はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

『お帰りなさい』は無いでしょう

2006年12月04日 | 政治

 造反組の自民党への復党が正式に決定しました。
管理人としてはこれまでの記事で復党に関して反対の立場を取ってきましたが、自民党総裁が下した決断の結果は今後の政局や選挙に現れてくると思っています。
まさか復党組11名を前に「『お帰りなさい』と言いたい」と発言するとは「やはり安倍晋三はお人好し」ということを再確認した「復党問題」でした。
 復党の正式な発表を前に安倍首相が語ったコメントは以下の通り。
「最終的には、総裁として私が責任を持って判断した。批判は甘んじて受けたいが、新しい仲間を受け入れて政策を推進することで、国民の理解を得たい」
 もちろん国民からの批判は安倍首相が背負うわけです。これは内閣支持率といった世論調査などで突きつけられる刃もあるでしょう。
もちろんマスコミや野党もこぞって批判の急先鋒になってきます。
 では国民はどういった行動で批判を表すかと言えば選挙における投票行動です。多くの批判は沈黙という選択、つまりは投票に行かないという行動に出るでしょう。
これを逆手に取る様に、自民党側は無党派層が“寝る”のを想定してこれまでの業界・団体に頼って参院選を乗り切ろうとしています。
 安倍首相!気をつけないと「古い自民党」に戻ってしまいます。
森喜朗元首相が「無党派層は寝ていてもらった方がいい」と発言して批判を浴びたのをお忘れになってはいけません。

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新しい自民党とは

2006年12月04日 | 政治
 週末は私事に時間を使いましたので、久しぶりに記事の更新です。12月もよろしくお願いします。
 郵政造反組の復党問題への批判が高まるなかで、安倍首相が使う以下のフレーズ。
「私が総裁である限り、自民党が古い自民党に戻るということは決してないとはっきり申し上げておきたい」
 では新しい自民党のイメージとは何かと言えば、イコール「小泉純一郎」。要は「小泉改革」、「小泉劇場」に代表されるように、主人公がやりたいことを明言しそれを行動に移すということです。
 「古い自民党」という言葉を使う安倍首相が、もっとも意識しているのが前首相のこうしたイメージ。
しかし、残念ながら安倍首相に小泉像をダブらせることは到底無理なことです。また国民側もそれを百も承知しています。
 安倍バージョンの「新しい自民党」を創り上げるにはどうしたらいいのでしょうか。
現在の安倍内閣は圧倒的な支援をもらった議員への配慮なのか、国会運営や党内の運営では「老獪さ」ばかりが目についています。
これはこれで大切な手法なのですが、それだけでは「古い」イメージが広がってしまいます。「復党問題」の対処が良い例です。
 議員ではなく相当数の党員が総裁選で支持した理由に挙げた「若さ」はいったいどうしてしまったのか。
もちろん、官邸ではいろいろな対策を練っているようで、有名なロックスターとのツーショットなども公開したりしていますが、今イチ安倍首相に覇気がないように見えてしまうのは私だけでしょうか。
 実年齢から思われる「若さ」ではなくて、内面にある「若さ」を安倍首相に発揮してもらいたいと思います。


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