虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

野田さんのパワーアップ&災害対策は与野党超えて

2024年09月29日 | 地球環境・温暖化・気候変動

今朝の日曜討論・立憲の新代表の野田さんが生出演されている姿を拝見。なんと623P、元々パワーだった野田さんだったけど、マイナスまで下がったあと、まさかまさかのうれしいジャンプアップだ。

今、何が起こっているのか、逆転現象? 突然、大きなパワーの波が戻ってきたような気がする。

党首となったことで使命感がより強くはっきり出てきたのかもしれない。枝野さんともよく話しているそうなので、パワーの伝播現象が起こったかな。

枝野さんの被災者への思いは、あの大震災を経験したからこそ。いつも具体的な政策を提言する枝野さん。
石破さんへの熱いメッセージもある。



(続き)
その中でも大事なのは、被災者の皆さんの精神的負担です。地元の近藤和也衆議院議員からの報告にもあるように、追い打ちをかけられた豪雨災害で、心を砕かれた方が少なくありません。東日本大震災の教訓からも、ただでさえ大地震からの復旧・復興には長期間を要し、被災者の皆さんはその間、心理的に厳しい状況に置かれ続けます。

豪雨災害で追加措置が必要であるとしても、一月の地震発災からの期間に、中長期的に必要な対策の相当部分は明らかになっています。

中長期にわたって、かつ、一定の復旧・復興が実現するまで、政治が寄り添う姿勢を明確に示すためには、それらを具体的に示した補正予算が不可欠です。予備費を五月雨式に支出するというやり方では、先行きの見通しが立てられず、被災者の皆さんが途方にくれます。豪雨災害前の時点でも、被災者の皆さんから先行きの見通しを示して欲しいという話をうかがってきました。

石破さんには、是非、予備費の支出に合わせて、補正予算を編成、成立させ、被災者の皆さんが明日に少しでも希望を持てる対応を取るよう求めます。

ーーーーーーーーーーーー

石破さん、どうぞお願いします。

赤坂自民亭など、過去の唾棄したくなるような自民党の醜態を見せつけられているので、自民党不信ではありますが、防災庁から防災省を目指す石破さんなら、ご理解いただけるはず。

気候変動は現在進行形です。
これからの自然災害は、世界中どこであっても、一層激しさを増す傾向にあります。
党派を超えて、パワーのリーダーでないと、乗り越えていけないんじゃないでしょうか。
枝野さんの上のXについた返信。こちらの方に深く同意します。
   ↓


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雨のしみこむ雨庭で洪水対策

2024年07月29日 | 地球環境・温暖化・気候変動

ここ数年来、夏は命を守るためにエアコンが必需品、っていうのが当たり前になってしまいました。

(私の感覚でならちょっと前なんだけど)17~8年前は、気候変動じゃなくて地球温暖化と言ってたから、庭のあるおうちは、植物を植えてCO2の吸収に役立てましょうとか、エアコンの排熱が、都会のヒートアイランドを加速するから、道路には打ち水、窓辺には緑のカーテンでゴーヤを植えて、知恵を使ってエアコンはなるべく控えめに、なんて言っていた。
暑い夏に変わりはないが、今より、まだのどかな時代だったのかもしれない。

ところが昨今は、それらはすでに忘却の彼方。
新築の家なら庭を潰しても最低2台分の駐車スペースが大事だし、草の生えるのを嫌って、人工芝の庭も増えてきた。
地球温暖化だって慣れれば慣れる?多くの人々の優先順位はそこにはないようだ。

気候変動は、温暖化というより地球熱帯化と言った方が良い、真夏は特に厳しい。豪雨・雷雨、それによる土石流や洪水、巨大台風やハリケーン、そして降らないところは干ばつ。農作物被害。

そのすきまに、夏のオリンピック・・セーヌ川の水質汚染で、トライアスロンが延期になった。
前書きが長くなってごめんなさい。
雨が降ると、セーヌ川は汚染されるという、その理由も含めて本日の記事です。


 


洪水被害が毎年どこかしらで起こる昨今ですが。
自分ちの庭を使って、少しでも下水や川に流れ込む水量を減らして、洪水の被害を防ぎたいと、土や植物を使って対策をしている方たちのことが、東京新聞に紹介されていた。





7月27日の東京新聞より。雨庭(あめにわ)とは、雨水を集めてためたり、土に浸透させたりすることで、下水道に直接流すことを防ぐ庭のことだという。
そんな庭が東京で広がりつつあるというのがいいですね。取材したお宅の雨庭造りのきっかけは・・

抜粋

雨庭造りは「川を汚したくない」という思いからはじめた。東京23区の下水道は、多くは生活排水も雨水も同じ管を流れる「合流式」大雨が降ると汚物混じりの下水の水かさが増えるため、マンホールやトイレなどから逆流しないように川に流している。この処理能力を超える雨の量だと、市街地が浸透する「都市型水害」が起きてしまう。
 渡辺さんは所属する市民団体「善福寺川を里川にカエル会」の活動の一環として、雨庭の実践の話が出たときに手を上げた。
「少しでもいいから下水道に入る雨水を減らそうと思った」




  ↑
記事のイラストアップ。

コンクリートやアスファルトは、雨水を一切吸わない。
たとえ土だけでも、水を吸ってくれるし、草交じりの芝生でもコンクリートよりはずっといいですね。ヒートアイランド対策にもなるし。

我が家の場合、真夏の草刈りは気にはなっても、この暑さ。熱中症の危険もあり、とてもやる気が起こらず、ほぼ放置になってしまいがちです。
その罪悪感も消してくれそうなのが良いなと思いました。

