心の扉 神戸カウンセリング花時計

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2度目のプロポーズ

2023年09月30日 | 雑感・愚見

 

2021年 アメリカのコネチカット州で

56歳の男性が数年前に認知症にかかり

自分の傍で寄り添って支えてくれている女性が

自分の妻であることを忘れてしまった。

 

2021年、男性は、妻にプロポーズ。

二人は2度目の結婚式を挙げました。

 

 

コネチカット州に住む56歳のピーターさんは、

数年前に若年性アルツハイマーと診断され

12年間連れ添った妻のリサさんのことを

自分の妻だと認識出来なくなりました。

 

ある日、二人で一緒に見ていたテレビで

誰かの結婚式の様子が映し出されていたのを見て

感動の涙を流したリサさんを見て

ピーターさんは、「僕達も是非やろう。」

と言い出しました。

 

リサさんが「やるって何を?」と聞き返したら、

ピーターさんは、テレビに映った結婚式の様子を指さして

「結婚式だよ。」と言ったそうです。

 

リサさんは、「私と結婚したいの?」と聞き返すと

ピーターさんは、大きな笑みを浮かべて

「うん。」と答えました。

 

リサさんが、この話を子供達にしたところ、

「大賛成。結婚式をするべきだ!」と背中を押され

2回目の結婚式を挙げることを決めました。

 

二度目の結婚式の日、

ピーターさんはリサさんの耳元で

「僕と一緒にいてくれてありがとう」って

囁いてくれたのだそうです。

 

リサさんは、

あの日は完璧で最高な一日だったと言います。

愛する人と2回も結婚できたことを

ロマンチックで魔法のような一日だと

感激したとのことです。

 

 

愛する夫に、自分が妻であることを忘れられるって

かなり悲しく寂しいことでしょうし、

夫であるけれども自分が妻であることを忘れた男性に

寄り添い支えることも、

なかなか出来ないことだと思うのです。

 

心からその相手を愛しているからこそ

なんでしょうね。

 

 

手続きによって得た夫とか妻とかの呼び名を

ピーターさんは、忘れてしまっても

愛する人への気持ちは、消え去っていなかったのか、

 

リサさんへの気持ちすらも

忘れてしまっていたとしても

忘れ去る以上にリサさんを愛する気持ちが、

生まれ続けたとしても何ら不思議でもありません。

 

「生まれ変わってもまた一緒になろう。」

このようなことが実際に可能なのかどうかは

知ることは出来ませんが、

ピーターさんとリサさんは、

それと同じようなことを

体現しているのではないかと思うのです。

しかし、良い話だなあ。

 

 

 

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