KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

怖いこと

2021年10月16日 | 料理
天気 曇一時雨

冬が着々? 朝はかなり冷えた。寒くなると解れば寒がりなので、それなりに装備するからかえって気楽だ。暑いのにエアコンが冷えすぎていたり、私には冷房不要の涼しい日なのに食堂のエアコンだけ効いていて足元が冷えたり・・
というのが、一番困る。
写真は、公園のニシキギの紅葉。公園で一番はやく紅葉する。もう、色づいている頃だろう、と思うけれど、行く機会がなかなか作れない。銀杏も、そろそろ色付いているかも。


ちょっと怖いことがまた、身近なところで起こった。
同じ階で、今は食事のテーブルを共にしていて、割合に話をする元教師のSさんが、とうとう本格的な認知症になってしまった。以前から少し妄想などあったが、日常的にさして問題もなく、耳もあまり遠くないので話が出来ていた。それが・・今日は「昨日は一日何も食べなかった、食堂へ来るのに誰も声を掛けてくれないから」と言い出した。まさか・・半ば冗談かと思った。

夕食の前にテーブルの他の3人で「今日のおやつ、美味しかったわね、少し量が多かったけど」という話になった。私が黙っている彼女に話を振って
「Sさん、全部食べました?」と訊いたら答えずに首をかしげている。聞こえないのかと思い少し大きな声にして「黒糖のゼリー、食べたでしょ?」と。
「皆さんの話を聞いてたけど覚えてないのよ。食べてないかもしれない」「・・・・」
こりゃ駄目だ。本当に壊れてしまった。
小学校教師を定年まで勤めあげたのが自慢の方、そのプライドが強くて、自分が認知症になった、ということをどう思うのだろう・・と考えてしまう。見ていない、知らない、と言う言葉に「そんなことないわよ、一緒に見てるでしょ」と応じるのは厳禁だ。
自分のことで精いっぱいなのに、毎日三食を共にする彼女に疲れるのか・・と思うと、もう疲れた。

20日間の隔離の後遺症は大きい。他にも、何人もが歩行器から車椅子になってしまった。認知症が進んだ人も、他に居るかもしれないが・・もう、感染隔離はゴメンです。

わが窓へ突き当りたる秋あかね  KUMI
コメント (4)
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