川は豪雨のせいで氾濫するのだと単純に思っていましたが、加えて豪雨によって、雨水と混ざった生活排水の逆流を防ぐために、川に放出することでさらに水位が増してリスクは高まる。

コンクリートジャングル東京。東京には降る雨水をためておく巨大な地下設備があるとか。人口も多いですから、そこは本当にお金をかけるべきところですね。
くわえて、雨水を吸収できるような土や植物のある場所をあえて残しておくのも大切なことなのでしょう。

とはいえ、たとえ豊かな自然があっても、昨今の線状降水帯の大雨、もう情け容赦ないですから、山沿いの道路、家の裏山など、自然を切り開いて作ったところに、崖崩れ、土砂崩れが起こり、雨水を地面が吸収できず全部下水に流れてしまうような人の住む場所の河川が氾濫しやすくなる。

山の上に、観光施設を作って広い駐車場を作る、もうそれだけで土砂崩れのリスクも上がってしまうのですね。




警告された未来が今ここに来ているけど、転ばぬ先の杖は、嫌われる。嫌われた。
だからといって、
環境問題に限っていうなら、たとえ微力でも何も対策しないより、できる事はやる主義だから、我が家も緑を使って雨のしみこむ庭のグリーンインフラを作ろう・・っていうか、偶然とは言え、期せずして、ほぼできていた。
手間はかかるけれど、私はやっぱり自然の緑が好きだから。



★記事ウェブサイト
 

洪水を増やすコンクリの庭を変える「雨庭」東京都区部で挑戦 手間をプラスに変えるには:東京新聞 TOKYO Web

草むしりの手間を嫌がりコンクリートで固めた庭は、洪水を増やす要因になっている。土の庭なら地下にしみ込んだはずの水が全て、川に流れ込むか...

東京新聞 TOKYO Web

 


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地球沸騰化・中国北京は大洪水・続報あり

2023年08月05日 | 地球環境・温暖化・気候変動

日本では台風6号がまた沖縄に戻ってくる動きをしていて、目が離せない。進路に当たる地域の方は、くれぐれもご用心ください。

中国北京では、その前、台風5号が熱帯低気圧に変わり、豪雨被害が続き、ダムの放水もあって洪水が起こり大変なことになっています。
下の動画は、「ニュース最前線 香港」が日本向けに発信した情報です。

習近平はどこにいるのか?



北京故宮、天安門広場水没
被害者100万人超え


2023/08/03 公開


動画の表紙に、天の怒り、人の怨(うら)み 「天怒人怨」と書いてあります。
やりたい放題のこの国のありように、人々の気持ちが表れているのか。

自然のとてつもないパワー(=地球意識)には、誰も勝てない。
一党独裁体制で、どんなに強い軍事国家であっても。


★8月6日 続報

 救出画像をねつ造して、助けているように見せかけるなんて。
 北京を守るために、田舎に向けてダムを放水。

台風の環流が中国東北部へ



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意識のアセンションと地震はリンクしている?

2021年03月06日 | 地球環境・温暖化・気候変動

OGPイメージ

ニュージーランド沖でM8・1 大規模地震3回続く:東京新聞 TOKYO Web

【シドニー共同】米地質調査所(USGS)によると、ニュージーランド北方のケルマデック諸島沖で5日午前8時28分(日本時間同4時28分)...

東京新聞 TOKYO Web

 


OGPイメージ

福島県沖地震、3日前には南太平洋でM7.7 東日本大震災や熊本地震でも類似の現象(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

 福島県沖を震源とする、最大震度6強を観測とした2021年2月13日夜の地震。実はこの3日前の2月10日(日本時間)、南太平洋で大規模な地震...

Yahoo!ニュース

 


5日の、ニュージーランド北方のケルマデック諸島沖の地震や、先月2月23日の東日本大震災の余震、福島県沖、最大震度6強の地震と、このところ大きな地震が続いている。

2011年の東日本大震災、その前、2月22日にニュージーランドでも大きな地震があり、日本人の犠牲者も出ていた。3.11から10年目の今年、何か同じような因縁に不安を感じる方もいらっしゃるだろう。
日本とニュージーランドは火山国の縦長の島国で、その南北の気候変化や寒暖差など、共通点も多い。

地球の規模で考えれば、互いに環太平洋火山帯の一部。そういう地勢の国土に住んでいるのだから、それは覚悟を決めて、これを警鐘ととらえ、心構えだけは忘れないようにしたいもの。

だからこそ。
今の与党の政治家の皆さんには、その意識が少ないのでしょう。10年前の大震災と原発事故は、地球意識から日本への警鐘だったと私は思っています。CO2排出ゼロを理由に原発推進なんて、国家を守るためにも本末転倒の政策ですよね。

また、地球全体の活動期ととらえるなら、次々起こる日本やニュージーランドの大きな地震のエネルギーによって、太平洋プレートからフィリピン海プレート、そしてユーラシアプレートまで、大きな力がかかっている可能性もあります。

中国、ロシア、北朝鮮…権力を使って国民を苦しめている国家の為政者たち、自分のエゴだけで生きていると…

この世は人間が支配する世界だと思っているかもしれませんが、46億年の地球の歴史の中では、人類は昨日生まれた新参者に過ぎないのです。中国4千年の歴史すら、その視点から見たら「ない」に等しいのです。
日本は当然のことですが、どの国であっても、地球からとんでもないしっぺ返しがいつ来るのかわからないということを、為政者は自覚して、国民のために「天災の最悪の想定」を常に忘れないようにしていただきたいものです。

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備えあれば憂いなし

2020年09月08日 | 地球環境・温暖化・気候変動

9月8日の東京新聞一面コラムの「筆洗」はイソップ寓話の趣もあり興味深かった。


  https://www.tokyo-np.co.jp/article/54128
(改行など一部編集)


