年金暮らしの自由人

サブタイトル:自然とお酒と音楽と
私の趣味や出来事を書き込んで行こうと思っています。

私がお奨めするロックの名盤( 第4弾 )

2011年02月08日 09時19分05秒 | ロック

ロックの分野で私がお薦めする第4弾として、Deep Purple (ディープ・ハープル) のLive In Japan '72 を紹介します。

5551タイトル/アーティスト名 /アルバムデータ /ミニレビュー の順です。

Live In Japan '72  / ディープ・ハープル  / 1. Highway Star  2. Child In Time  3. Smoke On The Water  4. Mule (Drum Solo)    5. Strange Kind Of Woman  6. Lazy    7. Space Truckin    /  Ian Gillan(Vocals), Ritchie Blackmore(Guitar), Jon Lord (organ),  Roger Glover (Bass) , Ian Paice(Drums)
 
ロック史上に残るライヴ・アルバムの傑作として名高いアルバムです。後に多くのバンドが同じような日本でのライヴ・アルバムを発売する事になりますが、その先駆けとしても注目をあつめたアルバムです。 このライブが行われたことで、日本武道館も「音楽的聖地」の一つとして海外にまでその名を知らしめたと言われています。
この時期のディープ・パープルは第2期、いわゆる「黄金期」と言われるメンバーを擁し、バンドは十分な一体感を持っていたようです。それがこのライブ・アルバムの高い完成度につながったようで、メンバーの高いテンション、個々の見事なプレイが、絶妙なアンサンブルなどを生み出したと考えられています。

日本のレコード会社からの申し出により来日公演をレコーディングする事となったディープ・パープルだが、当初バンド側はライヴ・アルバムの制作には乗り気ではなく、その契約には以下のような特別な条項が盛り込まれていました。

1.日本のみでの発売に限る。演奏の状態が悪ければ発売しない。その権限はバンド側にある。
2.バンド側がテープを持ち帰りミックス・ダウンをする。
3.バンド側のスタッフが録音をする。
以上のような条件下で、日本製の録音機材を使ったレコーディングが開始されました。

日本盤のジャケットには日本武道館ステージ上部後方からアリーナ席全体を捉えるショットになっているが、実際は収録された7曲のうち4曲が大阪フェスティバルホール公演(延期後、大阪厚生年金会館に変更された。)の演奏を収録しています。後の1993年に発売された3日間の完全盤を聴くと、ライヴ・イン・ジャパンにはもっとも演奏状態の良いものが使われていることがわかります。

アメリカで本作はビルボード・チャートで最高6位まで上昇しプラチナディスクを獲得した。本国イギリスやヨーロッパ及び日本でも好評を博した。さらに、このアルバムから(私も所持していますが)シングルカットされた「スモーク・オン・ザ・ウォーター」も全米4位まで上昇しゴールドディスクを獲得、本作品の売り上げにも相乗効果をもたらしました。

40年近く前の音源にも関わらず、演奏や観客の歓声までを鮮明に聞き取ることができます。当初、バンドのメンバーは観客の歓声の録音は乗る気ではなかったが、後日持ち帰った録音テープを聴いたメンバーは、その出来の良さに驚愕したと伝えられています、また、輸入版としても各国に出回り、次期のスタジオ録音盤の発売が控えているにも関わらずレコード会社を説得して世界発売に、こぎつけたと言われています。なお、日本国外では Made in Japan に改題され、ジャケットも変更されて現在も発売されています。

LP初回プレス盤はオリジナルアルバムでもあったので、待ち望んで買いましたが、当時は少ないお小遣いで購入したことを、このアルバムを聴くと思い出されます。

絶頂期といってもいい第2期パープルが1972年8月、日本襲来!日本中のファンを狂喜させた初来日ステージでの演奏の模様を収録した名作ライヴ盤です。