昨日――8月24日――は、なぁ～んと！
オットーと私の、結婚30周年記念日でした。
そして驚いたことに、オットーが記念日を覚えていて、カードとプレゼントまで、用意してくれていました！ 
左が私からのカード、右がオットーからのです。
私たちはテンションの低い夫婦なので、普段はお互いの誕生日にすら、何もしないんです、恥ずかしながら。
さすがに銀婚式のときは、私だけカードを買いましたが、オットーはノー・リアクションでした。
でも私は、それで全然オッケーです。
これだけ長い間、結婚生活が続いていること自体がもう、十分なお祝いと思うので。 
オットーが私にくれたカードはこれ 
なんとパーソナライズされた、二人の名前入りのカードで、さらにビックリ！ 
しかも、手書きのメッセージの・・・
MARRYING YOU IS STILL THE BEST DECISION I EVER MADE！
にはワタクシ、完全にKOされました。
じつは、時折、考えることがあったんです。オットーは私と結婚したこと、後悔してないのかな？と。
私は努力嫌いだし、自分の考えややり方を貫きたがるし、性格もオットーよりずっと悪くて腹黒いし、
英語はいつになっても上達しないし（そして上達しないままこの世を去りそう
）・・・・・
でもオットーには、直接は訊けなかったんですよ。オットーは嘘がつけない人なので、
そのオットーの口から出てくる答えが、もし「後悔している」だったらと思うと、怖くて・・・・・
だからこのメッセージを見て、うるっときてしまいました。
よかった・・・・・ 
私からのオットーへのカードは、ウォットン・アンダー・エッジで街あるきをしていてギフト・ショップに入ったときに、
買いました。カード売り場を眺めていて、（そういえば来週は私たちの結婚記念日だなぁ）と思い出したんです。
結婚1周年は紙婚式、25周年は銀婚式、50周年は金婚式、それくらいしか知りませんでしたが、
30周年は真珠婚式だったんですね（結婚記念日）。30周年という節目の年だし、まぁカードくらい買うか。
という、軽い気持ちでした。しかも、オットーが記念日を忘れていること前提で書いたので、
自分たちに宛てて書いちゃいました。 
ご丁寧にも、「30年間の愛（と忍耐）を祝って」 という、非常に現実的なメッセージつきで。
なのにオットーは、記念日を覚えていてくれただけでなく、私のよりずっと素敵な名前入りのカードと、
プレゼントまで用意してくれて！ これって普通、男と女の立場が逆じゃないかな？
・・・・・何となく、後ろめたい気分に包まれる私でございました。
オットーからのプレゼントは、フルーツ風味のチョコレートです。どれも美味しそう・・・ 
仲良く半分こして、いっただっきま～す！ 
本当に本当に、期待していなかったんですよ。
だからオットーがかけてきたこのフェイントには、完全にやられました。
やはり覚えていてもらえたことって、嬉しいですね。
30年一緒に暮らしてきても、まだこんな嬉しいサプライズをくれるなんて、オットー、やるではないの。
私もそのうちなにか、素敵なサプライズをお返しできたらいいなぁ