     ↓

 男がおぼれていた。幸いなことにボートがやってきた。「大丈夫か?」と差し出された救いの手を、この男は断った。「神さまが助けてくれる」。また、別のボートがやってきたが、やはり、「神さまが助けてくれる」。男はそのままおぼれ死んでしまう。
 天国に着くと男は神さまに抗議した。「なぜ助けてくれなかったのですか」。神さまは腹を立てたそうだ。「ばかもの! ボートを二度も遣わしたではないか」。なにかの映画で聞いた小咄(こばなし)だが、巨大台風のニュースを見ながらぼんやり思い出した。

 大型で非常に強い台風10号は九州全域を暴風域に巻き込みながら北へ抜けていった。避難指示、勧告の対象は約八百五十万人。大勢の方が眠れぬ一夜を過ごしたのだろう。
 上陸こそしなかったが、最盛期の気圧は伊勢湾台風級の九二〇ヘクトパスカル、沖縄県南大東村では最大瞬間風速五〇・七メートルを記録したというから化け物のような台風であった。

 地球温暖化が進んだ結果、日本近海の海面水温が熱帯並みに高くなってしまい、巨大な台風が発生しやすくなっている。もはや化け物は珍しくなく、これからも日本に襲来するだろう。備えるしかない。
 「神さま、なぜ化け物のような台風から助けてくれないのですか」。神さまはやはり腹を立てるのだろう。こうなる前に何度も異常気象を見せて、温暖化に取り組むよう教えたではないかと。



地球自身、生きている惑星だとすれば、地球温暖化は、化石燃料を燃やした事だけが原因ではないかもしれない。
しかし、私たちにできるのは、人間の営みによって狂ってしまう自然のシステムがあるなら、そのリスクを最小限にする努力だけ。

トランプ氏は、いまだに地球温暖化はフェイクだ、と言っていたが、自然災害への危機意識のない人は、リーダーたる人にふさわしいのだろうか。
日本のリーダーも同様に。
過去の高度経済成長期やバブル時代の成功体験を追い求め、過去の経済至上主義の思考が抜けられない人は、今世紀の危機に立ち向かえないと思う。
自然災害に対して個人や地域でできることには限界がある。
そういった意味でも、石破茂自民党総裁候補の提唱する「防災省」は、国民にとっては、現実的で必要な選択だと思う。

が、自民党は石破さんを選ばない。

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西日本豪雨と危機意識のない自民党幹部の飲み会釈明

2018年07月09日 | 地球環境・温暖化・気候変動
政府はきょう9日になってようやく、豪雨被害に本腰を入れるって言っている。
西日本豪雨、激甚災害指定へ…生活支援チームも

あまりにも後手後手で、遅いっていう気持ちでいっぱいだ。警告はあったのだから、被害が出る前に、注意喚起、避難指導などできることはあったはず。

5日には豪雨の特別警報がでており、気象庁からも「命にかかわる」という言い方で警鐘を鳴らされていたのに、甚大な被害が及ぶ可能性はあったのに、自民党は楽しいサークル活動?
今日になって、言い訳してる。
自民幹部、5日夜の飲み会を釈明 西日本で大雨さなか


上記記事によると、主催者の一人だった竹下亘総務会長は会見で
「正直、これだけすごい災害になるとは予想しなかった」と。

総理大臣や防衛大臣、その他幹部クラスが揃いも揃って、脱力しすぎて、泣きそうだ。




毎年毎年、異常気象が報告され、特に夏場は観測史上初めてとか最高記録更新とか、どれだけ言われているのか。
これは日本だけでなく世界的な傾向だ。
ド素人の私でさえ、また厳しい夏がくるな、くらいの心構えは持っているのに、国民の命を預かる政治家が、危機意識がなさすぎて怖い。
しかも、この大災害を目の前にして、安倍さんは今日の今日まで、大好きな外遊に行くつもりだったのだと。今日になって流石に空気を読んだのか、取りやめたらしいが。
安倍首相、欧州・中東訪問を中止=豪雨対応優先


こういう感じで、万が一また原発事故が起こっても、これだけの事故が起こるなんて思っていなかった、とかいうのだろう。

ここ数年で夏の気候は激変してる。以下、手前味噌で恐縮だけど、以前書いた記事より。



たまたま記事にした豪雨だけじゃなくて、巨大台風や巨大竜巻が毎年日本のどこかで起こっている。
加えて、ゲリラ豪雨、線状降水帯、爆弾低気圧など21世紀になるまでは知りもしなかった言葉が、天気予報から飛び出してきて、熱中症による死者は毎年、後を絶たない。
私が子供の頃は、扇風機に当たりすぎて亡くなった人はいるけど、暑さで亡くなった人はいなかったのよ。センセイ方だって昭和のこどもだったでしょうに。

政治家が漢字が読めないのはとても情けないけど、許すわけにはいかないとは言わない。しかし、国民の命を預かる政治家が、この季節に災害への危機感がゼロでは、政治家失格ではないのか。

前にも書いたけれど民主党が全て良かったとは言わない。
でも、東日本大震災のとき、被害が広範囲に及ぶと知って異例の10万人規模の自衛隊の出動を決めた菅総理。
JR社長室に直接電話して電車が今日中に復旧が無理と確認するや、無理な帰宅途中での二次災害を防ぐために、徒歩で帰れる距離以外の人は会社に留まるようにと言った枝野官房長官など。
なんでもないことだけど、そういう「国民を守る」という気概・心構えがあるとないとじゃ、結果が大違いになるという話。


森友加計問題に代表する、総理の政治の私物化すら許してしまうような日本人のお人好しぶりは、何度も何度も振り込め詐欺に騙され続けるお年寄りみたいだが、さすがにここで目が覚めなければ、この国、衰えてゆくばかりですよ。


