日曜日、山梨県、実相寺の神代桜を見に行ってきました。
主人と二人、久しぶりのドライブとなりました。
実は、1年前、NHKの「SONGS」という番組で
竹内まりあの特集の日があり、その映像の中に見事な
実相寺の桜がありました。
ちょうど、娘が結婚したばかりで、その歌の中には
結婚した娘におくる母の歌「嬉しくてさみしい日」や
人生の歌を歌った「人生の扉」などが収録されていて、
その歌と桜が私達の中では、シンクロしていました。
なので、是非、「来年は見に行こう!」ということになり
満開だった日曜日、その桜を見に行くことになりました。
竹内まりあのCDを聞き、景色を見ながら、
この30年位のことを色々思い出してしまいました。
まだ若かった頃、二人でドライブした日、
そしていつも、後部座席には3人の子供達がいて、
ワイワイ賑やかにドライブした日々、
そして、また二人になってしまった今のドライブ。
どの時期もとても楽しいかったけど、
ひとつの節目が終わった嬉しさと寂しさ・・・。
まさに「デニム」。
実相寺は四方を山に囲まれた山里の中にあります。
まさに、「春の小川」にでてくる景色そのもので
とっても、ほっとできる暖かい空気につつまれていました。
何だか、そこだけ別空間。
幸せの空間。
見事な黄色の水仙の向こうにはピンクの桜、さくら。
そして、境内の中に樹齢2000年の神代桜がありました。
支えに支えられて、2000年もの月日を生き続け
毎年、花を咲かせ続けている力強さ。
幹の太さもさることながら、枝の絡まり方が圧巻でした。
花より幹が主役の桜でした。
映像とは、また違い、
「百聞は一見にしかず」。
お寺のまわりでは、地元の人による特産物もたくさん売られていました。
地元の小学生の兄妹が三味線を披露したりもしていました。
桜や春の花々を愛でながら、自然の恵みを食す。
何だか、今の時代、それがとても贅沢な時間だったりしますが、
それが本来あるべき生活ですよね。
そして、その後は「桃源郷」勝沼へ。
高速から見下ろす、町はまさに桃色。
ぶどう棚の合間に桃色がぎっしりです。
走る車の中から撮影したので、ちょっとぶれていますが・・・。
桜とは、違って、町全体がピンクのじゅうたんて感じで、
まさに、「桃源郷」
春の山梨、最高です。
塩山の駅前に偶然見つけた「甘草屋敷」
そのお屋敷の中には、春を告げる催しとして、
たくさんのおひな様が飾られています。
右の写真の御殿雛は昭和8年ごろ。
母の世代のおひな様。御殿にはいっていて、とっても素敵でした。
そして、そこで知った「慈雲寺」のイトザクラ。
車で10分ということだったので、行って見ることに・・・。
樹齢300年のしだれ桜。
実相寺の桜が「幹の桜」なら、こちらは、「花の桜」かな。
見事!
すっかり、景色、食、共に春を堪能できた1日でした。
実相寺は中央高速須玉ICから車で10分。
慈雲寺は、勝沼IC下車。塩山から車で10分。
*
ETC車、高速土日1000円を開始したばかりだし、お花見シーズンだし、
渋滞覚悟で行ったのですが、全く渋滞なしでした。
ETC車ばかりで、搭載してない車はほとんどいなかったので、
つけてからと思っている人が多いためなのか、月曜日から学校が
始まるからなのか・・・。どちらにせよ、ラッキーでした。
でも、やっぱり、お得感ありますね~、1000円は・・・。
by ふ~みん