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ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

クリスマスのお菓子 - イギリス編

2010-12-29 17:08:22 | たべもの・のみもの
左からクリスマス・プディング、クリスマスケーキ、ミンス・パイです。(写真はネットからの借りものです、自前でなくてすみません。)



クリスマス・プディングは、・・・とぉーーーっても甘くて重いです。この甘党の私が、イギリスに来た当初は食べ切れませんでした。口が曲がりそうなほどに甘いんだもの!  しかしながら、19年後の今は・・・大好物です!  (自分がこわい・・・)

パン粉、小麦粉、スエット(牛脂)、卵、砂糖、洋酒に漬けておいたドライフルーツ、ナッツ類、スパイス、ラム酒などの材料を混ぜ合わせ、型に移して長時間(4~5時間?)蒸します。早めに作っておいて蒸してから長期間(数週間から数ヶ月)熟成させたほうがおいしい、という俗信があるそうです。

クリスマスの日、ディナーのあとに再度蒸して温めたプディングを皿の上にひっくり返して出し、熱くしたブランデーをかけて火をつけるとプディング全体がほんわりした青い炎に包まれてきれいです。炎が消えたら取り分けて、ブランディーバターを添えていただくのが正式だそうですが、好みでホイップクリームやカスタードクリームで食べる人も。オットーの家では伝統的にホイップクリームで、私もこれが一番好き。(あ、ホイップクリームにはもちろん砂糖は加えないですよ。)カロリー高いだろうなぁ・・・

クリスマスケーキは、日本風のデコレーションケーキとは大分違っています。基本的な材料はクリスマス・プディングとだいたい同じで、違いはパン粉とスエット(牛脂)を使わないことくらいかな? 焼き上がって冷めたら表面に竹串でたくさん穴を開け、何回かに分けて洋酒を浸み込ませます。それが済んだらアプリコット・ジャムを糊代わりに使って、まず大きく平らに伸ばした黄色いマジパンで上面(と側面)を包みます。さらに全体を、やはり大きく平らに伸ばしたアイシングで包み、上面に好きな飾りを施してでき上がり。

ミンス・パイは、ミンスミートを詰めた小さなパイのことです。ミンスミートというのは小さく刻んだリンゴ、ドライフルーツ、ブランデー、砂糖、スエット(牛脂)、ナッツ類、スパイス、オレンジやレモンの皮のすりおろしと果汁などを合わせて煮込み、数日間寝かせたものです。ミンスミートはもちろん市販もされていて、瓶詰めのを買うことができます。料理番組などで何度も「市販のミンスミートは自家製のものには絶対にかなわない」と聞いたので一度手作りしてみましたが、それほど変わると思えなかったので、それ以降はずっと市販のを使っています。

『クリスマスの12日間』といい、イギリスではクリスマスは12日間続くもので、その間毎日一個のミンス・パイを食べると翌年も健康でいられる、という言い伝えがあるようです。クリスマス・ツリーも12日間は出しておき、13日目の1月6日に片付けるのが伝統です。


左の写真は私が作ったクリスマスケーキ。ウチはアイシングよりチョコレートがけが好きなので、今年もそうしました。右の写真は、私が買い集めた今年のクリスマスのお菓子。左からレープクーヘン(ドイツのクリスマスのお菓子)、クリスマス・プディング、グリューワイン(ドイツのクリスマスの飲み物)、クリスマス・プディングです。大好きなクリスマス・プディングは2個買いましたが、ぽろぽろ乾いた感じのミンス・パイはそれほど好きではないので結局市販のミンス・パイもミンスミートも買いませんでした。

おわかりいただけたでしょうか? これら三つのお菓子、味はとても似通っているんです。ちょっと芸がないですよね?  次回はドイツのクリスマスのお菓子を紹介したいと思います。

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