 


亡くなられた方たちのご冥福を祈るとともに、被災された皆様にはお見舞い申し上げます。
雨が止めば、いきなり暑くなる、食中毒や熱中症など、くれぐれもお気をつけください。
そして、乗り越えられない試練はない、と、どうかお心を強くお持ちください。



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不都合な真実2・放置された地球

2017年11月17日 | 地球環境・温暖化・気候変動

パリ協定から離脱したアメリカ。
国連気候変動枠組み条約締約国会議で環境NGOから、温暖化対策に消極的なため、化石賞を受賞した日本。

温暖化は予想以上に深刻!? 米元副大統領アル・ゴアが訴える地球の現状とは…

「不都合な真実」が公開されて、もう10年も経つのに、相変わらず人類は、命じゃなくカネを優先させる。

揚げ足取りにいそしんで、都合の悪いお金にならないニュースは、フェイクといって遠ざける。いいわけ。詭弁。先送り。
毎年、毎日、毎分、地球の温度は上がり、天気は凶暴さを増してきた。

「不都合な真実」の続編ができた。
アル・ゴアは、10年前よりさらにパワフルだった。でも怒っていた。未来のために。
人類は、この自然から学びを得られるのか。この危機を、超えて行けるのか。ここまでくると、地球意識が人類を試しているようにも思えてくる。



『不都合な真実2:放置された地球』【悲痛のメッセージ】が心に刺さる特別映像




『不都合な真実2:放置された地球』本編抜粋映像(氷河融解について)



この10年間も、車を持たず、タクシー含めて公共交通だけで生活しました。困りませんでした。
でも、あいも変わらず、そんなことくらいしかできない自分が歯がゆいです。

アル・ゴアには、大統領になっていただきたかった。本当に。


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温暖化で飛行機の離陸が困難に、米研究

2017年07月15日 | 地球環境・温暖化・気候変動

温暖化で、農業、漁業に影響が出てくるとか、自然災害が増えるとか、環境難民が増えるとか、動植物の生態系が変わるとか、いろいろなことが言われていたけれど、自然環境の方にばかり目がいっていて、私は、飛行機の離陸の影響は、気づかなかった。(めったに乗らないし)
でも、日本でも、暑さで電車の線路が歪んだ、というようなニュースもあったから、交通機関への影響もあるのですね。
ということは、流通にも影響が出てくる=経済にも即、関わってくるのですよ、トランプさん。

地球温暖化、ティッピング・ポイントを過ぎたら、どんなことが起こるかわからない。
トランプ氏は、ちょっとは考えてほしい。それともこの研究もフェイクっていうのか? 


以下、メモのために。

温暖化で飛行機の離陸が困難に、米研究
(2017年7月14日)

【AFP=時事】地球温暖化に伴う気温上昇の影響で、飛行機の離陸が今より困難になるとの研究を13日、米コロンビア大学(Columbia University)のチームが発表した。温室効果ガスの排出量を抑制しない限り、今後数十年のうちに、特に暑い日には燃料や乗客、貨物の積載重量を最大4%削減しなければ離陸できない場合が生じると警告している。

 コロンビア大博士課程のイーサン・コフェル(Ethan Coffel)氏が主執筆者を務め、学術誌「クライマティック・チェンジ(Climatic Change)」に掲載された研究によると、猛暑の日の最も暑い時間帯には、最大積載量まで積んだ航空機の10~30%は燃料・貨物・乗客を減らすか、気温が下がる時間帯まで離陸を待たなければならなくなる可能性があるという。

 たとえば現在運行されている座席数160席前後の旅客機の場合、4%の積載重量削減は、乗客を12~13人減らすことを意味する。

 気温が上がると空気の密度は低くなり、翼が生み出す揚力が小さくなる。気温が高すぎる環境では、航空機の機種や滑走路の長さなど条件によっては満載状態では安全に離陸できないおそれがある。特に、熱波の襲来時には問題が顕著になるという。

 実際、米アリゾナ(Arizona)州のフェニックス・スカイハーバー国際空港(Phoenix Sky Harbor International Airport)では先月20日、気温49度を記録し、安全基準を上回ったため、計43便が離発着を見合わせる事態が起きた。

 研究では、世界各地の空港の日最高気温は2080年までに年平均4~8度上昇すると予測している。また、海面上昇により一部の主要空港は水没しかねないという。

 気候変動が航空機に及ぼす影響については、飛行に危険な乱気流などが増え、目的地までの所要時間が長くなる可能性が以前から指摘されている。【翻訳編集】 AFPBB News



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三重県面積分の南極の氷が分離

2017年07月14日 | 地球環境・温暖化・気候変動


南極の氷が分離し氷山に 三重や茨城とほぼ同じ面積(17/07/13)




今年カナダの街に流れてきた北極の氷山も大きかったけど、さすがに過去最大級の三重県クラスには、かなわない。
日本列島を離れ、海に流されていく三重県を想像してください。
(;_;)/~~~


亀裂が進み、崩壊が危惧されていた南極半島の棚氷ラーセンCが、ついに割れてしまった。
一旦割れてしまうと・・堤防が崩れるように、海面上昇につながる陸の氷河の海への流出に加速がつく。研究者たちの予想は楽観できない。
 南極棚氷の亀裂が拡大


警告されていても、手をこまねいているうちに、次々と起こる現実。
人間の欲望のはて、ほとんど改善できぬまま、ついに、ここまで来てしまったんだなと思う。


三重県の面積に匹敵、過去最大級の氷山が漂流
(2017年7月13日)

