アメリカのテネシー州の男性が、
彼女にフラれたショックで愛車のマスタングと
結婚をしようとして結婚届を提出しました。
しかし、その届けは拒否されてしまい
愛車ムスタングとの結婚は、叶いませんでした。
以前にイギリスで、
アンティークのシャンデリアとの結婚を
真剣に考えていると言う
３５歳のアマンダ・リバティーさんがいました。
イギリスのアマンダさんのように
生物ではない物に性的感情、恋愛感情を持つ人のことを
対物性愛者だと言うのだそうですが、
アメリカのテネシー州の男性の場合は、
ただヤケクソになっただけのような気がするんですよね。
ちなみにですが、人間が他の種類の動物に対して
性的魅力を感じることを動物性愛者と言うようです。
テネシー州の男性がフラれたことで
ヤケクソになっての衝動的、感情的行動が
それが元彼女に向かうことなく、
誰に迷惑をかけるでもない愛車への行動なので
踏み越えてはならないラインを踏み越えないだけの
自己制御が効いている人なんでしょう。
テネシー州の男性の行動を
愚かと感じるのか、馬鹿者と感じるのか、
子供じみた行動と感じるのか、可愛いと感じるのか、
人それぞれなんでしょうけど
欧米の人達って悪く言うと自己制御が緩いと言えるし、
良く言うと感情表現が豊かな人が多いように思えます。
日本文化と欧米文化の違いと言ってしまえば
それまでなんでしょうけど、
欧米人は、
感情は自己表現の重要な手段であって
自分が何を考え、感じているのかを
相手に知らせるために必要と考えていて、
公よりも個が大切と考えられているようで、
日本人は、
思考や感情をやたらと表現しない方が良いとされていて
感情を表に出すのは、大人気ないと思われますし、
品性が無いとも考えられてきたように思われます。
日本人のそのような一面は、
地域社会や居住地域を同じくする者達が
地域全体の利益を最大にするために
個よりも公の調和（全体の和）を重要視することを
長くやってきたためだと思われます。
個を尊重することで
公（全体）も良くなると考えるか、
公（全体）の調和を大事にすることで
個にも恩恵がもたらされると考えるかの
違いですよね。
一昔前は、複数の知識人らがメディア等で
欧米人から日本人は感情表現に乏しく
何を考えているか分からないことから
不気味で閉鎖的だと思われ嫌われているので
もっと個人の感情を表現するべきだと発言していました。
確かにそういう面もあるのだと思いますが、
最近では大災害に見舞われても平常心を保ち、
略奪も起きない日本人の様子が称賛され、
東洋的と言うか日本的な精神を得ようとしてなのか、
禅に興味を持つ欧米人も増えて来ているようです。
他には、大人が電車の中で小説や専門書ではなく
漫画を読んでいる人が多くいることを見て
欧米の人達が馬鹿にしているとも言っていましたが、
あれよあれよと日本の漫画、アニメが
世界で人気を博すようになると
いつの間にやら誇らしく語る様になりました。
さらに言うと欧米人は、生魚を食べる日本人は、
野蛮だと思っている等と活字にもなり、
日本人と日本文化を一番非難しているのが
一部の日本人？だった時期もありました。
もしかしたらマスメディアに巣繕う
どこかの国が悪意からの先導だったかも。
今や日本人の刺身や御寿司等の生食文化が
次第に世界で人気を博するようになり、
誰かが苦言を呈していた『和食』は、
ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
多くの欧米の人達が日本人の精神に触れ、
興味を持った欧米の人達が
日本人の精神性を学び取ろうとする一方で
日本人に、好き放題に怒りを放ったり、
目立つためならと一昔前には聞かなかったような
迷惑行為を行う精神性の低いヤカラも
散見するようになりましたし、
犯罪も荒っぽい犯罪が増えているようにも感じます。
世界が日本人の精神性に注目をするようになったら
日本人の精神性が崩れ始めているような気もするのが
残念ではありますが、
今はネット社会の発展により世界の距離が近くなり、
欧米人の精神性と日本人の精神性が混ざり合い
丁度良いバランスに向かう過渡期なのだと信じたいところです。
