箱庭を作る時
大きなマンモスが気になりました。
ほかには、トランクを持ったシスターの人形。
これは、サウンド・オブ・ミュージックのマリアだと思いました。
フォルクスワーゲンのバスが気になりました。
ロッキングチェアーと
二つの椅子とテーブル。
キラキラガラスのかけら。
いちばんに気になった
マンモスは、置くことができませんでした。
箱庭の限られたスペースには、
どうしてもバランスが取れませんもの。
諦めて、虎とブルドッグで代用しました。
まっかなルビーのようなガラスのかけらも
置きたかったのだけれど。
どうにもそればかりが目立ってしまって。
これもあきらめました。
できあがった箱庭。
ほんとはちょっと物足りなかったのです。
やっぱりバランスを考えている私。
そんな気持ちをお話したら。
先生が、
「マンモスを箱庭の外へ置くこともできたね」
とおっしゃったあとで。
「ほんとうは、マンモスを飼いならすことが大切かもね」と
付け加えてくださいました。
すごくうれしかった!
寄り添っていただけた気がいたしました。