 英国の研究チームや米航空宇宙局(NASA)は12日、南極大陸の南極半島東岸にある棚氷「ラーセンC」の一部が割れ、過去最大級の氷山が漂流し始めたと発表した。

 氷山の面積は三重県の面積に匹敵する約5800平方キロ。氷山として分離する前から海上に浮かんだ状態だったため、ただちに海水面の上昇にはつながらないという。

 研究チームによると、亀裂は長さ約200キロ・メートルに達し、棚氷は今月10〜12日に完全に割れたとみられる。分離した部分は、ラーセンCの約12%を占める。

 研究チームは「地球温暖化との関係は不明」としている。ただし棚氷の一部が失われたため、陸上の氷が海に流出する速度が増す恐れがあるという。

 南極半島にはラーセンCのほか、「ラーセンA」「ラーセンB」という棚氷があったが、それぞれ1995年、2002年に崩壊した。

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余談だけど、2020年まで、あと少し。
8月の東京のオリンピック、灼熱地獄そう・・・時期をずらすことなど、できないのだろうか。

そもそも、もうオリンピック自体、各国持ち回り開催なども限界になってきている。
地球環境は、近年加速をまして過激になり、不測の自然災害が世界のそこかしこで続いている。
開催予定都市も、決定から8年後の未来が今と同じ、という保証もなくなってきたのではないか。

2012年のロンドン大会のように、終わったあとのことを考えて成功した例もあるけれど、たいていは、オリンピックの箱物建設が、負債になって経済を圧迫したり、その後使われず廃墟になってしまったり。
前にも書いたけれど、オリンピック発祥の地、ギリシアを永年開催国として、全世界スポーツ大会みたいな感じで規模を縮小した方がいいと思う。
以上、余談でした。



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 南極ラーセンB棚氷の危機 アル・ゴアへの再評価も
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巨大氷山と消えたポテチ

2017年04月24日 | 地球環境・温暖化・気候変動




15階建てビルと同じ高さの巨大氷山 カナダ東部に漂着
NHK4月22日 21時42分
カナダの東部にある島に、15階建てのビルと同じ高さの巨大な氷山が流れ着き、住民や観光客の間で話題になっています。
巨大な氷山が現れたのは、カナダ東部にあるニューファンドランド島です。この周辺の海域は「氷山通り」と呼ばれ、毎年春から夏にかけておよそ1000キロ離れたグリーンランドなどから氷山が流されてくることで知られていて、1912年に、氷山に衝突して沈没したタイタニック号の事故も起きています。

ことしも今月に入って氷山が確認されるようになり、島の東側にある小さな町のすぐ近くに、ひときわ大きな氷山が流れ着きました。青白い色をした氷山は切り立った崖のような形をしていて、地元メディアによりますと、海面に見えている部分だけで、高さが15階建てのビルに相当するおよそ46メートル、面積は競技場と同じくらいあるということです。

地元の人は「これまでに見た中で最も大きい」と話しているということで、観光客も訪れて話題になっています。

タイタニック号の事故を教訓に氷山の動きを監視している国際機関によりますと、この海域を含む北大西洋では、漂流する氷山の数が増える傾向にあり、背景について地元メディアは、地球温暖化が影響している可能性が高いと指摘する専門家の話を伝えています。

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カナダのこの町に氷山が流れてくるのは、季節の風物詩であるようですが、超特大の氷山に地元の人もびっくりとか。
よく例えとして、「氷山の一角」といいますが、文字通り。
上記ニュースによれば、海面に見えている部分だけで、高さが15階建てのビルに相当するおよそ46メートルと言いますから、その下の部分を思うとどんな状態なのかと。

 

日本でも気候変動の影響でしょうか。ポテチ入手困難の件。
農業は最もお天気と密接に関係する事柄です。そしてその影響は経済にも及びます。
ジャガイモの不作でポテチが作れなくなった件について、4月22日の東京新聞社説より

温暖化と私たち 風が吹けばポテチが
(東京新聞2017年4月22日社説)

 風が吹けば、ポテチが消える-。それはつまり、温暖化は台風に姿を変えて北海道に上陸し、その影響が私たちの暮らしの中に分け入ってきたということだ。気候変動は人ごとではないということだ。

 畑の異変は、暮らしに及ぶ。

 この春、ポテトチップスの販売の完全中止や一時休止が相次ぎ、商品の種類が激減した。
 原因は、気候変動、温暖化だと言っていい。

 ジャガイモの主産地、北海道十勝地方では昨年、六月に長雨が続き、八月だけで三つの台風が上陸し、畑の被害も相次いだ。
 近年まで、梅雨はなく、台風とも無縁に近かった北海道。気候は急変しつつある。国内産の八割を占める道産ジャガイモの出荷量は、前年に比べ約一割、減少した。

 ポテトチップスメーカーは、国産志向が強い。100%をうたう大手もある。輸入を増やすにも限りがある。五月から九月に収穫される原料の不足が反映されて、メーカー側は定番や売れ筋商品への絞り込みを余儀なくされた。
 大手ネットオークションサイトに、「入手困難」になった商品が、二十袋十二万円で出品された例もあるという。

 世界の年間平均気温は三年連続で最高を更新中だが、十勝でも夏場の高温による農業被害が近年目立つ。もともと寒冷地で強く高温に弱いジャガイモ、小麦は、それでなくても近年は減少傾向にあるという。一方で、サツマイモやワインブドウの適地になりつつある。激変だ。
 水産の分野でも、海水温の変化によるとみられるサケの不漁、ホタテの斃死(へいし)も深刻化しつつある。


