KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

一気に初冬

2021年10月20日 | 俳句
天気 晴

一晩で、富士山が冬の色になった。こんな写真しか撮れないのが悔しいけれど一応、カメラで撮ってトリミング。今頃の雪は根雪にならないのでだんだん剥げてくる。朝、7時前のもの。
木枯し?冷たい北風が吹いていて、秋の空気を感じないままに初冬=11月半ば過ぎの陽気になっていくようで。今はまだ、10月中旬なのに。

というおかしな天気の中、一昨日の夕方から、体調が変になった。胸がきゅっと痛む・・心不全、と言われているので心臓の無事なところ(半分はペースメーカーで動いている)がもうすぐお終い?と思って、夕方、辛うじてまだ帰宅前だった看護師さんに診てもらう。どうも、まだ大丈夫のようだった。しかし血圧は急上昇、頭痛持ちではないのに頭痛がするし、目まいがひどくなるし・・脳梗塞?胸がムカついて食事も辛くなった。

結局は、いつもの症状以外は、肺の治療で使った薬の副作用、と解ったのだが。飲み薬なので、投薬が終ったら翌日くらいまでしか副作用はないかも、と侮っていた。60代前半、さんざん抗がん剤の点滴の世話にはなったてその副作用の怖さは体験済。なので飲み薬だからと侮っていたのだ。飲み終えても薬が体内で働いているらしい。
昨日一日食事は半分も食べられず頭痛に悩まされたが、夕方、ロキソニンを処方して貰ってから楽になった。この先はどうなるのだろう?来週の通院で決まること。

ひとまず、今日は食欲も普通になりつつあるので、昼食の「はらこ飯弁当」を美味しくいただけた。これは「ご馳走」のたぐいで、月に一度くらいしかない。昨日だったら、半分も食べられなかったかもしれない。



はらこ飯は宮城・岩手の海沿いあたりの郷土料理のようだ。夫の母方の身内が福島・宮城あたりに住んでいるので、20年くらい前の今頃、宮城の従兄弟の家でご馳走になったことがある。
鮭の炊き込みご飯にイクラ(はらこ・はららご)を散らしたもの。今日は、お吸い物がエノキとシメジだった。松茸だったらご馳走になるのに・・などと冗談を言い合って。でも、匂い松茸味占地・・と言う。美味しくいただいた。食事を残さず食べたのは2日ぶりだった。

食べながら思い出した。東日本大震災のときも少し被害のあった立派な従兄弟の家、ちょうど2年前の台風で町じゅうが水浸しになっている映像をTVで見て、びっくりした。夫は亡くなる半月ほど前で、意識も混濁していて「阿武隈が氾濫して、K さんの家、水びたしよ」とテレビを差して言っても、うん、うん、というだけで理解はしていなかったようだ。もっとも、解ったら「電話かメールして確かめてくれ」となったろうから、解らなくて幸いだったかもしれない。
結局、調べたら従兄弟の家はどうやら水没は免れた地域らしかったので連絡はしなかった。夫の葬儀後に連絡したら被害は何事もなく「連絡くれれば見舞いは無理だったかもしんねけど、葬儀に行けたのに・・」と責められたが。従兄弟はもう一人福島にも居て、でも夫からは、親戚には葬儀後に連絡にしてくれ、ときつく言われていたのだ。

そんなことを思い出してしまった。

はらこ飯食めばみちのく懐かしく  KUMI
コメント (4)
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