心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

頑張れ!は、

2011年08月17日 | コミュニケーション




セラピーの常識の一つとして、

「頑張って。」

この言葉は、鬱状態の人に言ってはならないと言われています。

それは、さらに追い詰めてしまうから。



この考えが、セラピーの枠から飛び出して

一般的にも「頑張って」は

あまり良い言葉で無いとする風潮が広がりつつ有るように思います。



でも、

一歩踏み出せない時に、

続けることが簡単で無くなった時に、

気持ちが切れかかった時に、

「頑張って!」「もう一息だ!」「諦めるな!」

あの時の、君の言葉が有ったおかげで

一派踏み出せた、続けることが出来た。

気持ちを切らさずに入れた。



君のあの時のあの言葉が有ったおかげで、

今の自分があると感謝している人もいます。

そして、その逆も、

「目を覚ませ!」「ここは諦めろ!」「もう充分頑張ったじゃないか!」

あの時、君がハッキリと言ってくれたおかげで

今日の自分が有ると感謝している人もいます。



人によって褒めて伸びる人と叱って伸びる人がいる

と言う考えもですが、



同じ人であっても、

ある時には、褒めることがばっちりはまり、

ある時には、叱ることが必要であったりと、

その時、その時によって違ってきます。



人の心ってそんだけ複雑で簡単ではないんですよね。

本当に難しい。すごく難しい。



だから、一つの考え方が正しいと信じ込んで、

それを誰かに向けた時に、

それが逆であったとしたら、

そして、それを向けられた人が、

他人の気持ちを凄く大切にする人だったとしたら、

他人が自分を思う強い気持ちが伝われば伝わるほど、

その言葉、気持ちが、

その人の心の自由を奪ってしまうことにもなりかねません。



つまり、その考え方や知識を知っていることは大切かもしれませんが、

それよりも何よりも、

その時の、その人の心を感じ取ることが大切なはずです。

でも、何度も言うように本当にそれが難しい。



だから、「頑張れ!」と声をかけてあげるにしても、

本当にその人のことを思っての声掛けならば、

同時に、その逆の可能性も考慮しながら声をかけてあげることが

大切なように思います。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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