 農産物は、天気のたまものだ。それだけに農業王国北海道では、温暖化の推移にも敏感だ。

 北海道開発局と道が先月まとめた「今後の水防災対策のあり方」に関する提言は、道内で毎時三〇ミリを超える大雨が三十年前の約二倍に増加と指摘して、今世紀末には最大日降水量が今の一・二四倍になるとの予測を提示。「気候変動の影響が現実のものになったと認識し、北海道から先導的に気候変動の適応策に取り組むべきだ」と訴える。

 “消えたポテチ”が、教えてくれている。
 温暖化はすでに北海道の主産業に大きな変化をもたらして、私たちの暮らしにも入り込んでいる。
 米大統領が方針を変えようと変えまいと、それは私たち自身の身近に迫った重要な課題なのだと。

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あと、余談ですが、昨今は室内で人工的に野菜を作ったりする実験工場もありますが、キネシオロジーテストでは、とてもエネルギーが少ない作物です。
太陽と自然栽培の土で作った作物の圧倒的なパワー、命に力を与えてくれる本来の食物に、到底及びません。(一生懸命研究されている皆様には、大変申し訳ない話ですが・・・)


大事なことに目をそらし、嘘を嘘と見抜けずに、疑心暗鬼でやってはいけないことに邁進する人間たち。マイナスの選択すればマイナスの答えが出る。
トランプ氏がなんと言おうと、自然は嘘をつかない。真実は今、目の前にあることです。



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 トランプで温暖化はさらに悪化する
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違法木材中国に大量流入 加工され日本や欧米にも

2017年01月14日 | 地球環境・温暖化・気候変動
昨年末の記事だけど、メモのために。

東南アジアやアフリカでの、森林の違法伐採。
森林保持のためにも、生物多様性を守るためにも、先住民の生活の場を守るためにも、地球温暖化を防ぐためにも、森林伐採は、決められた区域や量を守らなければならない。
しかし、許可を不正にとったり、合法な木材とまぜたり、原産国を偽ったり、様々な不正行為が行われており、それらの木材は主に中国に流れ、家具などに加工され日本にも入ってきているらしい。




インドネシアのカリマンタン島で違法伐採された木材
=国際森林研究機関連合提供


違法木材、中国に大量流入 加工され日本や欧米にと報告書
東京新聞2016年12月25日

 東南アジアやアフリカなどで違法に伐採された木材が、大量に中国に流れ込んでいると指摘する報告書を、世界の森林研究者や研究機関でつくる国際森林研究機関連合のチームが25日までにまとめた。

 違法伐採が疑われる木材の取引総額は2014年に世界で63億ドル(約7400億円)に達し、中国が33億ドルを占める最大の輸入国だった。丸太や角材といった形で輸入された木材は中国で家具などの製品に加工され、日本や欧米各国に入っているとみられる。

 自国の市場から違法木材を排除するため日本や欧米が10年ほど前から自国の規制を強化した結果、中国やインドなど規制が緩い国に流れたらしい。
同連合は「各国が足並みをそろえて規制する必要がある」と指摘している。



通販なんかで、やたら安い家具が出てたりするけど、それって違法な木材で作られたものかも…
そういうの買うと、知らないうちに不正な森林伐採の片棒を担がされているのと同じなのかも…
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南極棚氷の亀裂が拡大

2017年01月12日 | 地球環境・温暖化・気候変動
トランプ氏は地球温暖化はでっち上げだと言っていた。そして石炭産業を復活させると。
しかし、自然が見せる現実は、わけのわからないグラフや数字とは関係ない。
アル・ゴアが戦わなければならなかったのは、地球温暖化や気候変動の問題だけでなく、石炭産業はともかく石油メジャーの流したデマや誹謗中傷もあったよね。

日本では、地震や火山の活動期に入っているようだけど、災害はそれだけではない。
巨大台風、豪雨、豪雪、寒波、熱波、洪水、海面上昇、動植物の絶滅、それらはすべて、地球の許容量以上の不自然で過度な人類の生産活動や廃棄物の蓄積などで、穏やかだった地球のリズムが狂ってしまったからではないかと思う。

このまま海面上昇が続けば、消えてしまう国もある。
昨年11月に撮られた下の写真、南極棚氷の亀裂は、世界の亀裂、人類の亀裂のようにも見えてしまうのは、考えすぎだろうか。



南極半島の棚氷「ラーセンC」に入った巨大な亀裂
=2016年11月10日(AFP=時事)


南極棚氷の亀裂、急速拡大=巨大氷山分離の恐れ-英研究チーム
(時事通信2017年1月11日)

 地球温暖化が南極大陸の氷に与える影響を調べている英国の研究チーム「MIDAS」は10日までに、大陸から突き出している棚氷の亀裂が急速に広がっていると発表した。亀裂が進めば棚氷が分離し、千葉県の面積に相当する5000平方キロ以上の巨大な氷山として漂流する可能性があると指摘している。
  MIDASによると、南極半島の「ラーセンC」と呼ばれる棚氷の亀裂は、昨年12月後半だけで18キロも進んだ。この結果、つながっている部分はわずか20キロに縮小した。
 研究チームを率いるスウォンジー大学のラックマン教授はBBC放送に対し、「数カ月以内に分離しなければ驚きだ」と指摘。分離すれば棚氷の他の部分が不安定となり、海面上昇につながる恐れがあるという。



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トランプで温暖化はさらに悪化する

2016年11月20日 | 地球環境・温暖化・気候変動
そう言えば、どこのニュースだったか、衰退する石炭の町で、トランプは自分が大統領になったら、もう一度石炭産業を復活させるといい、その街全体の支持を得ていたのを思い出した。

