフジオカあたりにお願いしたいかも。もちろん髪はロングで(笑)
NHKも、この番組に力を入れているみたいで、久々楽しみなドラマで期待値も高まりますが、期待だおれにならないようにくれぐれもよろしくお願いしますわね。
NHK公式サイト http://www.nhk.or.jp/moribito/
昨日の第2回、ドラマは録画してみました。
高島さんのトロガイ、やっぱり眼力がすごかったです。
昨日のEテレのは、見てなかった。
上橋菜穂子さんは、最近テレビなどにもでられていて、思った以上に明るい方なんだなと知りました。
再放送の録画予約しておきます。
そうそう、食べ物の描写がリアルで、ほんとうにこういう料理がありそう、しかも美味しそう、と思いながらかつて、読んでいたの思い出しました。
レシピ本出たのですか・・みんな考えることは同じなのですね(笑)