地球温暖化を疑問視する人々が一部にいるのは知っているけれど、明らかに自分の周囲を見渡しても、子供の頃の冬と違うし、たとえば今なら、明らかに紅葉の時期が遅くなっている。関東以北ではめったに見られなかったツマグロヒョウモンも、今では普通に見かける蝶だ。
年々、過酷になっていく気象現象。
いったん止まったように思えたのは、海が熱を吸収してくれていたためと言われる。
ついに、今年は海底まで海水温が高くなってしまい、海面の温度も下がらず台風が増え大型化している。
今夏の沖縄の海では、海水温が下がらないため、サンゴが危険な状態になる白化現象が急激に増えた。

トランプが反知性主義と言われるのも無理はない。この選択は後の祭り、持ち直すことができない。


以下、ナショナルジオグラフィックニュースより記事一部抜粋。


トランプ次期大統領が引き起こす気候変動の危機
クリントン氏勝利に比べてCO2排出は16%増

(ナショナルジオグラフィックニュース2016年11月11日)

 ドナルド・トランプ氏が米国の次期大統領に決まった。この驚くべき勝利は米国の環境政策に劇的な変化をもたらすだろう。現大統領のバラク・オバマ氏は気候変動の問題に真正面から取り組んでいるが、トランプ氏はオバマ氏の政策を白紙に戻すとほのめかしている。そうなれば、温室効果ガスの排出を抑制するための国際努力まで大混乱に陥ってしまう可能性が高い。

 米国、そして世界への影響は甚大だ。もし今すぐ温室効果ガスの排出を抑制しなければ、地球の気温は2100年までに産業革命前の水準より最大6℃ほど上昇するという試算もある。干ばつや山火事が増加し、海面は上昇し、世界の農業は壊滅的な被害を受けるだろう。(参考記事:「「CO2止めても7℃上昇」に批判相次ぐ」)

 事実、気候変動の影響はすでに、世界的な気温偏差の拡大、海面上昇、海洋の酸性化、熱波の増加と深刻化、南極やグリーンランドにおける陸氷の減少、動植物種の変化といった形で表面化している。

 しかし、トランプ氏は一貫して、気候変動が実際に起きているかどうかを疑問視し、気候変動は大きな脅威をもたらすという主張を退けてきた。そして、気候変動と闘う現在の政策を尻目に、米国の化石燃料の復活を称賛し続けてきた。さらに、国際連合の気候変動プログラムのために拠出する金額を減らすと明言している。(参考記事:「温暖化で平均気温8℃上昇の予測、北極が熱帯に」)

 気候変動に関するトランプ氏のこうした立場は物的証拠、ほぼ普遍的な科学界の合意、米国の軍事専門家委員会、国防総省の分析と逆行するものだ。

 しかも、トランプ氏は環境保護庁(EPA)の予算を削減し、オバマ政権の気候行動計画と関連政策を白紙に戻すと示唆している。関連政策には、国連のパリ協定への参加も含まれる。

 トランプ陣営のEPA移行チームを率いる企業競争研究所のマイロン・イーベル氏が電話取材に答え、トランプ陣営は化石燃料の増産を訴えると同時に、オバマ政権の気候政策を非難するという姿勢を崩していないと強調した。

(中略)

パリ協定にも反旗

 気候変動は「米国の製造業を無力化する目的で、中国が中国のためにでっち上げたつくり話」だというトランプ氏の根拠のない主張は、オバマ政権の気候行動計画を廃止し、クリーンパワー計画を断念するという提案も伴っている。

 クリーンパワー計画はEPAが発案した賛否両論を呼んでいる規定で、米国内の発電所による二酸化炭素(CO2)排出量を2030年までに2005年の3分の2まで削減するという内容だ。パリ協定の目標を達成するには、この規定が鍵を握る。パリ協定は2015年後半に協議され、今年11月4日に発効した。

 195カ国が参加する重要な枠組みで、産業革命以前から2100年までの平均気温の上昇を2度未満に抑えるという目標を掲げている。現時点ですでに排出されているCO2だけでも、平均気温を1.5度上昇させることが“確定”している。

 トランプ氏はこのパリ協定を“キャンセル”したいと述べている。この高飛車な主張は、米国に定められた排出削減目標を放棄または無視するという形で実行される可能性が高い。そして、米国のリーダーシップの有無にかかわらず、パリ協定は実行に移される。たとえ米国が自身の目標を放棄または無視しても、全世界の排出量の55%以上を担う締約国55カ国以上が2016年末までに批准する見通しであり、発効は確実だ。

 調査会社ラックス・リサーチの試算によれば、トランプ氏が提案している政策を実行に移した場合、ヒラリー・クリントン氏が大統領になった場合よりも、2024年までの米国のCO2排出量は16%多くなるという。クリントン氏はオバマ氏の政策を引き継ぎ、2025年までに2005年の約70%まで排出量を減らそうとしていた。つまり、トランプ氏が大統領選挙に勝利したことで、2016~2024年のCO2排出量が34億トン増える計算になる。これはウクライナが同期間に排出するCO2の合計とほぼ同じだ。

 影響は排出量の増加だけにとどまらない。気候変動問題に関する米国の国際的な立場ははるかに大きなダメージを受けるだろう。オバマ政権はパリ協定を熱心に支持しており、米国の参加が迅速な批准の決定打となった。その米国が排出削減目標に背を向ければ、同様の行動に走る国が続出するかもしれない。





★関連サイト

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近くでみたら猫、遠くからみたらトラ

2016年02月22日 | 地球環境・温暖化・気候変動
東京新聞を購読の皆様、ご覧になったでしょうか。

2月22日の猫の日のWWF(世界自然保護基金)の、全面広告、気合が入ってましたね。



ぱっと見れば、子猫の絵。


でも、ちょこっと離れて目を細めたりして見てみると、わあ。トラの顔が浮かんでくる。


   ↑
トラの顔は、小さい画像にしたほうがわかりやすいですが、クリックすると、大きな画像になります。
画面から距離をとって御覧ください。


次の紙面を繰っても、また子猫。そして、今度は、ヒョウの顔。

近くの猫を思うように、遠くのトラやヒョウのことも想ってね、というようなメッセージがついていました。
アムールヒョウや、ユキヒョウや、スマトラトラ。
惚れ惚れするほどかっこいいネコ科の生き物たちですが、みんな絶滅の危機にあります。
私達に何かできることはないのかな、と想うことが、守っていくことへの第一歩なんですね。

この広告、今日はすべての新聞に出しているのかなと思いましたが、調べると東京新聞だけだったようです。
たしかに、高い広告料ですから、無駄撃ちはできないですもんね。
WWFが、東京新聞を選んだっていうことが、なんだか嬉しいにゃん。


★関連サイト
 消えゆくネコ科動物を守ろう(WWF)
 近くで見るとネコ、遠くで見るとトラ!?2月22日、ネコの日にネコ科動物を啓発する新聞広告


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気候変動による「縄文海進」進行中?

2015年09月14日 | 地球環境・温暖化・気候変動
地球温暖化により、北極南極、永久凍土、氷河などが、溶け始めている。
海水温が上がり、気象が荒れ、豪雨、豪雪、巨大台風、洪水など、地球の水が暴れ列島に襲いかかる。

かつての地球では、氷河期が終わったあと、劇的な変化が起こった。凍っていた氷雪が溶け始めたあと、海水面が上がり、陸地が水没し、海が増えた。
日本列島では、6000年前の縄文時代、今より気温が2度高く、海面も今より3~5メートル上昇しており、陸地の奥深くまで海水が入り込んでいたという。
これが縄文海進(じょうもんかいしん)というそうです。これからの時代のキーワードになるかもしれないので、よろしかったら覚えていてくださいませ。



画像:日経新聞



以下、千葉「地理・地名・地図」の謎(高林直樹・監修)より


32p~
 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第五次報告書(2013~2014)では、「このまま温暖化が進むと、今世紀末には最大82センチも海面が上昇する可能性が高い」と警告したのである。
 今後、海面がどのようなペースで上昇していくかを、予測するのは極めて難しいといわれるが、海面上昇によって、日本列島がどのように沈んでいくかのシュミレーションは可能である。その結果は「縄文海進(じょうもんかいしん)」の時代に逆戻りするのだという。
 じつは今から6000年前の縄文時代前期には、地球の平均気温がいまより約2度高かった。海面も3~5メートル上昇していて陸地の奥深くまで海水が入り込んでいたのである。これを「縄文海進」という。関東平野では利根川水系は群馬県東端付近まで、鬼怒川水系は水海道付近あたりまで海であったと考えられている。
 この時代の地図を見れば一目瞭然。千葉県は海進によって、ほとんど島になっている。しかもこの地図に近い地形が出現するのは約100年後のことと想定されているから、そう遠いことではないのである。



東日本大震災の津波の時も思ったのだけれど、人間目線でどんなに巨大な防波堤を作っても、自然の営みは大きすぎて、かなうものじゃなかったということ。
総工費1215億円、31年の歳月をかけて作り、ギネスに登録されたくらいのスーパー防波堤「釜石港湾口防波堤」も、あの津波を避けることは出来なかったのだ。
 →此処 ( ここ ) より下に家を建てるな―― 先人の教え、忘れるべからず

今回、鬼怒川の決壊で被害にあわれた皆様には、お気の毒で、お見舞い申しあげるしかないのだけれど、上記の本の中で、「鬼怒川水系は水海道付近まで海であった」という言葉にはっとさせられました。「水海道」!という地名も象徴的ですが…

江戸時代に埋め立てや治水が進み、関東平野は、気候もよく住むにも農業にも良い場所だったと思います。

が、今後の急激な気象の変化で、わずか100年先には、縄文時代のような地形に戻ってしまうとしたら・・・?
もし地球規模の巨大な変動が、今後もさらに規模を増して続くなら、人がシャベルで蟻の巣を簡単に壊してしまうように、いくら巨大な堤防を作っても想定外の大自然のパワーの前では、たやすく壊れてしまうことはないでしょうか。
昨日までだいじょうぶだったから、明日も同じことが続くだろう、ということは、もうあてにならない時代になっているようにも感じます。
いくらお金や時間をかけ自然を克服したと思っても、長く続いた地球の安定期は終わりを告げようとしているのかもしれません。

個人でできることとして、危険な場所を避けることのほうが、コストのかからぬ有効な自衛手段ではないかと思います。行政も、よりしっかりした治水対策が必要ですが、その一つとして、こういう視点を入れて、今後は川付近を宅地にすべきかどうかの検討など今一度お願いしたいです。
もし、これから住む場所を選ぶなら、家の間取りや利便性だけでなく、昔の地形のわかる地図や古くからの地名なども参考にして、先人が残してくれたメッセージを読み取ることもとても大事だなと思いました。

今日は口永良部島、桜島に続き、阿蘇山が噴火しました。こんなときに川内原発の再稼働、このところの霧島火山帯の連動するような活動に何も疑問を持たないなら、行政の危機管理が心配です。
政府は執拗に憲法違反を犯してまで安保法案にこだわっていますが、そんなことにエネルギーを費やすより、今ここにある国内の危機についてしっかり見て欲しいです。
あと、日本列島のどこにも、原発を建てていい場所があるわけがないのは、もちろんのことです。


 おまけ
わかり易いサイトがありました。縄文海進シュミレーション・・・
 http://www.amy.hi-ho.ne.jp/mizuy/arc/kantoplain/


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 地名は安易に変えちゃならんのよ
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